その日が来る前に、
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#501 [愛華]
「お互い様だよ……」
「…ん?梓なんか言った?」
「なーんも!!それよりさ
はやく仲直りしなよ?
こんなケンカみたいなことして
クリスマスばらばらなんて
あたし許さないからね!!」
「ありがと!」
あたしと梓は色々見たけど
結局きまらないままだった。
:10/08/25 22:13
:840SH
:75bqmNoo
#502 [愛華]
「あんだけ見て結局なんも
買わなかったってどゆことー?」
梓がココアを飲みながら
文句を言う。
いつのまにか外はまっくらに
なっていた。
うう………申し訳ない(泣)
ふと横を見ると、
『クリスマスプレゼントに!
今、売れてます!!』
の文字と一緒にアクセの写真が
貼ってあった。
:10/08/25 22:22
:840SH
:75bqmNoo
#503 [愛華]
「………那佑?なしたの?」
「あ、ここちょっと見てい?」
「それは構わないけど…」
あたしが気になったのは
人気のアクセじゃなくって
それと一緒に写っていた
ブレスレットだった。
店に入って、手にとって見る。
ゴツゴツしすぎてなくて
シンプル。
:10/08/25 22:30
:840SH
:75bqmNoo
#504 [愛華]
「…あ、それ人気のやつと
一緒に写ってたやつ?
タカっぽいね、なんか」
みんな人気のあるほうを
買っていくようで、その
ブレスレットはけっこう
あまっていた。
でも、あたしとしては
断然コッチ!!
「きめた!あたしコレにする!」
「そっか、よかったね!」
値段も手頃で隆則に似合いそう。
:10/08/25 22:39
:840SH
:75bqmNoo
#505 [愛華]
プレゼントを買うと、
隆則の声をききたくなった。
あれから声きいてないしな…
ききたいな。
梓と別れたあと公園で
一人でぼーっとしていた。
寒いのに家に帰る気はしない。
……電話かけてみよう。
:10/08/25 22:44
:840SH
:75bqmNoo
#506 [愛華]
きめたのはいいものの
ボタンを押すのにはかなり
勇気が必要だった。
でもこのままでいいわけない。
あたしは番号をおしていく。
プルルルル……
隆則に繋がる番号。
:10/08/25 22:50
:840SH
:75bqmNoo
#507 [愛華]
「……もしもし」
わ、でた。
あたし緊張してる。
どーしよう。声がでない。
「……なんかしゃべれっつの」
黙ったままでいると
しびれをきらしたように
隆則が言った。
「あ、ごめん……久しぶりだね
一週間ぶりくらいかな」
「んーそだな。あれから
会ってなかったしな……」
:10/08/25 22:56
:840SH
:75bqmNoo
#508 [愛華]
隆則の言葉にドキっとする。
あれから……
「…あのときはごめんね。
ごめん。ほんとうに……」
「いや、俺がごめん。
無理矢理あんなことして…
泣かせて。俺のせいだ」
「隆則はなんも悪くない。
それに………
いやなんかじゃなかったよ」
:10/08/25 22:59
:840SH
:75bqmNoo
#509 [愛華]
「そっか……」
「隆則?」
「………なに」
「…………泣いてるの?」
「泣くわけねーだろばか」
嘘ばっか。声、震えてんじゃん。
:10/08/25 23:02
:840SH
:75bqmNoo
#510 [愛華]
電話の向こうから、
隆則が鼻をすすっているのが
聞こえる。
隆則ってこんな泣き虫だったの?
金髪だったくせにー…
なんか、かわいぃな。
愛しい人が泣いてる。
抱きしめたい。いますぐ。
「隆則。今あたしがなに
考えてるかわかる?」
:10/08/26 02:58
:840SH
:0wYw1oSI
#511 [愛華]
「………なんとなく」
「あたし……隆則に会いたい。
会って話したい。いっぱい」
「………うん」
「あたし隆則がすきだよ」
「知ってるし………ばか」
なんだろう。
電話なのに
すぐそこに隆則がいるみたい。
言葉がつむがれて
心がつながっていく。
:10/08/26 17:06
:840SH
:0wYw1oSI
#512 [愛華]
いっぱい話そうね。
いっぱい信じたいから。
傷ついて傷つけて。
傷の治しかたを知らなかったから
遠回りしちゃったね。
守ってくれてありがとう。
だいすきだからね。
:10/08/26 17:09
:840SH
:0wYw1oSI
#513 [愛華]
「ただいま」
「那佑、おかえりなさい」
……なに?なんか様子がへん。
「なんかあったの?」
「この間の検査の結果……
病気が進行してるみたいでね。
薬がちょっと増えたの」
ドクン
:10/08/26 17:13
:840SH
:0wYw1oSI
#514 [愛華]
病気の進行。
そっか……そうだったね。
でもショックは少なくて。
どうしてかわからなくて。
ふと顔をあげると
お母さんが泣いてた。
「……なんで泣いてんの」
「……ごめんなさい…ごめ…」
なんだろ。
涙って……人の心を溶かすのかも
:10/08/26 17:18
:840SH
:0wYw1oSI
#515 [愛華]
憎くて憎くて仕方なかった。
傷つこうがなんだろーが
関係ないって。
それは変わったわけじゃないけど
でも。
私のために泣いてくれてる。
あぁ………そっか、同じだね。
傷ついて、また傷つけて。
同じだったんだね。
じゃあ間違っちゃダメだね。
:10/08/26 17:21
:840SH
:0wYw1oSI
#516 [愛華]
「………お母さん」
「……!!」
やっぱり許せない。
あの時のことを思い出すと
それだけで心臓が止まるみたいに
苦しくなって、悲しくなる。
だけど。
「あたしはまだ許せないよ。
お母さんも、お父さんも。
でも、戻ってきてくれたから。
あたしのために泣いてくれたから
だから……あたし頑張る」
:10/08/26 17:26
:840SH
:0wYw1oSI
#517 [愛華]
「……那佑……」
「時間はかかるかもしれない。
でもやっぱりお母さんだから」
あたしはお母さんの手をとって
ゆっくり自分の胸にあてる。
何年ぶりだろう、お母さんの手。
あたたかい。
「聞こえる?心臓の音」
「うん……聞こえる」
:10/08/26 17:29
:840SH
:0wYw1oSI
#518 [愛華]
「この心臓はね、あたしの大切な
人が動かしてくれてるの。
その人のおかげで、あたしは
生きたいって思えたの。
あたしは死なない。絶対に。
だから泣かないで」
「………那佑っ……」
お母さんは泣き崩れた。
あたしも泣いてた。
あーぁ……こんな人のために
泣くなんて…あるわけないって
思ってたのにな。
:10/08/26 17:34
:840SH
:0wYw1oSI
#519 [愛華]
いつか家族に戻れたら。
そんな風に思えたの。
自分の中に勝手に作った壁。
向こうには待ってくれてる人が
いるのに壊せなくて。
傷つけあうのは終わり。
壊すのに時間はかかるけど
ちょっとずつ。ちょっとずつ。
いつか笑顔で
「お母さんって」
呼べるように
:10/08/26 17:45
:840SH
:0wYw1oSI
#520 [愛華]
「じゃあクリスマスは
タカとすごせるんだ!!」
「うん!ありがとね、梓」
「なんもしてないよ〜
でもよかった。いっぱい話しな」
明日はいよいよクリスマスイブ。
はやく隆則に会いたい。
:10/08/26 17:51
:840SH
:0wYw1oSI
#521 [愛華]
その日の夜。
「え、那佑…明日いないの?」
「うん、でかけてくるから」
見るからに残念そうなお母さん。
はやめに言うべきだったなぁ…
そういえば、何年も家族と
クリスマスなんてやってない。
それが当たり前になっちゃって…
「お母さん、あたし彼氏いるの」
:10/08/26 23:08
:840SH
:0wYw1oSI
#522 [愛華]
「へぇー……ってえぇ!?」
予想通り。でもいずれかは
ばれるだろうし……
「ど、どんな人?かっこいい?」
ん?
「まぁ……かっこいいよ」
「お母さんも会いたいなぁ」
あ、あれ?
:10/08/26 23:11
:840SH
:0wYw1oSI
#523 [愛華]
「………反対しないの」
「ん?なんで?」
「だってあたし…病気…」
「関係ないでしょ。
那佑は普通の子なんだから。
好きな人と好きなように
つきあっていーんだよ」
なんだろ、これ。
今まで忘れてたこの温もり。
心地好いけどなんか恥ずかしい。
:10/08/26 23:14
:840SH
:0wYw1oSI
#524 [愛華]
「……わかったようなこと
言わないでよ。言ったよね?
まだ許したわけじゃないって」
「あ……ごめんね」
………言い過ぎたかも。
こんなの慣れてないから、
突っぱねるクセがあるみたい…
なんとなく気まずくなる。
やっぱり、一度こじれたものは
簡単には戻らない。
:10/08/26 23:18
:840SH
:0wYw1oSI
#525 [愛華]
「………明後日」
「ん?なに?」
「明後日なら大丈夫だから
クリスマスやろう。…三人で」
お母さんの顔がぱぁっと
明るくなる。
「お父さんもよろこぶね!!」
天使みたいだと思った。
一瞬だけ、
お母さんがお母さんでよかった
って 思った。
:10/08/26 23:22
:840SH
:0wYw1oSI
#526 [愛華]
明日はきっと素敵な日になる。
やっとあなたに会えるね。
机の上に置いたプレゼント。
……よろこんでくれるかな。
わたしは…プレゼントなんて
いらないな。
隆則にぎゅってしてほしい。
頭をなでてほしい。
それだけで十分。
明日はイヴ。
一年に一度の素敵な奇跡の日。
:10/08/26 23:27
:840SH
:0wYw1oSI
#527 [愛華]
「〜♪」
赤鼻のトナカイを口ずさみながら
お気に入りの服を着る。
プレゼントをバックに入れて
ちょっとだけメイクをする。
入院してばっかだったので
自分でいうのもアレだけど
肌は真っ白。死人かってくらい。
あ、ちょっと縁起でもないな。
例えをまちがえた…
ひとりでツッコミをいれて
鏡の前に立つ。
:10/08/27 23:32
:840SH
:rtpMYb7w
#528 [愛華]
「………よしっ」
ニヒッと自分に笑いかける。
今日一日、素敵に笑えるように。
リビングへ行くとお父さんがいた
「あ、那佑おはよう」
明日のことを聞いたらしく
気分ルンルン。うーん…複雑。
でも悪くない。こんな感じも。
「今日は夜遅くなるかも。
夜ごはんいらないから」
:10/08/27 23:37
:840SH
:rtpMYb7w
#529 [愛華]
「友達と食べてくるのか?」
お父さんの質問に
お母さんとあたしはギクッとする
お母さんを見ると首をふった。
どうやら「言わないほうがいい」
の意味らしい。
……でもなぁ。隠しとくのも…
なんていうか…ねぇ?
的な視線をお母さんに送る。
お母さんはクスッと笑って
ぽけーっとしている。
:10/08/27 23:43
:840SH
:rtpMYb7w
#530 [愛華]
…なにぽけーっとしてんだ。
とか思ったけど
お母さんはにやけながら
ぽけーっとどっかの世界にワープ
したまま。
どうやら、あたしと
アイコンタクトできたことが
嬉しくてたまらないらしい。
……小学生か!
でも悪くない。こんな感じも…
:10/08/27 23:49
:840SH
:rtpMYb7w
#531 [愛華]
ワープしたままのお母さんは
ほっといて……
「誰となんだ?友達か?」
お父さんは引き下がらない。
しつこいなぁ……
「しつこいってば!!」
スクランブルエッグを食べながら
あたしは怒鳴る。
:10/08/28 22:36
:840SH
:BijV78wY
#532 [愛華]
「そうよ、お父さん。
しつこいのはダメよ。ねっ?」
といいながらアイコンタクトを
送ってくるお母さん。
……こっちもね(笑)
「彼氏とすごすんだよ」
「「!!」」
二人の表情が固まる。
:10/08/28 22:44
:840SH
:BijV78wY
#533 [愛華]
「なっばっ……なにをっ」
お父さんは驚きすぎて
言葉になっていない。
「なんで言っちゃうのー!!
那佑との秘密……
アイコンタクトが……」
言わないほうがいいって……
それが理由ですか?母よ。
あたしは呆れながら黙々と
朝ごはんを食べる。
:10/08/29 01:38
:840SH
:nVEg4Z9s
#534 [愛華]
「ごちそーさま」
あたしは病気の薬をザラッと
流し込む。もう慣れたこと。
「じゃーいってくんねー」
「あ、うんいってらっしゃい!」
「待ちなさい、那佑!
誰なんだ彼氏って!?
どこで知り合ったんだ!?
待ちなさ…ま、待って下さい!」
:10/08/29 11:44
:840SH
:nVEg4Z9s
#535 [愛華]
プライドもなにもない父。
「いってきまーす」
「那佑ー!!」
お母さんに押さえ付けられた
お父さんが叫ぶ。
あたしはそれを無視して家を出た
…朝から疲れたな…
でも、なんていうか
愛されているのかもって
ちょっとだけ思えたな。
ほんとはもっと前から、そう
だったのかもしれないけれど
気づいていなかったんだ。
:10/08/29 11:50
:840SH
:nVEg4Z9s
#536 [愛華]
幼さが原因でいっぱい傷つけた。
でもしょうがなかった、
なんて言えない。
いい天気だなぁ。
あたしは足早と
隆則との待ち合わせ場所に
向かった。
:10/08/29 11:58
:840SH
:nVEg4Z9s
#537 [愛華]
−隆則side−
:10/08/29 18:39
:840SH
:nVEg4Z9s
#538 [愛華]
那佑から電話がきた時。
ほんとうにびっくりした。
声がききたくてたまらなくて。
でも聞いたら会いたくなる。
合わせる顔なんてないのにな…
頭の中でぐるぐると同じ考えが
サイクルしていて
やっとのことで電話を決心。
そんな時、電話がきた。
那佑。おまえは俺の考えが
読めるのかよ?
:10/08/29 18:43
:840SH
:nVEg4Z9s
#539 [愛華]
那佑の声をきいていると
不思議と涙がでた。
……ばかかっつの。
俺は自分が思ってるよりも
ずっとずっと……弱い。
ごめんな、那佑。
いっぱい話そう。
思ってること全部。
そしたらきっとまた強くなれる。
また笑顔になれるからさ。
:10/08/29 18:50
:840SH
:nVEg4Z9s
#540 [愛華]
クリスマスは那佑と
すごすことになった。
となると………
「頼むよ、誨!!」
「ぜってぇやだ!!」
「そんなこと言うなよ!
親友だろ!?」
「なんで、てめぇの彼女の
クリスマスプレゼントなんか
選ばなきゃなんねんだよ!」
:10/08/29 18:56
:840SH
:nVEg4Z9s
#541 [愛華]
「長谷に言っても、断られた
からさぁ……」
「長谷さんに頼んだのか!?」
「うん、断られたけど…
長谷に頼むのはダメだった?」
「あたりめぇだろ!!
あんなオッサンに那佑ちゃんの
プレゼント選ばせてみろ!!
あのオッサン、股引きとか
腹巻き持ってくっぞ!!」
長谷さんざんに言われてんな…
ちょっと同情。ちょっとな。
:10/08/30 00:18
:840SH
:xOCwaBhc
#542 [愛華]
なんとか誨に頼みこんで
夕飯をおごるという条件で
ついてきてもらうことになった。
「で……那佑ちゃんには
なにあげようとしてんの?」
「んー…どうすっかなぁ…」
「………きめてねぇのかよ…」
あてもなく、とりあえず
ブラブラと店をまわる。
誨は隣であくびをしながら
見てるだけ。
……ちょっとは意見しろよ!!
:10/08/30 00:23
:840SH
:xOCwaBhc
#543 [愛華]
なにもきまらないまま
空は赤くなっていった。
冬は日が暮れるのが早い。
「なぁ〜腹減ったよぉ〜」
誨が文句を言いはじめたので
とりあえずメシを食うか…
と思っていた時。
「あれ、タカじゃん」
「………梓!!」
「ん?隆則、その子だれだよ?
お前まさか……」
「んなわけねーだろ!
幼なじみだよ、ただの!!」
:10/08/31 17:45
:840SH
:GnwUTjmo
#544 [愛華]
隆則が、ただの を強調した時
梓が少し淋しそうな顔をしたのを
誨は見逃さなかった。
「はっじめまして!!
俺、隆則の親友の誨っす!」
「あ、タカの幼なじみの梓です。
えと……タカとルームシェア
してる方ですよね」
「そうだよ!てゆか幼なじみ
なのに、今まで会ったこと
なかったよな?」
:10/08/31 17:49
:840SH
:GnwUTjmo
#545 [愛華]
「はい。私、ちょっと前まで
アメリカに留学してたので…」
………留学。なるほどね…
「そーなんだぁ。
ま、よろしくね。梓ちゃん」
「あ、はい……」
「おい誨。梓に変なちょっかい
かけてんじゃねーぞ」
「話してただけじゃーん☆」
「てゆかタカ、こんなとこで
なにやってんのー?」
:10/08/31 17:53
:840SH
:GnwUTjmo
#546 [愛華]
「あ、あ〜ちょっとな……」
「………隆則、俺帰るわ。
もう遅いしさ、梓ちゃん送るよ。」
「……はぁ!?」
「か、誨さん。でも電車……」
「いーからいーから!!」
なんてやろうだ。第一、
俺との用事も済んでねぇのに。
しかも梓を送るだと?
そっちのほうが危険だボケ!!
「おま…なにいいだすんだ!?」
:10/08/31 17:59
:840SH
:GnwUTjmo
#547 [愛華]
「夕食おごるの無しでいーから。
お前もまだ用事すんでねぇだろ」
グサッ
「……梓に変なことすんなよ」
「おっけー☆」
「え、ちょ、タカ!?」
:10/08/31 18:03
:840SH
:GnwUTjmo
#548 [愛華]
確かに外は暗いし。
誰かに送ってもらったほうが
安全だ。
それに誨の夕食代も浮く。
正直、誨は役に立たなかったし。
そう隆則が思っていた一方。
一番意味がわからないのは
梓だった。
自分は買い物に来ただけなのに…
なぜこんな軽そうな男
(しかも5分前に知り合った)
に送ってもらわなければ
ならないのか。
:10/08/31 18:08
:840SH
:GnwUTjmo
#549 [愛華]
「タカのばかーっっ!!」
「梓〜気ぃつけてな〜」
梓をズルズル引きずりながら
歩いていく誨。
さて。誨はいなくなったし
どうしようか……
考えていると、
横にアクセサリーショップが
見えた。
:10/08/31 18:14
:840SH
:GnwUTjmo
#550 [愛華]
.
梓と誨は夜道を歩いていた。
「寒くなってきたねぇ梓ちゃん」
「………そーですね」
「息しろいよーホラ!」
「………そーですね」
さっきからずっとこんな調子だ。
:10/08/31 18:17
:840SH
:GnwUTjmo
#551 [愛華]
「…梓ちゃんさぁ、
彼氏とかいないわけー?」
「……いませんけど」
「ほんとー?かわいいのにー!」
……なんなんだ、この男は。
さっきからふざけた感じで
ヘラヘラ関係ないこと聞いてきて
タカもなんでこんな男と……
梓はイライラしながら、
誨の前をずんずんと歩いていた。
:10/08/31 18:23
:840SH
:GnwUTjmo
#552 [愛華]
「……じゃあさぁ……
好きなひととかはぁ?」
ピタ
誨の言葉で梓の足が止まる。
「……いませんよ」
「…ほんとかなぁーってねー」
誨がトテテテと無邪気そうに走り
前を歩いていた梓を追い越す。
:10/08/31 18:29
:840SH
:GnwUTjmo
#553 [愛華]
「俺さぁ、わかっちゃうんだー
そーゆーの。才能みたいな?」
「………」
梓は黙ったまま。
見透かされてるみたいで
気持ち悪かった。
「……いつから隆則のこと、
好きだったの?」
誨は優しく、心を撫でるように
聞いた。
:10/08/31 18:34
:840SH
:GnwUTjmo
#554 [愛華]
「……小さい頃からですよ。
それがなんですか?」
梓は、誨に嘘をつく気には
なれなかった。
だって嘘じゃないし。
ほんとうのことだし。
「ふーん…那佑ちゃんとのことは
知ってるの?」
梓はやっと理解できた。
:10/08/31 19:54
:840SH
:GnwUTjmo
#555 [愛華]
誨さんは釘を刺しに来たんだ。
親友は今、大事な恋人がいる。
あたしが隆則を好きなのを知って
手をだすな。余計なことするな。
と。
でも、あたしは……
「…知ってます。那佑は…
あたしの親友です」
「親友?じゃ、病気のことも?」
「もちろん、です」
:10/08/31 20:00
:840SH
:GnwUTjmo
#556 [愛華]
誨は驚いた顔をした。
てっきり、知らないとばかり。
知らなくて想いを寄せていると…
「……なのに、好きなの?」
「ダメなんですかね?」
「いや、ダメじゃないけど…」
面くらったかんじだ。
本当はもっと別のことを言う
つもりでいたのに……
「叶わないってわかってるのに、
好きでいるの?」
:10/08/31 20:04
:840SH
:GnwUTjmo
#557 [愛華]
梓はにっこり微笑んだ。
「あたしは、隆則が幸せなら、
那佑が幸せならそれでいい。
どちらか一個なんて嫌です。
どっちとも幸せになってほしい。
想ってるだけでいいんですよ」
誨には理解できなかった。
だって傷つくじゃん、そんなの。
現に今、悲しそうな顔
してんじゃんか。
自分の中の、何かが
壊されたような。
でも心地好い痛み。
:10/08/31 20:09
:840SH
:GnwUTjmo
#558 [愛華]
「……つらくないの?」
「さっきから聞いてばっか」
梓はふっと笑った。
「たまに辛いかな?ぐらい。
二人の笑ったとこみると、
安心するし。
あたしはそれで充分。
充分すぎるくらいですよ?」
「君はしあわせに……」
なりたいと、思わないの?
でも言葉が出てこなかった。
:10/08/31 20:38
:840SH
:GnwUTjmo
#559 [愛華]
誨の中に一瞬だけ、ひとつの
想いがめぐっていった。
「ん?なんですか?」
「あ、いや……」
なんだ?今の…?
いつのまにか梓の家に着いていた
「電車のほうが早かったのにー」
そういって笑った彼女。
女神みたいな。
なんか、そーゆー系の。
すっごい綺麗な笑顔だった。
:10/08/31 20:42
:840SH
:GnwUTjmo
#560 [愛華]
「送ってくれて、ありがと。
一応いっときますね?一応」
「なんかムカつくなー」
「……」
ん?急に黙った。
「……大丈夫ですからね!
あたし、タカをとる気なんか
砂粒ほどもないですから!!」
「……うん、わかったってば。
てか、寒いから部屋はいんな」
「はい。……さよならっ」
:10/08/31 20:47
:840SH
:GnwUTjmo
#561 [愛華]
カチャン
家の中から
「さっぶかった〜」
などと、梓の声が聞こえ、
たまらず誨は吹き出す。
……オッサンかよ。
あの時、頭にめぐったひとつの
一瞬の、想い。
:10/08/31 20:49
:840SH
:GnwUTjmo
#562 [愛華]
誰だって幸せになりたいと思う。
そんなの当たり前。
でも、そんな想いが叶わない時
だってある。
なら……
俺が 君を しあわせに。
「……ばかみてぇ、俺」
傷つくの、わかってるし。
もう傷つくのはうんざりだ。
痛みから逃げて、逃げすぎて。
とうの昔に、恋の仕方なんて
忘れちまった。
:10/08/31 20:53
:840SH
:GnwUTjmo
#563 [愛華]
ってゆーか
これは恋じゃないだろ。
なんつーか
同情?みたいな?
うん。傷ついてんのに
痛みに我慢しちゃってさ。
なんか、かわいそーだなって。
俺には絶対無理だもん。
それだけ。
ただ、それだけ。
雪が降ってきた。
世間は恋人達のクリスマス。
:10/08/31 20:57
:840SH
:GnwUTjmo
#564 [愛華]
′
………やっと買えた。
ほんとに疲れた。
人生でベスト3に入るくらい。
あーそれは大袈裟かなぁ。
しかし、人にプレゼント買うの
って、こんな大変なんだな。
サンタさんは大変だろーに。
あ、でもサンタさんは
プレゼント届けるだけか。
ん?プレゼント買う専門の
サンタさんがいるのか?
したら、ラッピング専門の
サンタさんと、
トナカイの世話するサンタさん…
:10/08/31 21:15
:840SH
:GnwUTjmo
#565 [愛華]
「なにブツブツ言ってんの、
隆則!!おーい!!」
「あ……誨?なんでここに?」
「ちゃんと買えたのか心配でさ…
ってかお前、なんか痩せた?」
「気のせいだろー…」
「そっか?ならいーけど。
お、ちゃんと買えたんだな」
淡いピンクの小さい箱。
最後は直感で選んだ。
:10/08/31 21:19
:840SH
:GnwUTjmo
#566 [愛華]
「超つかれた……精神的に」
「うん、見ればわかるわ。
まぁよかった。んじゃ帰るか」
そういえば……
「梓、ちゃんと送ってくれた?」
「んぁ?あーうん」
「変なことしてねーよな?」
:10/08/31 22:58
:840SH
:GnwUTjmo
#567 [愛華]
「うん。てゆーか、なんで
そんなに心配するわけ?」
「梓は妹みたいな存在だから」
「ふーん……そりゃ無理だわな」
「ん?なにが?」
「いや、こっちの話」
…?全くわけがわからない。
でも誨の顔を見ると……
いや、なんかあったなこりゃ。
気になるけど
聞くのはまた今度にしよう。
:10/08/31 23:01
:840SH
:GnwUTjmo
#568 [愛華]
いつも読んで下さって、
ありがとうございます


ここで、ちょっと
読んで下さってるみなさんに
伺いたいことがあります。
この小説は、自分として
アイディアが出た時に
ばーっと書いちゃう感じで
けっこう速いペースで更新
してるのですが
みなさんから見ると、
どうなんでしょうか?

ペース的にもう少しゆっくり
または、もう少しはやく!でも
なんでもいいのですが
更新するペースについて
参考にしたいので
意見を書いてほしいです

よろしくお願いします

:10/08/31 23:42
:840SH
:GnwUTjmo
#569 [我輩は匿名である]
いつも楽しく読ませて頂いてます^^
私的には、少しずつでもいいのであまり日を空けないで更新してほしいです(^O^)
なんだか図々しくてすみません;;
あと、意見はココでよかったでしょうか?もし感想板の方がよかったなら申し訳ないです(;_;)
では、これからも頑張ってください(*^o^*)
:10/08/31 23:51
:SH004
:tsCioqDQ
#570 [愛華]
>>569様
ご意見ありがとうございます

参考にしますね!
ここに書いてもらっても
全然かまいません

感想板のほうにもぜひ
きてくださいねテ
意見、感想まっています。
:10/09/01 20:08
:840SH
:t33.xaf2
#571 [愛華]
>>567そんなこんなでイヴがきた。
いつもとなにも変わらない日。
だけどなんとなく違う。
「誨〜出かけてくっからなぁ?」
「ん〜眠いんだから寝かせろよ」
「……ったく。残りもん勝手に
食べてろよ?」
「……夜は俺いねーよ」
:10/09/01 20:15
:840SH
:t33.xaf2
#572 [愛華]
「ん?誰かと遊ぶのか?」
「………内緒〜」
? 全く謎なやつだ。
「じゃーなぁ」
俺は家を出た。
雪がかなり積もっていて
思うように歩けない。
雪かきぐらい誰かしろよ〜
駅まで歩いていくため
かなりきつい。
:10/09/01 20:19
:840SH
:t33.xaf2
#573 [愛華]
足で雪をどかして歩く。
クリスマスなのでそれなりに
人通りも多いとこまで来た。
でもまだ駅までは距離がある。
人も多くて歩きずれぇな……
しょうがないので、
いったん道を外れて
人通りの少ない道を通って
近道することにした。
雪は残っているけれど
さっきよりは歩きやすい。
:10/09/01 20:24
:840SH
:t33.xaf2
#574 [愛華]
ザクザクザク………
雪を踏み込む音が響く。
………………ピタ
なんだ?……誰か、いる?
根拠はない。でも視線を感じた。
………気のせいか?
ザクザクザク……
また歩きだす。
:10/09/01 20:26
:840SH
:t33.xaf2
#575 [愛華]
………!!
俺ら振り向いた。
間違いじゃない。
視線を感じた。
でも誰もいない。
……なんなんだよ。
時計を見ると、かなり時間が
ヤバかった。
急がなきゃいけない。
早く行かなきゃ。
:10/09/01 20:28
:840SH
:t33.xaf2
#576 [愛華]
俺は足をはやめて歩いた。
ザクザクザク……
ザク
今、足音が二重に……
ドカッ!!
早く、行かなきゃ。
那佑のところへ。
:10/09/01 20:31
:840SH
:t33.xaf2
#577 [愛華]
-那佑side-
:10/09/01 20:33
:840SH
:t33.xaf2
#578 [愛華]
約束の時間から20分。
隆則は………まだ来ない。
……どうしたんだろう。
言いようのない不安。
携帯へ電話しても繋がらない。
メールの返事もない。
なにかあったのかもしれない。
でも、ここを動くわけには……
待ってよう。隆則は来る。
絶対に……来る。
:10/09/01 20:38
:840SH
:t33.xaf2
#579 [愛華]
-隆則side-
:10/09/01 23:35
:840SH
:t33.xaf2
#580 [愛華]
ポタッ……
真っ赤な血が、真っ白な雪を
深紅に染めていく。
「………ってぇな……」
頭を触ると、手が血でべっとりと
濡れていた。
頭割られた……
なぜかわからないけど
不思議なほど冷静で。
:10/09/02 16:42
:840SH
:DaCdVZQA
#581 [愛華]
ふ、と後ろを見ると、
そこにはバットやらなんやらを
持った男たちが5人。
よく見たら……
「てめぇら那佑の時の……」
「覚えてたのか」
そいつらは、那佑を拉致った
男たちだった。
あの時の報復だろう。
「頭割っただけじゃすまねぇ。
痛い目にあわせねぇとさ。
これの分」
:10/09/02 16:49
:840SH
:DaCdVZQA
#582 [愛華]
そう言って笑った男は、
那佑をヤろうとしたやつで
歯が二本なかった。
「あの時のやつか。
三本折ったと思ったのになぁ…
で、どーしよーってわけ?」
「言うまでもねぇだろーがよ」
男たちは俺を囲みはじめた。
人通りが少ない道なので
誰も来ない。
:10/09/02 16:54
:840SH
:DaCdVZQA
#583 [愛華]
………さて、どうする。
那佑と出会って……
もう人を傷つけるのはやめた。
ケンカはもうしない…って。
でも。
「こーゆーやつは口で言っても
わかんねんだよなぁ……」
「あぁ?なんか言ったかよ?」
「お互いのためにさ。
こんなことやめとかない?
無駄な血みたくないし。
ケンカしたいわけでもねぇし」
:10/09/02 16:58
:840SH
:DaCdVZQA
#584 [愛華]
「それ…俺たちが聞くとでも?」
男たちはジリジリ近づいてくる。
「………言ってみただけだよ」
那佑。あと一応、イエス様にも。
ごめんなさい。
「クリスマスにケンカかぁ…」
ごめん。ちょっと遅れるよ。
:10/09/02 17:03
:840SH
:DaCdVZQA
#585 [愛華]
ブンッッ!!
振り下ろされたバットを軽く避け
みぞおちに一発。
「がはっ!!」
ひるむ隙を与えず、弁慶に蹴りを
二発。これでもう立てない。
「いてぇぇぇ!いてぇよぉ」
「骨、検査したほうがいーよ」
手加減しなかったし。
:10/09/02 22:43
:840SH
:DaCdVZQA
#586 [愛華]
「てめぇ!」
何人かがいっぺんに来る。
俺は倒れたやつのバットを取って
さらに弁慶を叩く。
ちなみに、金属。
痛いだろーなー
ビギッッ!!
嫌な音が響いた。
さらに顔面に強めの一発。
バットはまずいから拳で。
:10/09/02 22:48
:840SH
:DaCdVZQA
#587 [愛華]
「うぎゃぁぁ!!」
この声に誰か気づいて
来てくんねぇかなー…
そんなことを思っていると。
ドガッッ!!
後ろからやられた。
さらに血が吹き飛ぶ。
何かが、 壊れる。
:10/09/02 22:52
:840SH
:DaCdVZQA
#588 [愛華]
「ぎゃはははは」
笑いながら殴られつづける。
………やべ、死ぬかも。
戻っていく。 あの頃に。
狂っていく。 あの頃みたいに。
なんてことねぇ。
なんてことねんだよ。
:10/09/02 22:55
:840SH
:DaCdVZQA
#589 [愛華]
「…………がばっっ!!」
俺は、殴っていた男の首を掴み
壁に打ち付けた。
「ちょ……マジ……死…」
ギリギリと容赦なく首を絞める。
「言ったよな?次はねぇって。
こうなるの覚悟で来てんだろ?
もう、止める気ねぇから」
「か…は……」
:10/09/02 22:59
:840SH
:DaCdVZQA
#590 [愛華]
自分で自分がコントロール
できない。
今の俺は……過去の俺そのもの。
「…………!!」
さらに拳で殴ろうとした時。
「…………タカ!!!?」
:10/09/02 23:01
:840SH
:DaCdVZQA
#591 [愛華]
「………梓」
なんでここに?
いや、そんなのいいや。
ドカッ!!
俺は殴っていた。
「タカ!!タカ、やめてよ!」
梓が俺の腕を掴み、離さない。
「離せよ、梓。こいつはな…」
「…………那佑が待ってる!!」
:10/09/02 23:05
:840SH
:DaCdVZQA
#592 [愛華]
那佑………?
「那佑……待ってる?」
「那佑、きっと待ってるよ。
いってあげなきゃダメだよ。
こんなとこで…こんな日に。
那佑が喜ぶと思うの!?」
那佑。那佑が待ってる。
引き戻される。一瞬で。
:10/09/02 23:08
:840SH
:DaCdVZQA
#593 [愛華]
「……梓わりぃ……俺……」
「話は帰ってきてからでいいよ。
今は那佑のとこに行ってあげて。
その血、拭いてからね」
「わかった……さんきゅな」
俺は走った。ただひたすら。
:10/09/02 23:11
:840SH
:DaCdVZQA
#594 [愛華]
………さて。
この後始末はどうしようか。
あたしは男たちに近づいた。
「……だいじょうぶ?」
あたしは血をハンカチで優しく
拭いて、言った。
「今日はクリスマスイヴだよ?
くだらないことしちゃダメだよ。
あとね、これ、ここだけでね。
警察とか言ったら、あんたらも
ダメージくらうからね?」
:10/09/02 23:15
:840SH
:DaCdVZQA
#595 [愛華]
「………」
悔しそうな顔をする男。
「あんたらも運わるいよ。
ほんとに……死んでたかもよ?
感謝しなよね」
あたしは立ち上がった。
「……あ、それからね」
「……まだなんかあんのか」
「次。最後だよ?多分。
タカがほんとに本気になっちゃう
のは。これに懲りたら
プライドとかそんなものより
自分だいじにしなよ」
:10/09/02 23:20
:840SH
:DaCdVZQA
#596 [愛華]
あたしはそれだけ行って、
そこを出た。
ザクザク………
街を歩くと、楽しそうに笑う
人たちとすれ違う。
……なんだろう、この気持ち。
今日はなんとなく嫌な予感がして
なんとなく出歩いていた。
:10/09/02 23:24
:840SH
:DaCdVZQA
#597 [愛華]
今ごろ、タカと那佑は……
そんなことを考えながら。
そしたら予感が当たってしまった
………ほら。
あたしの方がタカをわかってる。
あたしの方が助けられる。
あたしのほうが……
「こーんにーちわっっ!!」
:10/09/02 23:27
:840SH
:DaCdVZQA
#598 [愛華]
「………誨……さん」
「なーにやってんの?
今日イヴだよ?遊ばないの?」
誨さんはあたしの家の前にいた。
………待ってたの?なんのため?
「……あたし友達少ないんで」
「そーなの?ふーん……」
あたしは家に帰る気になれず、
そのまま家を通り過ぎ、歩いた。
:10/09/02 23:31
:840SH
:DaCdVZQA
#599 [愛華]
ザクザク……
「……なんでついてくんですか」
「俺もこっちに行きたいだけー」
「……あ、そーですか」
ザクザク……
無言のまま歩き続ける。
何か話すつもりもなかったし。
誨さんもそれはわかってたん
だと思う。
:10/09/02 23:34
:840SH
:DaCdVZQA
#600 [愛華]
ザクザク……
「寒いねぇー」
「……そうですか?」
「うん。てゆかさ隣、来ない?」
「………は?」
「あ、嘘。うそでーす」
「…………」
あたしは黙って、歩調を合わせ
誨さんの隣に来た。
:10/09/02 23:36
:840SH
:DaCdVZQA
#601 [愛華]
「へ……あ…」
「…なんですか?隣に来いって
誨さんが言ったんですよ?」
「あ、そーでしたね……はい…」
ザクザク…………
「………誨さん」
「んー?なに?」
:10/09/02 23:39
:840SH
:DaCdVZQA
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