その日が来る前に、
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#587 [愛華]
「うぎゃぁぁ!!」

この声に誰か気づいて
来てくんねぇかなー…


そんなことを思っていると。


ドガッッ!!


後ろからやられた。

さらに血が吹き飛ぶ。


何かが、 壊れる。

⏰:10/09/02 22:52 📱:840SH 🆔:DaCdVZQA


#588 [愛華]
「ぎゃはははは」

笑いながら殴られつづける。


………やべ、死ぬかも。



戻っていく。 あの頃に。
狂っていく。 あの頃みたいに。


なんてことねぇ。
なんてことねんだよ。

⏰:10/09/02 22:55 📱:840SH 🆔:DaCdVZQA


#589 [愛華]
「…………がばっっ!!」


俺は、殴っていた男の首を掴み
壁に打ち付けた。

「ちょ……マジ……死…」

ギリギリと容赦なく首を絞める。

「言ったよな?次はねぇって。
こうなるの覚悟で来てんだろ?
もう、止める気ねぇから」

「か…は……」

⏰:10/09/02 22:59 📱:840SH 🆔:DaCdVZQA


#590 [愛華]
自分で自分がコントロール
できない。
今の俺は……過去の俺そのもの。


「…………!!」

さらに拳で殴ろうとした時。




「…………タカ!!!?」

⏰:10/09/02 23:01 📱:840SH 🆔:DaCdVZQA


#591 [愛華]
「………梓」

なんでここに?
いや、そんなのいいや。

ドカッ!!

俺は殴っていた。

「タカ!!タカ、やめてよ!」

梓が俺の腕を掴み、離さない。

「離せよ、梓。こいつはな…」

「…………那佑が待ってる!!」

⏰:10/09/02 23:05 📱:840SH 🆔:DaCdVZQA


#592 [愛華]
那佑………?

「那佑……待ってる?」

「那佑、きっと待ってるよ。
いってあげなきゃダメだよ。
こんなとこで…こんな日に。
那佑が喜ぶと思うの!?」

那佑。那佑が待ってる。



引き戻される。一瞬で。

⏰:10/09/02 23:08 📱:840SH 🆔:DaCdVZQA


#593 [愛華]
「……梓わりぃ……俺……」

「話は帰ってきてからでいいよ。
今は那佑のとこに行ってあげて。
その血、拭いてからね」


「わかった……さんきゅな」



俺は走った。ただひたすら。

⏰:10/09/02 23:11 📱:840SH 🆔:DaCdVZQA


#594 [愛華]
………さて。
この後始末はどうしようか。

あたしは男たちに近づいた。


「……だいじょうぶ?」

あたしは血をハンカチで優しく
拭いて、言った。

「今日はクリスマスイヴだよ?
くだらないことしちゃダメだよ。

あとね、これ、ここだけでね。
警察とか言ったら、あんたらも
ダメージくらうからね?」

⏰:10/09/02 23:15 📱:840SH 🆔:DaCdVZQA


#595 [愛華]
「………」

悔しそうな顔をする男。

「あんたらも運わるいよ。
ほんとに……死んでたかもよ?
感謝しなよね」

あたしは立ち上がった。

「……あ、それからね」

「……まだなんかあんのか」

「次。最後だよ?多分。
タカがほんとに本気になっちゃう
のは。これに懲りたら
プライドとかそんなものより
自分だいじにしなよ」

⏰:10/09/02 23:20 📱:840SH 🆔:DaCdVZQA


#596 [愛華]
あたしはそれだけ行って、
そこを出た。


ザクザク………


街を歩くと、楽しそうに笑う
人たちとすれ違う。


……なんだろう、この気持ち。


今日はなんとなく嫌な予感がして
なんとなく出歩いていた。

⏰:10/09/02 23:24 📱:840SH 🆔:DaCdVZQA


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