その日が来る前に、
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#730 [愛華]
直純くんは鼻がくっつくくらいの
距離で囁く。

「白石さぁ……俺にしない?」


頭がクラクラする。
こんなかっこいい男の子に
色っぽい声でこんなこと…
まるで麻酔みたいにぼーっとする


「ひ…一目惚れなんて
顔が好きになったって事じゃん!
よく知りもしない相手を好きに
なるなんてありえない!
あたしはそんなのムリ!
わかったらどいて!はやく!」

⏰:10/09/12 00:38 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#731 [愛華]
第一、あたしには隆則がいるし!

そう言おうとしたら、
直純くんとあたしの鼻が
くっついた。ち…近すぎっ…


「……べつにいーじゃん…」

直純くんはフッとあたしの
首筋に息を吹き掛ける。


「ひっ……」

「あれ、なれてないの?
……俺が色々教えてあげよっか」

⏰:10/09/12 00:42 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#732 [愛華]
「なっっ………」

直純くんの唇が首に落ちる。

………やだ!やだやだ!

次の瞬間。


どかっっ!!


「なにすんのよ!!
こんのスケベやろー!!」


あたしは言葉よりも先に
手と足がでていた。

⏰:10/09/12 00:48 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#733 [愛華]
「いってぇ……」

直純が(もはやくんづけナシ)
痛がって頭をさすっているけど
そんなことはどうでもいい!!


「さいっってい!!
ちょっとでも心ゆるしたあたしが
馬鹿だった!二度と近づくな!」


あたしはそれだけ言うと
屋上を飛び出した。

⏰:10/09/12 00:52 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#734 [愛華]
さいていさいていさいてい!!
隆則にちょっと似てるかも、
とか思ったあたしが馬鹿!!
超ばか!!
あんなやつ、隆則になんか
ぜんっぜん似てない!!


「似てねんだよ、このやろー!」

あたしは叫んだ。

あんなやつ大っっきらいだ!!

⏰:10/09/12 00:55 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#735 [愛華]





「あー……いたたた」

あの女、思い切り殴りやがって…

でもやっぱ、そう簡単には
いかねぇか……

「…あんな顔すんだもんなぁ…」

あんな真っ赤になるくらい
好きなんだろう。

⏰:10/09/12 00:57 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#736 [愛華]
知らない男にホイホイ
ついていくほど馬鹿じゃねぇか。

……めんどくせぇなぁ……

でも俺は白石を手にいれる。
それでも手にいれる。


あの男から………
大事なものを奪ってやる。

「……白石……那佑だっけか」

⏰:10/09/12 01:01 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#737 [愛華]
顔はかわいいけど、キレっぽいし
たいした女じゃない。でも……

あいつが好きそうなタイプだな。

……絶対手にいれる。
欲しいものは絶対に
奪いとってやる。

あんたが……そうしたように。


「そうだろ…………?



  ………………………隆兄」

⏰:10/09/12 01:06 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#738 [愛華]




「………あー!!ムカつく!!」

あたしはばんっと教室の戸をあけ
机にどかっと座った。

「わ、那佑どーしたの?」

「なんでもないっっ!!」

教室のみんなが
「いや、絶対なんかあったやろ」
的な視線を送ってくる。

⏰:10/09/12 11:52 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#739 [愛華]
そんな視線の中、直純くんが
教室の中にはいってきた。

「品野くん、どこいってたの?」

「あーちょっとね」

直純くんは女子たちにそう言うと
あたしのところに歩いてきた。


「…………なんか用」

「これ、忘れてっただろ」

直純くんの手にはあたしの毛布。

⏰:10/09/12 13:21 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


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