その日が来る前に、
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#750 [愛華]
「え、なに?ごめん、
よくわかんないんだけど」
「あ、いや知り合いに似てた
ってゆーかなんてゆーか。
でも苗字ちがうし多分ちがうよ」
「知り合いって……?」
「ん、ちょっと……タカと
あたしの……」
……なんか歯切れわるいな。
なんなんだろ?
:10/09/12 19:46
:840SH
:VI0xE8fM
#751 [愛華]
「でも今、那佑も同じこと
思ってたからもしかして…って
思ったんだけどさ」
「?????」
全くわけがわからない。
でも、いいずらいこと
なんだろうな……
「じゃあ聞いてみれば?」
「え?あ、うん。そだね。
それがてっとりばやいか」
:10/09/12 19:53
:840SH
:VI0xE8fM
#752 [愛華]
ちょうど直純くんが教室に
戻ってきていたので、
梓は直純くんの席に近づいた。
「し、品野くん」
「ん?えっと……速水さん…
だったかな?ごめんね、まだ
覚えてなくて……」
「あ、うん。速水であってる。
でさ……品野くん。
隆則…赤石隆則ってわかる?」
:10/09/12 20:03
:840SH
:VI0xE8fM
#753 [愛華]
「たか……のり?」
「うん。あたし、速水梓。
覚えて……るかな?」
「覚えてるってゆーか…え?
速水さんとは昨日初めて
会ったよな?あと……ごめん、
隆則って人も俺の知り合いには
いないよ?」
「あ……そっか。ごめんね。
人ちがいだったみたい」
「そう?よかったよ」
:10/09/12 20:07
:840SH
:VI0xE8fM
#754 [愛華]
「うん、それじゃあ」
梓が席から離れる瞬間。
「知り合いにはね……」
直純くんがそうつぶやいたこと。
この時のあたしには
知るはずもなかったのです。
:10/09/12 20:15
:840SH
:VI0xE8fM
#755 [愛華]
′
「………………なんなの?」
「え、なにが?」
目の前にはニコニコ微笑む
直純くん。………ムカつく。
「なんでずーっとあたしに
つきまとうのって聞いてんの!」
「好きだからっていったじゃん」
:10/09/13 00:07
:840SH
:nHthB5Cw
#756 [愛華]
あれから一週間。
毎日のように直純くんは
あたしにつきまとう。
女子たちも次第に
好意は直純くんからの一方的な
ものと気づき始めたみたいで
直純くんが好きならしょーがない
的な感じで、直純くんを
応援する流れになりつつある。
「……あたし彼氏いるって
いったよね?直純くんに」
「うん。言ったね」
:10/09/13 00:13
:840SH
:nHthB5Cw
#757 [愛華]
「二度と近づくな、とも言った」
「うん、言われたね」
「一目惚れなんてありえない…
とも言ったよね?」
「うん、ばっちり言われた」
「………じゃあ、なんで?」
何度このセリフを言っただろう…
あぁ………疲れた。
:10/09/13 00:16
:840SH
:nHthB5Cw
#758 [愛華]
「那佑のこともっと知りたい。
だから那佑に近づきたいんだ。」
「やめて。あんたキライだから」
「あはは、そゆとこ好き〜」
直純くんはあたしに抱き着く。
……はぁ。だめだこりゃ。
あたしはぺしっと軽く
直純くんを払いよける。
抱き着かれてたまるか!!
:10/09/13 00:20
:840SH
:nHthB5Cw
#759 [愛華]
「あんたらまたやってんの?」
「梓〜たすけてよー(泣)」
梓は呆れ顔で席についた。
「品野くん。この子はダメ。
だーいじな彼氏がいるから。」
「知ってる。でも好きでいる
ぶんには別にいーだろ?」
「……まぁ、気持ちは
どーしようもないけどさ……」
:10/09/13 00:24
:840SH
:nHthB5Cw
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