その日が来る前に、
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#780 [愛華]
「卒業っていっても上にあがる
人がほとんどじゃん?
トナリの大学から歓迎会的な
意味で何人か手伝いに来る
んだって。
回る人もいるみたいだから
タカ呼んで一緒にまわれば?」

「え、いーのかな…」

「……………」

チラっと隣を見ると、
直純くんが気難しそうな顔を
していた。

……なしたんだろ??

⏰:10/09/15 23:16 📱:840SH 🆔:HE8GW.p6


#781 [愛華]
「直純くん……なしたの?」

「え、あーいや……」

なんか顔色わるそうだなー…
風邪ひいたのかなぁ?

あたしは直純くんのおでこに
手の平を当てた。

「……あれ、むしろ冷たい」

「……えっ…あ……」


「…なーんだ!風邪じゃないよ」

⏰:10/09/15 23:20 📱:840SH 🆔:HE8GW.p6


#782 [愛華]
「へ……あ、うん」

直純くんは真っ赤になって
教室から出ていった。
……?

「……意外と……本気…かな?」

「え、梓なんか言った?」

「いや…てゆか那佑、品野くん
キライっつってなかった??」

「うーん。普通?よく考えたら
あそこまでしてあげる
必要なかったな。」

⏰:10/09/15 23:24 📱:840SH 🆔:HE8GW.p6


#783 [愛華]
まぁ前はキライだったけど。
自分を好いてくれてる人を
邪険にするのって……
好きとかそーゆーの抜きにして
なんかダメなことなのかなって。
自分を否定してるみたいで。


「今はふつーの友達?くらい」

「そっか?ならいーけど」

あたしは食べかけだったプリンを
食べ終えて、ゴミ箱に投げた。


あ、外れた。ちくしょ。

⏰:10/09/15 23:28 📱:840SH 🆔:HE8GW.p6


#784 [愛華]





白石の手の平がふれた時。
今までに感じたことがない
感覚が全身に走った。


あったかい。心地好い。

そっか、俺……
今まで冷たいところにいたから
人の手の平がこんなに
あったかいって知らなかったな。

⏰:10/09/15 23:31 📱:840SH 🆔:HE8GW.p6


#785 [愛華]
あいつは……
このあたたかさに惹かれたのか。

だとしたら好都合だな。

俺が冷たいところまで

引きずりおとしてやるよ。

痛みも感じないところまで。


「……そろそろ、動き時かな」

⏰:10/09/15 23:35 📱:840SH 🆔:HE8GW.p6


#786 [愛華]
利用するものは全て利用する。

自分の目的のためなら

平気で人だって傷つける。

嘘だってつく。

笑いたくもないのに笑ってやる。

傷つけて傷つけて

ボロボロにして

あんたの目の前で捨て去ってやる

⏰:10/09/16 00:30 📱:840SH 🆔:tCwo9UR.


#787 [愛華]
-隆則side-

⏰:10/09/16 18:27 📱:840SH 🆔:tCwo9UR.


#788 [愛華]
『…………かれし??』


確かにそう聞こえた。
男の声。思ったより高い。

ただ………それだけのこと。


友達だと那佑は言ったけど…

でもやっぱり気になるもんは
気になってしまうんだ。

うーん……俺って……

⏰:10/09/17 21:21 📱:840SH 🆔:arJ9BkW6


#789 [愛華]
「やっぱり………独占欲
つぇえんかなぁ……」

独り言のようにつぶやく。

いつからだっけ。
那佑と出会ってからだっけ?


いや、違う。もっともっと前。

あのころ俺はなにもかもを

自分のものにしたくて

欲しいものも食べたいものも

自由さえも

⏰:10/09/17 21:31 📱:840SH 🆔:arJ9BkW6


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