オッサンと高校生
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#146 [c]
「今日のところはお引き取り下さい」

そう言って雅也は後ろであたしの手を握ってくれていた。



「あんな娘にはならんでなぁ」
父親たちは赤ちゃんの頭を撫でながら去っていった。

⏰:10/08/11 22:31 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#147 [ゆリ]
更新嬉しいです
これからも頑張って下さい
(*^^*)
.

⏰:10/08/12 13:59 📱:P02A 🆔:MftzC9hY


#148 [c]
ありがとうございます
励みになります!

更新します

⏰:10/08/13 02:56 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#149 [c]
嵐が去ったようやった。



「なんで‥?雅也‥」

涙で喉がつまってうまく喋れへんかった。
あんな奴らのために泣くもんか。


「そらあんな大きい声、聞こえるわ


頑張ったな。」

⏰:10/08/13 02:59 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#150 [c]
雅也があたしの頭を撫でた瞬間、涙があふれでてしょうがなかった。


「ッ‥」


「我慢すんなや?
お前のこと分かってるから。今は何も考えんと出すもん出しや。」

雅也はそう言ってあたしを抱えて部屋に連れて行ってくれた。

⏰:10/08/13 03:01 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#151 [c]
ソファに座って静かな部屋の中にはただあたしの泣く声だけが、響いてた。

「あたし悔しかった…。あんな奴でもあたしはアイツの血の繋がる子供で‥あんな奴におばあちゃんはああ思われて、挙げ句の果てには…分かってたけど、あたしはいらん子。笑えるわ、ほんま。」

あたしはもうどうでも良かった。
どこかで誰かに必要とされてて欲しくて、でも現実はやっぱり違ってた。

⏰:10/08/13 03:10 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#152 [c]
沈黙が流れた。


雅也も迷惑に決まってる。
たかがお隣さんの妹みたいな高校生相手、しんどいはず。


雅也の優しさにあたしは、気づかずに甘えてしまってる。

⏰:10/08/13 03:12 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#153 [c]
涙を自分の指ですくって、
あたしは立ち上がった。


「ごめんな?
あたしは大丈夫やから、
早く奥さんの所帰ってあげて?
さっきはあたしの前に立ってくれて、ありがとう」


あたしは精一杯笑った。

⏰:10/08/13 03:15 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#154 [c]
雅也は下をうつむいて、
少ししてからゆっくり
顔をあげた。


「お前な、ほんまに独りや思うんか?目瞑ってな、真っ暗な中に浮かんでくる人おるやろ?
…おらんか?」


…そんなん、
あたしには誰もおらん。

⏰:10/08/13 03:19 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#155 [c]
目瞑って、真っ暗な中…




…なんでや……?






なんで、雅也がそこに浮かぶんやろ。

⏰:10/08/13 03:20 📱:P906i 🆔:☆☆☆


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