オッサンと高校生
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#320 [c]
だってこれが、











最後やと思うから。

⏰:10/09/24 01:32 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#321 [c]
「やっ…あ……んっ」


右の胸は優しく揉まれて、左は感じる所を激しく舐め回される

ゆっくりと雅也の左手は、下へと降りる…

「もっとその可愛い声、聞かせてや…」

耳元でこんなこと言われると、もっと…感じる。

⏰:10/09/24 01:35 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#322 [c]
「あっん……や…ぁっ」

雅也の長細い指がすでに充分に濡れている所に入って、壊すかのように掻き乱す…

親指はふくらんでる所を刺激して…
あたしは本当に壊れてしまいそうやった。

「やぁ…ん……
あっ…んぁ…やっ…

あ…あか…んっイ…ク」

あたしはすぐに絶頂に達した

⏰:10/09/24 01:41 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#323 [c]
「はぁ………やぁっ…!」


一息つく間もなく、あたしの中に雅也が入ってきた


「あ〜‥やば‥い」

雅也が気持ちよさそうに腰を振る

あたしも同じ。
雅也、同じように感じてるな‥

⏰:10/09/24 01:44 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#324 [c]
「まさ…っやぁ…
んっあ…ん…

す…き……あっぁぁん…」

早くも2回も。
イッたせいで締め付け、雅也もそれで絶頂を迎えた


「はぁ……はぁ…」

重なりあって抱き締め合う。
雅也の重みも吐息も汗もなにもかもが愛しくて。

⏰:10/09/24 01:51 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#325 [c]
雅也…なんでもう少し前に、あたしらは出会えなかったんやろうな。

運命やなんて綺麗ごと、いらん。

今あたしは、ただ目の前におる人がだいすきやねん…

それだけやで…?

⏰:10/09/24 01:53 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#326 [c]
「まさ…や…すき…やで……」

鼻がツーンってなる。



あたし、雅也に出会って涙もろくなったんかな?

「綾、愛してるで。」

…ほら。
涙がとまらへん

⏰:10/09/24 01:55 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#327 [c]
それから少しの時間、雅也は幸せそうな顔で寝てた。

繋いだこの手、離したくなくて。

ずっとこのまま時間が止まれば、こんなことさえ願ってしまうほど雅也は愛しかった。

これからも見ていたかった寝顔―…

⏰:10/09/24 01:57 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#328 [c]
―…雅也が帰ってから、
あたしは物寂しいベッドで独りで眠った。



そして次の朝、いつも通りに学校へ行こうと玄関で靴をはいていた時、外から声が聞こえた。

⏰:10/09/24 02:01 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#329 [c]
「ほな、行ってくるわ〜」


「この子ももうすぐ頑張って生まれてくるから、まぁくんもお仕事頑張ってね!」


こんなお隣さんのやり取りに、あたしは微笑んだ。

幸せな家庭が、すぐそこにはある。

⏰:10/09/24 02:05 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#330 [c]
学校へ着いて、授業を受けて最後の6時間目だけ屋上でサボった。伸もいた。


「どないしてん、そんな目腫らして…なんかあったんか?」

「えっ!結構メイクでカバーしたつもりやねんけど、やっぱあかんかぁ…

もー…はっきりするときがきてん」

そう言ったときに終わりのチャイムが鳴って、伸の投げ掛ける疑問を無視してあたしは学校を出た。

⏰:10/09/24 02:10 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#331 [c]
それからバイトへ行き、今日で辞めるから挨拶をして家に帰った。


そして…マンションの屋上へ行って、電話をかける


「もしもし、綾?」


「綾ー。
なぁ、今から屋上来れる?」

⏰:10/09/24 02:13 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#332 [c]
「屋上?おぉー。ちょうど今帰ってるとこやからすぐ行くわ!」



電話を切って、

深く深呼吸をした。

⏰:10/09/24 02:15 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#333 [c]
心地よい夜風を感じてた。



「おいおい、飛び降りたりすんなよ?」


振り替えると笑ってる雅也がいた。

「ばーか」
あたしもつられて笑った。

⏰:10/09/24 02:17 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#334 [c]
「どないしたん?」


「ここ、初めて出会った場所。

あの時…あたしにはこの風景に色はなかったし、生きてる意味もなかった。

でも、今は綺麗って感じれるねん…」


「あや…?」


「雅也、あたしに生きろって言うたやん?」

⏰:10/09/24 02:19 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#335 [c]
「あぁ…」

「誰かのために生きろって…。




あたしは雅也に出会って生きていこうって思えた…」

涙が出そうになるけれど…我慢する。

⏰:10/09/24 02:21 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#336 [c]
「雅也に出会って、
あたしはこんなにも人を愛せるんやって思って…嬉しくって」


「……」

雅也は静かにあたしの言葉を聞いてる

「ずっと一生そばにおりたいって思った…


でもな、」

⏰:10/09/24 02:23 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#337 [c]
「雅也には毎日帰る場所がある。
生まれてくる、雅也と直子さんの子供がいる。

大切にするべき人がおるやろ…?

だから、あたしは雅也と今日でさよならするねん」


…心臓が、どくんどくんしてた。

⏰:10/09/24 02:24 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#338 [c]
「はっ…?!
ちょ、待てや…冗談やろ……?」


こんな焦ってる雅也初めてや。

こんな時でも、初めて見る雅也を愛しく思うねんな…

「冗談でこんなこと言わん…!
雅也、奥さんと生まれてくる子供を守ってあげな…」

⏰:10/09/24 02:27 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#339 [c]
「ほんまにっ…!
そんなこと言うなや……

俺、お前が好きなんや―…」


力強く抱き締められる。


どうしよう、笑ってバイバイするって決めてたのに…



涙が…あふれる……

⏰:10/09/24 02:35 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#340 [c]
「じゃあ…!雅也は、直子さんと離婚するん?直子さんも赤ちゃんも手放して…一生あたしと一緒にいてくれるん……?!


っ…ごめん……
こんなこと、言いたくな…かっ…たのに…」

そんな選択、していいはずないのにあたしは何言ってるん…

⏰:10/09/24 02:39 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#341 [c]
「あや……ごめん、…ごめん。
ごめん…な…あや…」


雅也は何度も謝った

その声は震えてた


「雅也…もう終わりにしよ?」

あたしは、決めてたから…
雅也と初めて体の関係を持ったときに。



…必ず関係を切る……って。

⏰:10/09/24 02:44 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#342 [c]
「あや…
情けない男で、ごめん。
実際俺は直子も子供も切る勇気がなかった…結果、綾を傷つけて…


でも…これだけは信じて。
俺は綾を本気で愛してたんや…愛しくって、たまらんかった。
誰も傷つけへんと、綾とずっと一生一緒におる方法を探してた…

そんなこと無理やのにな‥」

⏰:10/09/24 02:48 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#343 [c]
目に涙をためる雅也…


「あたしな、雅也に出会えて良かった…傷ついてなんかないで!そんなん上回るくらい、幸せやったから…
だから雅也はもっと幸せになって…?

雅也が笑うと、あたしも笑えるねん……そんな顔しんといてやあ…」

⏰:10/09/24 02:52 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#344 [c]
「あや…


お前も、幸せになるんやで…」

そう言って雅也はあたしの大好きな笑顔を見せてくれた。


「じゃあ…」

雅也の笑顔を目に焼き付けて、あたしは出口へ向かった。

⏰:10/09/24 02:54 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#345 [c]
2歩、3歩…

歩いていくと後ろからふんわりと愛しい人の匂いがして。

と、同時に抱き締められていた


耳元で聞く愛しい人の声


それは一言―…

⏰:10/09/24 02:57 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#346 [c]
「幸せにしてやれんでごめんな―……」







_

⏰:10/09/24 02:58 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#347 [c]
かすかに、震えてた。



最後に聞く声。



あたしは振り向かず、
そっと腕をほどいて
ぎゅっと手をにぎった



こんなにも暖かい手をしてた―…

⏰:10/09/24 03:00 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#348 [c]
忘れたくない。

忘れられない温もりを


離して


あたしはもう一度出口に向かった

⏰:10/09/24 03:01 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#349 [c]
今までの涙が溢れて。


悲しくて

寂しくて

切なくて

愛しくて


ただ、人を愛してたー…

⏰:10/09/24 03:02 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#350 [c]
こんなにもたくさん、人はおるのに


何故あたしは雅也に出会って、恋をしたー…?





…雅也やから、恋をしたんや。

⏰:10/09/24 03:04 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#351 [c]
出会えたことも、
少しでも繋がれたことも



“綺麗ごと”なんて言ってたあたしに、今は運命という言葉が響いた

⏰:10/09/24 03:06 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#352 [c]
_






雅也…大好きやったで。







_

⏰:10/09/24 03:06 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#353 [c]
_


それからー…




部屋に戻ると伸が部屋の前におった。

この泣き腫らしたあたしの顔を見て“ぶっさいく”なんて笑った後で、頑張ったんやなって頭クシャクシャにされた

⏰:10/09/24 03:08 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#354 [c]
伸は全部わかってたんやと思う―…




伸を部屋に入れて、

「今夜限り貸してやるぜ?」

なんていう伸の胸で枯れるほど涙を流した

⏰:10/09/24 03:10 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#355 [c]
だいぶ落ち着く頃にはもう朝日が見えてた。



伸はずっと、

頑張ったな

辛いな

でもお前も絶対幸せになれるから

って言ってくれてた

⏰:10/09/24 03:11 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#356 [c]
伸、ありがとう。




「でも…お前、この部屋どしたん?」

「えっ?」

「いや…だってこの部屋…」

⏰:10/09/24 03:12 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#357 [c]
そりゃ変に思うか…

段ボール箱しかない部屋なんて。




「引っ越そうと思って」


「…まじ?」


「うん!明日、手伝ってな?学校はサボれっ(笑)」

⏰:10/09/24 03:14 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#358 [c]
「別に手伝うのはいいけど…」


「…ありがと!」


きっと伸は、ここを離れていいんかって聞きたかったんやと思う。


ここを離れたら、もう会うことはなくなるから。

⏰:10/09/24 03:16 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#359 [c]
前を進むために引っ越しを決めた。
バイトも辞めて、違う区域に行こうと思ったから。





そして…

2人して学校をさぼって引っ越し業者が来るのを待った。

⏰:10/09/24 03:18 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#360 [c]
「…では、これで全てでよろしいですか?」



何もない部屋。

雅也と過ごした部屋。



「はい。お願いします」

⏰:10/09/24 03:19 📱:P906i 🆔:☆☆☆


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