オッサンと高校生
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#339 [c]
「ほんまにっ…!
そんなこと言うなや……
俺、お前が好きなんや―…」
力強く抱き締められる。
どうしよう、笑ってバイバイするって決めてたのに…
涙が…あふれる……
:10/09/24 02:35
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:☆☆☆
#340 [c]
「じゃあ…!雅也は、直子さんと離婚するん?直子さんも赤ちゃんも手放して…一生あたしと一緒にいてくれるん……?!
っ…ごめん……
こんなこと、言いたくな…かっ…たのに…」
そんな選択、していいはずないのにあたしは何言ってるん…
:10/09/24 02:39
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:☆☆☆
#341 [c]
「あや……ごめん、…ごめん。
ごめん…な…あや…」
雅也は何度も謝った
その声は震えてた
「雅也…もう終わりにしよ?」
あたしは、決めてたから…
雅也と初めて体の関係を持ったときに。
…必ず関係を切る……って。
:10/09/24 02:44
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:☆☆☆
#342 [c]
「あや…
情けない男で、ごめん。
実際俺は直子も子供も切る勇気がなかった…結果、綾を傷つけて…
でも…これだけは信じて。
俺は綾を本気で愛してたんや…愛しくって、たまらんかった。
誰も傷つけへんと、綾とずっと一生一緒におる方法を探してた…
そんなこと無理やのにな‥」
:10/09/24 02:48
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#343 [c]
目に涙をためる雅也…
「あたしな、雅也に出会えて良かった…傷ついてなんかないで!そんなん上回るくらい、幸せやったから…
だから雅也はもっと幸せになって…?
雅也が笑うと、あたしも笑えるねん……そんな顔しんといてやあ…」
:10/09/24 02:52
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#344 [c]
「あや…
お前も、幸せになるんやで…」
そう言って雅也はあたしの大好きな笑顔を見せてくれた。
「じゃあ…」
雅也の笑顔を目に焼き付けて、あたしは出口へ向かった。
:10/09/24 02:54
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#345 [c]
2歩、3歩…
歩いていくと後ろからふんわりと愛しい人の匂いがして。
と、同時に抱き締められていた
耳元で聞く愛しい人の声
それは一言―…
:10/09/24 02:57
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#346 [c]
「幸せにしてやれんでごめんな―……」
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:10/09/24 02:58
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#347 [c]
かすかに、震えてた。
最後に聞く声。
あたしは振り向かず、
そっと腕をほどいて
ぎゅっと手をにぎった
こんなにも暖かい手をしてた―…
:10/09/24 03:00
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#348 [c]
忘れたくない。
忘れられない温もりを
離して
あたしはもう一度出口に向かった
:10/09/24 03:01
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