( xxx ... love drug )
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#90 [紀瀧]
「はは…でも俺みたいな怪しい奴、ほいほい家に入れちゃいけない。」
「だって、警察に追われてる、助けてくれって言ったのは貴方よ」
「ふ…確かに。変わった奴だな…それよりお前、なんでこんな明け方に、町の路地裏なんかにいたんだ?」
「働きに行った帰りに、人を待ってたの」
:10/10/10 02:38
:W61P
:☆☆☆
#91 [紀瀧]
「若いのに大変だね…この街は、お前みたいなガキでも働くことが多いのか?」
「うん、街全体が、貧しいから。」
「そうか…」
「何故?」
「いや…あの時、俺がさらった子も確か、明け方まで働いた帰りだと…言ってた…あの事件、どこまで知ってる?」
:10/10/10 02:39
:W61P
:☆☆☆
#92 [紀瀧]
「…詳しくは知らないわ。ただ…貴方が子どもを一人誘拐して、その子の家にたてこもって、最終的にその子どもを殺した、くらいしか」
「…あぁ…よく知ってるな…」
「それほどでもないわ。ねぇ、どうして殺したの?」
:10/10/10 02:40
:W61P
:☆☆☆
#93 [紀瀧]
「分からない…気が動転してて…あの日、明け方の3時頃…街の店で金を盗んだんだ。そしたら店の従業員にバレて…逃げ出した…
…近くにいた子どもを人質にとって、最初は路地裏に隠れてたんだが…
その子が泣き出して…『家に帰りたい』って…だから連れて帰った。」
:10/10/10 02:40
:W61P
:☆☆☆
#94 [紀瀧]
「あら、優しいのね」
「違う…怖くなったんだ。外はどんどん明るくなるし、パトカーの音も聞こえだして…
…だから、その子の家に隠れた」
:10/10/10 02:41
:W61P
:☆☆☆
#95 [紀瀧]
「家の人はいなかったの?」
「普通親が家にいたら、あの子みたいな子どもが明け方3時なんかに外にいる訳ないと思ったんだ」
「冷静だったのね」
「はは…いっそ、もっと興奮してれば良かった…あのまま、気が動転したままずっと路地裏に隠れていれば、警察に見つかっただろう。そしたら…あんなことには…」
:10/10/10 02:42
:W61P
:☆☆☆
#96 [紀瀧]
「…殺さなかった、ってこと?」
「…あぁ……それにしてもこの家、あのときの家に似てる」
「こんな狭い家だったの?」
:10/10/10 02:43
:W61P
:☆☆☆
#97 [紀瀧]
「いや確かあのときは…その子の…弟や妹がいたんだ…6人だったかな…
…だから、もっと狭く感じたよ。そうだ、俺が誘拐した子は、一番上のお姉さんだと言っていた」
「みんな幼かったのね」
:10/10/10 02:43
:W61P
:☆☆☆
#98 [紀瀧]
「あぁ…そうだ。その家族の親は、何年か前に死んだと言っていたな。それで兄弟姉妹で働いて、生計を立てているとか…」
「そんな幼い子たちが?」
:10/10/10 02:44
:W61P
:☆☆☆
#99 [紀瀧]
「そういえばあのとき、家から出ようとはしていたが、警察に電話はしなかったな…電話もないくらい、貧しい暮らしだったんだろうか」
「その子たち、必死で生きてたんでしょうね。貴方が誘拐した子どもも、そんな時間まで働いてたのかしら」
:10/10/10 02:44
:W61P
:☆☆☆
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