( xxx ... love drug )
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#99 [紀瀧]
「そういえばあのとき、家から出ようとはしていたが、警察に電話はしなかったな…電話もないくらい、貧しい暮らしだったんだろうか」
「その子たち、必死で生きてたんでしょうね。貴方が誘拐した子どもも、そんな時間まで働いてたのかしら」
:10/10/10 02:44
:W61P
:☆☆☆
#100 [紀瀧]
「今思うと、そうなんだろうな…」
「…あら…泣いてるの?」
「……いや……俺は本当に、取り返しのつかないことを…」
:10/10/10 02:45
:W61P
:☆☆☆
#101 [紀瀧]
「…殺してしまったこと、後悔しているの?」
「…あぁ…本当に、殺すつもりなんかなかった。殺すつもりなんか…泣き声が、うるさくて。目を話すとすぐに家から出ようとして…外からはパトカーの音がして…」
「近所の人が、通報したのかしら?」
:10/10/10 02:47
:W61P
:☆☆☆
#102 [紀瀧]
「俺も、そうだと思った…また外が暗くなったら、違う街に逃げるつもりだったのに!一日だけ!一日だけ大人しくしててくれれば良かったんだ!!そしたら……!!」
「…殺さなかった…?」
「…あぁ、きっと…まぁ今更言っても遅いがな。冷静になって、本当に後悔した…」
:10/10/10 02:47
:W61P
:☆☆☆
#103 [紀瀧]
「後悔したのに、また今日も同じこと繰り返してるじゃない」
「…いや、今日はいいんだ。警察に追われているのは誤算だが…
…ちゃんと、望んだままに進んでいる」
:10/10/10 02:48
:W61P
:☆☆☆
#104 [紀瀧]
「………ねぇ貴方、本当はこの街になにしにきたの?」
「………謝りに、きた。あのときと同じ時間に、同じ場所を辿って。なんの罪もないのに俺みたいな奴に殺されてしまった、あの子どもたちに…」
:10/10/10 02:48
:W61P
:☆☆☆
#105 [紀瀧]
「……」
「忘れられないんだ…あの子どもたちの顔も、声も。謝って、許されることじゃないけども。―――……幽霊でもいい、直接謝りたかったんだ」
「……何を…」
:10/10/10 02:49
:W61P
:☆☆☆
#106 [紀瀧]
「……噂が、あったんだ。
あの日以来十年間起こり続けている謎の連続殺人事件…被害者は男ばかりだろう?
あれは、あの日殺された子の幽霊が、犯人に似ている男を選んで、殺しているんじゃないかって、ね…」
:10/10/10 02:50
:W61P
:☆☆☆
#107 [紀瀧]
「……」
「……できることなら…あんなことをした俺が言うのもなんだが……
……その幽霊に伝えたい。殺すのは、俺で最後にして欲しい」
:10/10/10 02:51
:W61P
:☆☆☆
#108 [紀瀧]
「……きっと貴方の声、その子どもに届いてるわ」
「……そうか……有難う……じゃあ一つだけ、俺から君に、質問していいかい?」
:10/10/10 02:51
:W61P
:☆☆☆
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