レイン
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#140 [◆It9is9ljoQ]
俺の苛立っている原因を、此奴は
解ってるんじゃないのか
わざとこうして俺の心を揺さぶるような
事をして楽しんで居るんじゃないか
そんな考えばかりが脳裏を掠めた
:10/09/19 12:14
:SH706i
:uijvO.N2
#141 [◆It9is9ljoQ]
「そんなん言うてるんちゃうわ」
苛立った声、違う、
こんなつもりじゃなかった
苦痛に顔を歪める、ソレとは裏腹に
また、この表情
此奴はふわりと笑った
とても綺麗に、生き生きとした笑み
:10/09/19 12:15
:SH706i
:uijvO.N2
#142 [◆It9is9ljoQ]
「何が可笑しいねん」
気が付けば、俺の声は小さく震える
「なあ、何が可笑しいねんって
言うてんのが聞こえへんのか!」
ガタ―――‥
鈍い音がして、近くにあった椅子を
手にとれば音を立て床にたたき付けた
:10/09/19 12:16
:SH706i
:uijvO.N2
#143 [◆It9is9ljoQ]
びくりと、肩を振るわせたアイはまた
可笑しそうに笑った
本間に此奴、洗脳されたんちゃうか
何が面白いねん。
:10/09/19 12:16
:SH706i
:uijvO.N2
#144 [◆It9is9ljoQ]
「何やねん、お前‥最近可笑しいわ
どないしてん、何かされたんか!?」
彼女に近づけば肩に手を置いた
強く揺すれば、
揺するほど肩を振るわせて
この女は笑いよる。
絶望、一人きり取り残されたと
言わんばかりに悲しそうな目をした
俺の手前
やはり浮かぶのは笑みだけ。
:10/09/19 12:17
:SH706i
:uijvO.N2
#145 [◆It9is9ljoQ]
幸せそうな、笑み
その意味が俺には解らへん
:10/09/19 12:17
:SH706i
:uijvO.N2
#146 [◆It9is9ljoQ]
「‥‥もう、冷めたん?」
「そんなんやないよ」
「じゃあ何やねん!何でそんなんやねん
お前が無愛想なんも今始まったこと
ちゃうんも解ってるわ、」
「うん」
「でも、何時もとちゃう」
「うん」
:10/09/19 12:17
:SH706i
:uijvO.N2
#147 [◆It9is9ljoQ]
「不安やねん、お前が、アイが
どっかに行ってまいそうで怖いんや。
俺どないしたらええんか解らんわ」
しゃがみ込んで震えがとまらん。
依存でもええ、何やってええ
自分一人が堕ちてったってかまわへん
:10/09/19 12:18
:SH706i
:uijvO.N2
#148 [◆It9is9ljoQ]
愛しくて、たまらん
傍に居てくれな俺は壊れてしまう
:10/09/19 12:18
:SH706i
:uijvO.N2
#149 [◆It9is9ljoQ]
小さな笑みを浮かべたアイ
表情はとても優しい、すたすたと
近づいてくれば背伸びをして、
俺をそっと抱きしめた、
好きだよって微笑んだ
俺の心は段々満たされてって
アイはアイで何か心境の変化が
あったんか、幸せそうな顔をしよる
:10/09/19 12:19
:SH706i
:uijvO.N2
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