You & Me
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#50 [luna.]
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「…苦しいっ!!…かな…しい……もうわかっ…ないよっ!!」
あっくんは声を張り上げるあたしを泣き顔を隠すように、抱きしめてあやす。
私はしばらく赤ちゃんのように泣いていた。
「……落ち着いた?」
「…ちょっとだけスッキリしたよ。」
:10/10/03 23:09
:F906i
:gdbVMx3Y
#51 [luna.]
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「理央……理央のお母さんは、お父さんのこと絶対忘れるはずないよ。それはきっと理央もどっかで理解してるだろ?」
まだあたしはあっくんに包まれたまま。
暖かい温度が心地いい。あたしはゆっくり頷く。
「それに理央自身が2人の愛の証拠だろ?」
私は、顔をあげて目を見開く。
「俺さ…初めてこの場所来たとき、この景色に釘付けになった。な、理央…上見てみ?」
:10/10/03 23:16
:F906i
:gdbVMx3Y
#52 [luna.]
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あっくんの目から視線を外し、空に向けてみる。
「……えっ…うわぁっ!!」
私はおもわず立ち上がる。
空一面に降り注ぐ流星群。
まるで夢の世界に来たかのようにキラキラと輝いている。
感動しすぎて開いた口が塞がらない。
「これなっオリオン座流星群だよ。」
:10/10/03 23:45
:F906i
:gdbVMx3Y
#53 [luna.]
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「俺さ、初めてこの場所でこの流星群見てから、もうやばいくらい綺麗で星に興味持ってさー。動機はちっぽけかもしれないし、今は自力の勉強だけど大学では天文学に力をいれよーとしてんだ。」
「はずかしーから内緒っな?」とはにかむあっくんは可愛かった。
「あっくんヘラヘラしてそーに見えてしっかりしてるんだ……ね。」
「失礼だろ。せっかく人がいろいろ調べてサプライズで見せてやろーと計画してたのに、誰かさんが家飛び出したおかげでこんな形になるとはねー。あーあー。」
:10/10/03 23:56
:F906i
:gdbVMx3Y
#54 [luna.]
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「うぅ…っ。」
申し訳なくて言葉もでない。
「まっ結局見せれたし結果オーライか。」
「あははっそだね。」
「笑った…な。よかった……。」
あっくんはほっと安堵の息をもらした。
思えばいつしか、あたしの頬の涙の跡は枯れていた。
:10/10/04 00:00
:F906i
:APRZbFKU
#55 [luna.]
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「理央のお父さんは星が大好きでさ、名前、流星[リュウセイ]って言うだろ?でさ、オリオン座流星群って名前の中にある秘密を見つけたんだ。」
「秘密?」
私にはワケがわからない。
「オリオン。オ…リオ…ン。…リオ。理央。」
「…………。」
「…理央。」
「…私の名前…だ。」
:10/10/04 00:05
:F906i
:APRZbFKU
#56 [luna.]
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「名前は親からくれる一番最初のプレゼントってゆーだろ。愛されてるんだよ、理央は。……お父さんがいなくなった今もその名前を通じてさ。だから大丈夫だ、絶対。理央はお父さんの愛を忘れない。」
枯れていた涙がまたじわじわと溢れ出してきた。
「……っ…」
顔を隠すために両手で覆う。
「お父さんは星になっていつも理央を見守ってるはずだ。」
:10/10/04 00:11
:F906i
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#57 [luna.]
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「星はいつも光ってるけど、その輝きは夜にしか光となって現れないし、そう思えば夜だって怖くないだろ?」
「……っ…。」
私は頭をゆっくりと下に下ろした。
「…あっくん、ありっ…が…とっ…。」
私の心はすごく軽くなった。あっくんのおかげで凄く大事な事に気付けた。
もう、きっと大丈夫
:10/10/04 00:17
:F906i
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#58 [luna.]
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「もうこんな、ロマンチストっぽい発言一生しねーから、自分で覚えとけよ!!あー…まじ、恥ずかしい…。」
あっくんは片手を頭に持って行きガシガシと、照れを隠すために頭をかいた。
「ありがとっ。」
私は感謝の言葉に気持ちをいっぱいいーっぱい込めて飛ばした。
言葉だけじゃ足りなくて、ぎゅーっとしがみついた。
「うぉっ…ギブ!!ギブっ!!」
:10/10/04 00:23
:F906i
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#59 [luna.]
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――――………
その後は、あっくんが密かに十夜に連絡をとってたみたいでお母さんと十夜と新しいお父さんが車で迎えに着てくれた。
私は、ありのままに思いを伝えて
今度こそ、素直に再婚について認める事ができたんだ。
この時からなのかな?
私が新しいお父さんに対して、いい方向に見る目が変わったのは。
:10/10/04 00:33
:F906i
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