その日が来る前に、2
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#115 [愛華]
隆則。どうしてこの手を
離さなくちゃならなかったのか
わからなかったよ。あの時は。
ただ好きで
でも、それだけじゃだめだった。
もう一つの別れは
すぐそこに迫っていたんだ。
:10/10/17 15:58
:840SH
:B1fA5OV.
#116 [愛華]
′
次の日。送別祭二日目。
あたしはいつもより早く学校へ行った。じっとしてられなかった。
「あれ、那佑はやくない?
もう着替えてるしー」
急に話し掛けられたので
びっくりして振り向くと、
そこには梓がいた。
:10/10/17 23:29
:840SH
:B1fA5OV.
#117 [愛華]
「あ、おはよう梓。昨日は
ちょっとね……」
「てゆーか!!昨日勝手に帰っちゃったでしょ??大変だったんだよー。休憩から帰ってきた直純くんもなんか様子変だし…」
ドキッとした。
「………梓」
「ん?なに?」
:10/10/18 10:08
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:psFE4SWM
#118 [愛華]
「……直純くんってさ……
隆則の弟だって……知ってた?」
「………え?」
梓はありえない、という顔をした
どうやら梓と直純くんは、小さい頃面識があるらしい。
当たり前といえば当たり前か…
「だって……直純は今………
ずっと会えなくて………」
「………梓。話、きいて」
:10/10/18 11:01
:840SH
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#119 [愛華]
あたしは梓に全て話した。
昨日、隆則から聞いたこと全部。
梓は泣きそうになりながら聞いていてくれた。
「…………そっか。やっぱり
直純だったんだ…。6年間って
長い時間なんだなぁ………
あたし、全然気づけなかったよ」
:10/10/18 11:04
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#120 [愛華]
周りはガヤガヤと準備を始めている。あたしと梓は教室の隅で邪魔にならないよう話していた。
「……直純がいなくなってから
隆則は本当に落ち込んでた。
音信不通になってからケンカをするようになったんだよね」
「え…っ隆則がケンカするようになったのって…直純くんが原因だったの?」
「本当の原因はね。表向きは隆則のお父さんお母さんの死が原因ってことになってるけど」
:10/10/18 20:45
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:psFE4SWM
#121 [愛華]
「え?表向き?意味わかんない」
「つまり、そういうこと」
あたしはさっぱりわからなかった
「…タカはなかったことにしたの
直純への罪悪感にずーっと苦しんだ末、直純を探すことを諦めて罪悪感から逃れた。
………タカが罪悪感感じることなんて……なんにもないのにね」
:10/10/18 20:52
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#122 [愛華]
梓は話し続けた。
「タカは……直純のことを次第に忘れようとしていった。
無意識のうちにね。疲れちゃったんだと思う。
だから、あたしもそうした。
直純のことは口に出さないで、
タカのケンカを止めることに全力をつくして…アメリカへ発った」
梓はふぅとため息をつくと
ゆっくりと立ち上がった。
「……あの6年間の間に直純に何があったのか、どうして自分のことを直純が隠したのか、
あたしは何ひとつわからない。」
:10/10/18 20:58
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#123 [愛華]
「……でも、聞かなくちゃいけないね。
あたし、このまま終わるなんてどうしても思えないんだよね」
梓。あたしもそう思うの。
津波がやってくるような。
嵐の前の 静けさのような。
そんな気がするんだ。
:10/10/18 21:06
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#124 [愛華]
誰か読んでくれてますかね??

:10/10/18 21:07
:840SH
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