その日が来る前に、2
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#231 [愛華]
自分の中にこんな感情があるなんて初めて知った。
理性が言うことをきかない。
計算外なことが起こって
自分のコントロールができない。
ただ、本能のままに。
君の笑顔を見ていたいから
隆兄から君を引き離せない。
俺はどうしたら救われる?
神様は……なんて残酷なんだろう
:10/11/01 01:58
:840SH
:HCK5cv5E
#232 [愛華]
-梓side-
:10/11/01 20:01
:840SH
:HCK5cv5E
#233 [愛華]
どうして人は恋をするんだろう
傷つくことを知っていても
それでも人は想いつづける。
叶わぬ想いだと知っていても
それでも人は求め続ける。
そんな止めることのできない想いがあること。
私が1番知っているから。
だから、何も言えなかった。
:10/11/01 20:20
:840SH
:HCK5cv5E
#234 [愛華]
「……で、そのあとどうしたの」
あたしは送別祭が終わった後の教室で那佑と話していた。
品野くん………じゃなくて
直純はもう帰ったらしい。
でもことの全てを那佑から
聞くことができた。
…………告白されたことも。
:10/11/01 20:26
:840SH
:HCK5cv5E
#235 [愛華]
「そのまま二人で帰ってきた……
なんか気まずくって………あと…
頭いっぱいいっぱいで………」
那佑は泣きそうな顔をしていた。
あたしだってそうだよ。
直純が……虐待にあってたなんて
全く知らなかった。
:10/11/01 20:31
:840SH
:HCK5cv5E
#236 [愛華]
あたし……直純を責めちゃった…
「………梓、自分を責めないで。
どうしようもなかったんだよ」
那佑がゆっくりと言った。
わかってはいるけど……
でもやっぱり思ってしまう。
直純を見つけていれば……って
後悔が押し寄せて来る。
:10/11/01 20:39
:840SH
:HCK5cv5E
#237 [愛華]
でもまさか、直純がタカを恨んでいる理由がそんなことだったなんて………
「……どうすれば、いいのかな」
那佑は余ったデザートを袋に
詰めながら言った。
「あたしの予想………
直純はタカに復讐、つまり
那佑とタカを引き離そうとする
ことは多分もうしないよ」
:10/11/01 20:46
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:HCK5cv5E
#238 [愛華]
「え、どうして?」
那佑は手を止めた。
袋からコロコロとゼリーが
転がってドアの前で止まった。
「直純は那佑が好きなんだよ。
好きな人を不幸にあわせようと
なんて、いくら復讐のためだからって直純はしない。
直純はそんなやつじゃないよ」
多分、直純はかなり前から那佑が好きだったんだと思う。
だから、那佑には全て話した。
:10/11/01 20:53
:840SH
:HCK5cv5E
#239 [愛華]
もっとも、その気持ちにいつ気づいたのかはわかんないけど…
「……その告白、どーするの」
「こ、断るよ!隆則がいるし…」
まぁ当然そうなるよね………
直純はまだタカになにかする気なのかな?
那佑と引き離すこととは、
別の方法で…………
:10/11/01 21:01
:840SH
:HCK5cv5E
#240 [愛華]
でも、もう終わりにしたい。
復讐とかそんなのもういいから
失ったままだった6年間の時間を
直純と一緒に取り戻していきたい
直純………がんばったんだね。
つらかったんだね。
ごめんね……助けてあげれなくて
一緒に泣いてあげるから。
だから………タカを恨まないで。
:10/11/02 00:24
:840SH
:XYQ0nIow
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