その日が来る前に、2
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#445 [愛華]
ずっとずっと迷って。
病院のベッドの上で考えた。

限られてる時間の中で、
自分がするべきこと、したいこと


大切な人たちの記憶に残りたい。


誰かに支えてもらうだけじゃ
なくて。


自分も誰かを支えたいの。

直純くん。はやく、目をさまして

⏰:10/11/30 22:21 📱:840SH 🆔:3qS5Fofs


#446 [愛華]
ずっと待ってるから。


直純くんに次会うときには
きっと笑えるから。



「おかえり」って言うから。



でもその日は

あたしの覚悟よりも早く

すぐにやってきたのです。

⏰:10/11/30 22:27 📱:840SH 🆔:3qS5Fofs


#447 [愛華]
よくわからない。

ただ、走った。


いつかきっとまた会える。

信じていたけれど

その日が来るとやっぱり怖くて。



ちゃんと笑えるかなって。

⏰:10/12/01 20:50 📱:840SH 🆔:.AxXMTAc


#448 [愛華]
'





「………………」


あたしは待合室にいた。


直純くんが目覚めた。


そう聞いて病院に来たのに。

⏰:10/12/01 20:54 📱:840SH 🆔:.AxXMTAc


#449 [愛華]
………勇気が、出ない。


会いたい。
のに会いたくない。



あたしは………弱虫だ。




会いたくてたまらなかった。
また笑ってほしかった。

隆則と、仲直りしてほしかった。
それはもう叶わないけれど。

⏰:10/12/01 22:25 📱:840SH 🆔:.AxXMTAc


#450 [愛華]
「…………どうしよ……」


扉をあければ直純くんがいる。
一歩が踏み出せない。



「あの…………」


俯いていると、一人の看護師が
あたしに話しかけてきた。


「いつも品野さんのお見舞いに
来られてる方ですよね?」

⏰:10/12/01 22:27 📱:840SH 🆔:.AxXMTAc


#451 [愛華]
「えと…………はい」

「直純くん目覚まされました。会いに行ってあげないんですか?」

「………はい」

あたし今、どんな顔したかな…

きっとすごく不細工だった。



「あの……たかにいさんって?」

「え…………?」

⏰:10/12/01 22:36 📱:840SH 🆔:.AxXMTAc


#452 [愛華]
「直純くん、目を覚ました後、
そう呼ばれたので……。
ご存知ないですか?」


直純くんが、隆則の名前を。


あの日、会いに行く約束を
直純くんも大切にしていて。




あたし、なにやってんだろ。

⏰:10/12/01 22:49 📱:840SH 🆔:.AxXMTAc


#453 [愛華]
直純くんも………


きっと今、苦しい。



「あの……お友達なんですか?」

「……………はい。
病室、行きます。会います」



直純くん。
あなたは、大切な、友達です。

⏰:10/12/01 22:55 📱:840SH 🆔:.AxXMTAc


#454 [愛華]
'








直純くんは、窓を見ていた。


なんだろう、この気持ち。

言葉にはできないけれども
きっとすごく素敵な気持ち。

⏰:10/12/01 22:59 📱:840SH 🆔:.AxXMTAc


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