その日が来る前に、2
最新 最初 全 
#458 [愛華]
「あの、白石……苦しい……」
「なんだその態度は!!
アッサリしすぎでしょ!!
もっとためてよ!!ばか!!」
「あ、すいません…………」
抱きしめる手が震える。
なにもなかったかのような再会
なにをあんなに迷ってたの?
あぁ…………涙が止まらない。
:10/12/01 23:08
:840SH
:.AxXMTAc
#459 [愛華]
「心配かけて、ごめんな?」
大切な人がすぐそこにいる。
大切な、友達が。
これが、隆則が守りたかった
直純くんという存在。
「………おかえりなさい」
「えー……ただ今戻りました」
日の光が少しだけ足元を、
あたしの道を照らしてくれた。
:10/12/01 23:16
:840SH
:.AxXMTAc
#460 [愛華]
'
何度も何度も願った。
隆則が願った直純くんの幸せ。
隆則、わかるかな?
あなたの願いが私の願いなの。
隆則。私は今でもまだ好き。
でもきっと、いつか、
この傷が癒えて。
:10/12/04 13:24
:840SH
:fdl99JMc
#461 [愛華]
もし、隆則じゃない大切な人が
あたしが愛するひとができて。
隆則もそんなひとができたら。
また笑って会えるかもしれない。
「あのときは幸せだったね」
そう言って笑えるかもしれない。
今も幸せだよ、って。
:10/12/04 23:12
:840SH
:fdl99JMc
#462 [愛華]
そのときあたしは涙を流す。
嬉し涙だったらいいなぁ。
たくさんの人に出会って
たくさんのものを愛して
あたしは、生きたい。
あわよくば、ずっとずっと。
もっと長く。
あたしはそんな夢を見る。
:10/12/04 23:15
:840SH
:fdl99JMc
#463 [愛華]
隆則。
言いたいことはたくさんあるよ。
でもきっと伝えきれないね。
また、春がきたよ。
あなたと出会った季節が。
桜が咲いて、散る季節が。
:10/12/04 23:19
:840SH
:fdl99JMc
#464 [愛華]
-直純side-
:10/12/04 23:20
:840SH
:fdl99JMc
#465 [愛華]
「うぉー!!すげー桜!!」
「ちょっと直純くん。そんなに
乗りだして落ちないでよね」
「いっそ落ちればいいのに……」
「てめ、梓。今なんつった!?」
「いっそ落ちればいいのに。」
「そのまま繰り返すな!!」
桜が、散りはじめた季節。春。
:10/12/04 23:23
:840SH
:fdl99JMc
#466 [愛華]
あの日から1ヶ月。
白石は、いつも俺の側にいる。
「隆則とは、別れたの」
「あたし、病気なんだ。
今のままだと25までに死ぬ。」
なんで、笑いながらそんなこと…
そんな悲しそうに笑うなよ。
:10/12/04 23:26
:840SH
:fdl99JMc
#467 [愛華]
なんとなく、わかった。
隆兄がそうしたんだろう。
隆兄から別れを告げたんだろう。
そこには俺でも理解はできない
くらいの想いがあった。
でも間違いなく、俺もそこには
関係している。それはわかる。
だから、白石は側にいる。
俺のそばにいてくれてるんだ。
隆兄の、ために。
なんて残酷な。
それでも離れたくはない。
:10/12/04 23:32
:840SH
:fdl99JMc
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194