その日が来る前に、2
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#495 [愛華]
「………本題はそっちかよ」
ふーっと息をはく。
「答えて。後悔してる?」
「してるに決まってんじゃん」
………やっぱり。
:10/12/11 18:59
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#496 [愛華]
「前も言ったけど、もう一回
言うよ。那佑と戻ってよ」
「それは無理。梓。よく聞いて。
俺は後悔するのを知ってて
那佑との別れを選んだんだ。
だからそれでいいんだよ」
なにそれ………意味わかんない。
:10/12/11 19:05
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#497 [愛華]
「じゃあこれから一生、那佑とも直純とも会わないつもり?」
「…………」
「そんなの間違ってるでしょ。
直純とタカは兄弟なんだよ。
那佑は今も………タカを大切
だと思ってるんだから」
間違ってる。そんなこと。
「タカ………」
:10/12/11 19:12
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#498 [愛華]
「わかってるよ」
「……………え」
「今のまんまじゃダメだって。
だから、直純と会って話す」
「タカ…………」
「那佑とも。戻れなくてもいい。
でも支えていたい」
:10/12/11 19:20
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#499 [愛華]
タカも進みたいんだ。
それは………那佑も一緒。
もう那佑とは戻れない。
タカの強い気持ちが伝わる。
だから………
「タカ、こっち向け」
「へ、向けって……」
バチン!!!
:10/12/11 19:29
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#500 [愛華]
「いってぇぇぇぇ!!!
梓てめぇなんでビンタ!?」
「言っただろーが!!
那佑を傷つけたら許さないって。
まぁこれで許したげるよ」
「んだよ………ってぇー…」
あたしは袋を持ち、立ち上がる。
話はすんだからもういい。
「いい加減ケジメつけろよ、
ばーか!!へたれ!!」
:10/12/11 19:35
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#501 [愛華]
ふん、ざまーみやがれ!!
まぁでも………よかったかな。
誰も傷つかなくていい別れ
なんてものは存在しない。
だからしょうがないんだ。
その傷がなおる日まで。
その日が来る前に、
みんなで笑えたらいいんだ。
:10/12/11 19:41
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#502 [愛華]
「……梓ちゃん、帰るの?」
玄関を出たところで、いつ起きたのか誨さんに声をかけられた。
「俺寝てたんだけど……
なんの話してたの?」
「タカ、直純と会うそうです。
まぁへたれなんで、やっとか
って感じなんですけどね」
「そか……やっとか……」
誨さんは言いながら隣に来る。
:10/12/11 19:48
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#503 [愛華]
「えと………誨さん?」
「送る。暗いし、危ないよ」
誨さんとあたしはなんなのかな。
わかんなくて不安になる。
あたしだって自分のことを
考えるんだよ。
幸せになりたいんだよ。
帰り道は、なにも話さなかった。
:10/12/11 19:50
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#504 [愛華]
「じゃ、はやく寝ろよ」
「ありがとーございました」
家の前まで送ってもらっちゃった
何回送ってもらったかな……
「…………誨さん」
「………ん?なした?」
「あたし多分…………
誨さんのこと好きなんだと思う」
:10/12/11 19:54
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