その日が来る前に、2
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#528 [愛華]
「あいにく、まだ死にません〜」
「………ムカつく!!」
低レベルな言い争いをしている
うちに、冷凍からあげがなくなってしまった。
明日、お腹こわさないかな……
…………なんか、疲れたなぁ。
いろいろ頑張りすぎた……。
:10/12/12 18:05
:840SH
:Pg1nhX6s
#529 [愛華]
あたしは机にうずくまった。
急に眠気が襲ってくる。
午後の授業大丈夫かな………
「………なに、眠いの?」
「………てゆか疲れた……
あたしゃねー毎日毎日まーいにちタカや那佑のこと考えてんの」
「………ふーん……」
どうしたらみんなが笑えるのか
そればっか考えて疲れて……
自分のことなんか後回しで。
:10/12/12 20:41
:840SH
:Pg1nhX6s
#530 [愛華]
「…………いんじゃないかな」
「ん?なんか言ったか?梓」
「わがままでも。自分を一番に
思うのはみんな同じだしさ……
応援はしないけど否定もしない。そのままでいんじゃない?」
それは本音だった。
:10/12/12 20:47
:840SH
:Pg1nhX6s
#531 [愛華]
誰かを大切に思う。
その気持ちは間違いじゃない。
自分の幸せを願う。
それもきっと間違いじゃない。
だから、それでいいんだ。
きっとそれが正しいんだ。
例えその先に希望がなくても
自分がわがままになっちゃうのは
止められない欲望。
:10/12/13 23:24
:840SH
:LirqFtQA
#532 [愛華]
「なんの話してるのー?」
「おわ!!白石!!
委員会終わったのかよ!!」
「那佑!!気配を断たないでよ!忍者かおまえは!!」
いつのまにか那佑は後ろにいた。
……どっから話きいてたかな…
「お腹すいた……昼休みに委員会とかひどいよねーほんと」
:10/12/13 23:30
:840SH
:LirqFtQA
#533 [愛華]
那佑はため息をついていすに
ついた。
「なんかからあげのニオイ……
からあげ食べた?」
「あーすげぇ食感いいやつ」
「お風呂あがりにぴったりの」
「……はぁ?なにいってんの」
そんなくだらないことで笑って
る那佑を見ると、安心した。
:10/12/13 23:39
:840SH
:LirqFtQA
#534 [愛華]
那佑。だいすき。
急にそう思った。
ずっと笑っていて。
幸せでいて。
誰を好きになってもいいよ。
でも、笑っていてね。
もう泣かないでね。
いつも笑顔でいてね。
:10/12/13 23:44
:840SH
:LirqFtQA
#535 [愛華]
そういつも願ってた。
でも運命は残酷で。
叶わない想いを募らせていた那佑
毎日潰されそうになりながらも
笑ってた。精一杯。
来るのが怖かった『その日』。
来るなんて信じたくなかった。
『その日』のタイムリミットは
すぐそこに迫っていたんだ。
:10/12/13 23:52
:840SH
:LirqFtQA
#536 [愛華]
-隆則side-
:10/12/15 19:54
:840SH
:4C424oZI
#537 [愛華]
今でも目を閉じれば思い出す。
那佑の笑った顔。怒った顔。
すねた顔。照れてる顔。
でも最後に思い出すのは
やっぱり泣いてる顔で。
あの日別れた日の
那佑の泣いてる顔。
胸に刻まれて消えない記憶。
:10/12/15 19:57
:840SH
:4C424oZI
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