その日が来る前に、2
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#129 [愛華]
あたしと梓は、隣の空き教室で
ケーキやお茶の準備をした。
昨日はかなりの客が来たので
今日は少しは落ち着くと予想し
量は少ない。
ケーキを切っている時も
コーヒーを入れている時も
頭の中は直純くんと隆則で
いっぱいだった。
隆則………今、なにしてるかな
:10/10/19 22:12
:840SH
:5VCYhr0Q
#130 [愛華]
>>128すいませんでした


私のミスですA
これから気をつけますね


感想は感想板にもらえると
嬉しいです

:10/10/19 22:17
:840SH
:5VCYhr0Q
#131 [愛華]
ガラガラッ
「…………っ」
「な、直純くん……!!」
一瞬だった。
隆則のことを考えている時に
直純くんが入ってきたから……
心臓が……止まりそうになった。
「……あ、おはよ白石。
……あれ?あ、教室間違えたね。
わりぃ。着替えてくるな」
:10/10/19 22:20
:840SH
:5VCYhr0Q
#132 [愛華]
「え、あ………」
声が出ない。
どうしてそんなに普通通りなの?
「…おはよ。し、な、の、くん」
何も言えないでいると、梓が冷たい声でいった。
あたしはびっくりして思わず振り向いてしまった。
「………久しぶり、だね。梓」
:10/10/19 22:24
:840SH
:5VCYhr0Q
#133 [愛華]
「…うん。最初は気づかなかった
あんた、男前になったねぇ。
タカにそっくりになってきた」
「そりゃどーも。褒め言葉としては受け取れないけどな」
二人の間に緊迫した空気が流れる
ピリピリする。息苦しい。
「…この6年、あんた何してた?どこにいた?」
「おーいきなり来るねぇ」
:10/10/19 22:28
:840SH
:5VCYhr0Q
#134 [愛華]
直純くんが苦笑いながら、
その場にあった椅子に座った。
「……ジジイんとこにいたよ。
別に何をしてたわけじゃない。
俺の6年間はあのジジイのもんだったからな。自由なんかなかったし…あんま覚えてないし」
直純くんは何でもないことのように言った。
「……意味わかんないんだけど。
あたしとタカは散々あんたを探したよ。タカはあんたのせいでケンカに狂っていったよ!」
:10/10/19 22:33
:840SH
:5VCYhr0Q
#135 [愛華]
ビリビリと空気が震えた。
梓……今何を考えてる?
わからない……怖い。
「……隆兄がどうなったかなんて知ったことじゃない。
でも、梓。そんな隆兄に対して…
お前はなんかできたのかよ?」
「………………!!」
:10/10/19 22:37
:840SH
:5VCYhr0Q
#136 [愛華]
「俺はよくわかんないけど。
……何もできなかっただろ?
隆兄を変えたのは隣にいるその女
お前じゃねぇ」
直純くんの目は恐ろしいほどに
冷たくて………
血が通っていないみたいだった
「……タカに復讐?何が目的?」
「しゃべりすぎたなぁ。続きは
放課後でもいっすかね??
俺、着替えてこなくちゃさ」
:10/10/19 22:42
:840SH
:5VCYhr0Q
#137 [愛華]
直純くんはのびーっと欠伸をして、教室から出ていった。
梓はぐっと何かをこらえているように唇を噛んだ。
………わからない。
自分の周りで色々なことが起こりすぎて、何がどうなっているのか全くわからない。
でも…………
隆則も、直純くんも、梓も。
この6年の間に傷を負っていた
あたしは…知らなくちゃいけない
:10/10/19 22:49
:840SH
:5VCYhr0Q
#138 [愛華]
「…………あ、やばっ!!
ほら、はやく行かなきゃ!」
梓は思い出したように言い、
コーヒーやらケーキやらがのったお盆を自分の手に持った。
「…………梓、あの…」
「だーいじょうぶ。平気だよ。
放課後に話そう。全部さ。
………一気に色々ありすぎて、
今、ちょいビビってる…ごめん」
:10/10/21 20:36
:840SH
:GoKWztnc
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