その日が来る前に、2
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#146 [愛華]
あまりにも突然すぎて
忘れていたあの痛み。
薬は飲んだのに……
最近は忘れられていたのに…
深呼吸すると大分落ち着いた。
…………大丈夫。
頑張りすぎちゃっただけ。
少し休めば大丈夫だよ、こんなの
:10/10/23 20:20
:840SH
:5AJhK.Ao
#147 [愛華]
「………なゆりん大丈夫?」
「あ、大丈夫ですよー!!
コーヒーゼリーでしたね!
待っててくださぁい」
あたしはパタパタと隣の教室に
ゼリーを取りにいった。
ズルズルと座りこむ。
………カウントダウンは、近づいているんだ。
まだ7年ある?
あと7年しかないんだよ。
:10/10/23 20:26
:840SH
:5AJhK.Ao
#148 [愛華]
考えることはいっぱいある。
あたしのことなんか後でいい
なんていい子ぶった事言えないよ
直純くん
隆則
あたしだっていっぱいいっぱい。
自分を守るのに必死なんだよ。
:10/10/23 20:31
:840SH
:5AJhK.Ao
#149 [愛華]
′
ガラッ
「………なにやってんの?」
「な…お……ずみくん?」
二回目だ。
苦しくなった時に
直純くんが来てくれる。
そしてあの時みたいに
優しい目で笑うんだね。
:10/10/23 20:57
:840SH
:5AJhK.Ao
#150 [愛華]
あの時も直純くんは
あたしの背中をさすって
大丈夫だよ、って言ってくれた
あぁ………隆則に似てる。
そう思ったんだ。あの日に。
それは直純くんにとって
嫌なことでしかないのかな。
消したいものでしかないのかな
:10/10/23 21:15
:840SH
:5AJhK.Ao
#151 [愛華]
「……具合わるいの?」
直純くんは扉を静かに閉めて
小さい声で聞いた。
「平気。大丈夫だよもう。
…………どうしたの?」
「あ、なんかコーヒーゼリー足りないらしくて。俺と白石で買いに行ってきてって言われた」
「ん。いいよ、いこう」
あたしは隆則の件については
触れなかった。
今はいつも通りがいい。
そんな気がした。
:10/10/24 01:05
:840SH
:bSBAkyn2
#152 [愛華]
外は少し肌寒かった。
街は卒業シーズン真っ只中。
桜の木はまだハゲのまま。
今年はいつ頃咲くだろうか。
雪が溶けたことでゴミがあっちこっちに出てきている。
大方、冬の間に子供たちが
雪にゴミを埋めたんだろう。
そんな道を直純くんと歩く。
男の人と二人で街を歩くのは……
直純くんが二人目だ。
:10/10/24 01:13
:840SH
:bSBAkyn2
#153 [愛華]
「………まだちょい寒いね」
「そうか?教室が暑かったから
俺は涼しいくらいだけど」
「直純くん大人気だもんね」
直純くんのホストは、クラスでダントツ一位の人気だった。
「それ言ったら白石じゃん。
なゆりん………だっけ?」
「やーめーてー!!」
「あははは!!」
普通に笑いあって……
でも瞳は冷たい色のままで。
:10/10/24 11:12
:840SH
:bSBAkyn2
#154 [愛華]
スーパーに着いて、あたしは
デザートコーナーに向かう。
直純くんは他のお菓子に夢中で鼻歌なんかを歌っている。
ほんとにいつもどおりだなぁ…
あたしはコーヒーゼリーを
あるだけポイポイとかごに放り込んでいく。
しかし、3個で100円のコーヒーゼリーを1個200円で売るって………ぼったくりすぎじゃないか…?
なんていうのも見ないフリ。
:10/10/24 19:29
:840SH
:bSBAkyn2
#155 [愛華]
「しーらーいし!!」
「あ、なに?」
「これ買って♪」
直純くんの手にはチョコやらジュースやら……
まぁ、少しならいいかな。
ぼったくってるし。
「うん。お金払ってくるね」
あたしはレジに向かった。
:10/10/24 19:34
:840SH
:bSBAkyn2
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