その日が来る前に、2
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#411 [愛華]
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「…………那佑……」
……………あれ?
あたし…………
「あず、さ?…………だよね」
「…………うん。そうだよ」
:10/11/27 21:13
:840SH
:NYYirQXU
#412 [愛華]
時計を見ると、もうお昼休み。
授業中ずっと寝てたみたい。
……なんか、頭ガンガンする。
息苦しいな………なんだろこれ。
「あんた寝過ぎ。夜寝てない?」
寝てないんじゃなくて、
寝れないんだよ。
夜になると、目がジンジン
焼かれたみたいに熱くなるの。
:10/11/27 21:18
:840SH
:NYYirQXU
#413 [愛華]
「……目、赤いけどどうしたの?
毎日、病院通ってて疲れてるん
じゃないの?大丈夫?」
「……平気だよ。寝不足なだけ」
梓は心配そうな顔をした。
ほんとに心配かけてばかりだ。
「あのさ……タカ最近病院に
来てないみたいなんだけどさ、
………那佑、なんか知ってる?」
:10/11/27 21:31
:840SH
:NYYirQXU
#414 [愛華]
「………知らない、よ」
ドクンと体が脈うった。
「そっか……家に行っても
いつもいなくってさ。やっぱり
相当ショックだったのかな…」
あたしは何も言わず微笑んだ。
梓には、まだあたしたちのことは
言っていない。言えないでいる。
:10/11/27 21:39
:840SH
:NYYirQXU
#415 [愛華]
隆則との別れを思い出すだけで
泣きそうになってしまう。
口に出したら、
それを認めたことになっちゃう
わかってる。
もう戻らないって。
でも認めたくない。
大切な人がいなくなっていく。
いやだ。こわいよ。
離れていっちゃわないでよ。
:10/11/28 00:02
:840SH
:ht7jgmU6
#416 [愛華]
「……………梓」
「なに?お腹すいたの?」
「梓は………ここにいるよね?」
「…………え?」
「離れていっちゃわないよね?
ずっとここにいるよね?」
:10/11/28 00:04
:840SH
:ht7jgmU6
#417 [愛華]
「なに、どうしたの………」
梓はオロオロと困った顔をした。
頭が痛い。息苦しい。
めまいがして、喉がヒューヒューと息をするたびに鳴る。
「梓………ここにいるよね。
直純くんや……隆則みたいに……
離れていったり……しない…で」
:10/11/28 00:08
:840SH
:ht7jgmU6
#418 [愛華]
「え………タカが……?
てゆーか那佑。あんた顔色…」
「行かないで……置いてかな…」
なんか熱いな。苦しいな。
頭がフラフラする。
あれ。世界が歪んでいく。
目がみえなくなってく……
「那佑!!!」
:10/11/28 00:11
:840SH
:ht7jgmU6
#419 [愛華]
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ゆめをみていたきがする。
しあわせなあったかい
あたしののぞんでいるゆめ。
隆則も直純くんも梓も
お父さんとお母さんもいる。
:10/11/28 00:13
:840SH
:ht7jgmU6
#420 [愛華]
隆則がわらってる。
この前のは嘘だよ、って。
直純くんもわらってる。
俺が事故にあうわけないだろ。
白石は馬鹿だな、って。
なにさ、みんなで騙して。
ひどいなぁ。
:10/11/28 00:17
:840SH
:ht7jgmU6
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