その日が来る前に、2
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#425 [愛華]
憎い?隆則が?
約束を破った?隆則が?
しあわせなゆめが崩れていく。
いやだ。覚めたくない。
行かないで。みんな。
いやだよ、いやだ、いやだ!!
隆則は…………泣いていた。
:10/11/28 00:30
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:ht7jgmU6
#426 [愛華]
泣いてる。隆則が。
あなたが悲しいとあたしも悲しい
泣かないで。大丈夫だよ。
「………………さよならだ」
さよなら…………?
振り向くと純さんは微笑んでいた
:10/11/28 00:33
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:ht7jgmU6
#427 [愛華]
「…………夢から覚めなさい。
たくさんやらなきゃならない
ことがあるんでしょう?
強くなりなさい。
泣いても負けないで。
あたしが………」
見守って、いるよ。
ずっと。ずっと。
:10/11/28 00:38
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#428 [愛華]
'
「……………ん……」
「…………!!那佑!!
おばさん、那佑が……!!」
「那佑!!聞こえる!?」
「那佑!!」
お父さん…お母さん…梓……
:10/11/28 00:43
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#429 [愛華]
酸素マスクをあてられていた。
うっとうしい。
ここは………病院……?
「あたし………なしたの…」
「倒れたのよ。最近いろいろ
無理しすぎたみたいで………
よかった……ほんとうに……
こんなお母さんでごめんね…」
お母さんは泣いていた。
:10/11/28 00:45
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#430 [愛華]
お母さんは今まで
あたしがしたいように、
わがままを聞いてくれた。
放っておいてくれる。
普通の子と同じように。
それがどれだけ難しくて、
そして、苦しかったのか……
今お母さんの涙を見てわかった。
ありがとうね。
:10/11/28 00:49
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#431 [愛華]
あたしは軽い診察を受けて、
お母さんとお父さんは医者から
話を聞くためにでていった。
「………大丈夫?」
二人きりになった病室で
梓が重く口を開いた。
「…………うん」
「ごめん………気づけなくて…」
:10/11/28 00:53
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#432 [愛華]
「梓のせいじゃないよ……」
あたしはゆっくり目をつむる。
体と心が分離したみたいな感覚。
「………タカにね、電話したの。
でも俺は行かない、の一点張り
で…………」
「隆則は、来ないよ」
そう。あれはゆめなんだ。
:10/11/28 00:55
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:ht7jgmU6
#433 [愛華]
「タカと……なにがあったの」
強くなりなさい。
「隆則は…………来ない。
もう………来ないかもしれない。
会えないかもしれないよ…」
:10/11/28 00:58
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:ht7jgmU6
#434 [愛華]
笑ったつもりだったけど
溢れたのは涙だった。
あふれる涙は枕を濡らしていく。
大丈夫。今日の夜をこえれば
きっと強くなれる。
もう泣かないから。
口に出したくなかったのは
認めなくなかったから。
でも認めなくっちゃいけない。
隆則は、もう戻ってはこない。
:10/11/28 01:03
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