その日が来る前に、2
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#446 [愛華]
ずっと待ってるから。
直純くんに次会うときには
きっと笑えるから。
「おかえり」って言うから。
でもその日は
あたしの覚悟よりも早く
すぐにやってきたのです。
:10/11/30 22:27
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:3qS5Fofs
#447 [愛華]
よくわからない。
ただ、走った。
いつかきっとまた会える。
信じていたけれど
その日が来るとやっぱり怖くて。
ちゃんと笑えるかなって。
:10/12/01 20:50
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:.AxXMTAc
#448 [愛華]
'
「………………」
あたしは待合室にいた。
直純くんが目覚めた。
そう聞いて病院に来たのに。
:10/12/01 20:54
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:.AxXMTAc
#449 [愛華]
………勇気が、出ない。
会いたい。
のに会いたくない。
あたしは………弱虫だ。
会いたくてたまらなかった。
また笑ってほしかった。
隆則と、仲直りしてほしかった。
それはもう叶わないけれど。
:10/12/01 22:25
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:.AxXMTAc
#450 [愛華]
「…………どうしよ……」
扉をあければ直純くんがいる。
一歩が踏み出せない。
「あの…………」
俯いていると、一人の看護師が
あたしに話しかけてきた。
「いつも品野さんのお見舞いに
来られてる方ですよね?」
:10/12/01 22:27
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#451 [愛華]
「えと…………はい」
「直純くん目覚まされました。会いに行ってあげないんですか?」
「………はい」
あたし今、どんな顔したかな…
きっとすごく不細工だった。
「あの……たかにいさんって?」
「え…………?」
:10/12/01 22:36
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#452 [愛華]
「直純くん、目を覚ました後、
そう呼ばれたので……。
ご存知ないですか?」
直純くんが、隆則の名前を。
あの日、会いに行く約束を
直純くんも大切にしていて。
あたし、なにやってんだろ。
:10/12/01 22:49
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#453 [愛華]
直純くんも………
きっと今、苦しい。
「あの……お友達なんですか?」
「……………はい。
病室、行きます。会います」
直純くん。
あなたは、大切な、友達です。
:10/12/01 22:55
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#454 [愛華]
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直純くんは、窓を見ていた。
なんだろう、この気持ち。
言葉にはできないけれども
きっとすごく素敵な気持ち。
:10/12/01 22:59
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:.AxXMTAc
#455 [愛華]
やっと、やっとだ。
少し痩せた直純くんの姿。
すごく、懐かしく感じる。
「………直純、くん」
直純くんはゆっくり振り向く。
:10/12/01 23:01
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:.AxXMTAc
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