その日が来る前に、2
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#478 [愛華]
「あたしは、直純くんが大事」
「………うん」
もう何回もきいたよ。
それは「友達」としてだろ?
「あたしは隆則とは全然違う
次元で直純くんが大切なの。
諦め悪いって思われるかもしれ
ないけど、まだ隆則が好き。
でも戻れるなんて思ってないよ。
まだ、時間がたってないから」
:10/12/05 18:49
:840SH
:/eY1KTpY
#479 [愛華]
うん。まだ1ヶ月。
今日までこの話題には一回も
触れてはいなかったけれど。
「でもいつか忘れられるよ。
そう信じてる。
あたしには25を越えられる
保証なんて全くないからさ。
それでもいいって人がいたら…
あたしはまた誰かを好きになれる
かもしれないけどね?」
:10/12/05 18:53
:840SH
:/eY1KTpY
#480 [愛華]
俺は、それでもいいよ。
でもその言葉は飲み込んだ。
今はまだそれは言うべきじゃない
「………隆兄からさ、頼まれた
んじゃないの?俺の側にいろって」
………うわ、聞いちゃった……
いや、この際もういーや。
今日はとことん傷ついてやる。
:10/12/05 18:57
:840SH
:/eY1KTpY
#481 [愛華]
「…………直純くんは今幸せ?」
「………え?」
「隆則は直純くんの幸せをいつも願ってたんだよ。それを
あたしに託したんだ。
あたしが直純くんの側にいること
で直純くんが幸せになるなら…
あたしは側にいるよ」
俺の、幸せ……?
:10/12/05 19:00
:840SH
:/eY1KTpY
#482 [愛華]
「うん、幸せだよ」
「じゃあ側にいる。あ、あと
普通に隆則の話とかしていーよ。
気つかわなくていーから」
白石はそう言って笑った。
目の前で笑っている女の子を
まるで天使みたいだと思った。
心から愛しく思った。
そんな俺は馬鹿かな?
:10/12/05 19:03
:840SH
:/eY1KTpY
#483 [愛華]
俺の幸せのために、側に。
今はそれでいいんだ。
それがいつか、君の幸せにも
なってくれたら……
そんな幸せはないだろーな。
「あれ?さっきの俺の質問…」
「えーなんのことー?」
「………うまくはぐらかすよな」
:10/12/05 19:07
:840SH
:/eY1KTpY
#484 [愛華]
桜がきれいに咲いて、散って。
今俺は幸せだ。
そう心でつぶやいた。
いつか、俺を見てくれ。
隣にいる俺を好きになって。
側にいるだけじゃ満足できない
そんな瞬間がきっとくる。
それが恋なんだ。
:10/12/05 19:11
:840SH
:/eY1KTpY
#485 [愛華]
-梓side-
:10/12/05 19:25
:840SH
:/eY1KTpY
#486 [愛華]
あたしの家から歩いて5分。
そこに隆則の家はある。
昔はそこに行くのが楽しみで
楽しみで仕方がなかったっけ。
「梓ー、これ隆ちゃんに届けて」
リビングで昔のアルバムを見て
いると、お母さんにそう言われ
から揚げを差し出された。
…………いいにおい。
:10/12/06 14:18
:840SH
:AVjEAaMQ
#487 [愛華]
「タカに届ければいーの?」
「うん。つまみぐいしないでね。向こう行ってからたべな」
「んー……わかった……」
あたしはホカホカのからあげを
袋にいれ、玄関をでた。
もうすっかり春。
上着はもういらないや。
:10/12/06 14:22
:840SH
:AVjEAaMQ
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