その日が来る前に、2
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#524 [愛華]
「…………どーするぅ?
那佑を返せって言われたら!」
「絶対いやだ」
…………即答ですか。
まぁなんとなくわかってたけど。
「…………わがままなのかな?」
:10/12/12 15:05
:840SH
:Pg1nhX6s
#525 [愛華]
わがまま?………なにが?
「白石がまだ隆兄を好きなのは知ってる。それでも側にいてほしい
実るとか実らないとか……
どうでもよくなるくらいに
ただ、側にいてほしいんだ」
切ない横顔は
まるで自分を見てるみたいで。
:10/12/12 15:17
:840SH
:Pg1nhX6s
#526 [愛華]
重ねて見ていた。
自分の姿を。
実らない恋を何年も続けて
新しい恋をしてもまた傷ついて
切なくて、苦しくて。
でも側にいてほしくて。
「…………わがままかな?」
もう一度繰り返した直純の言葉
あたしは答えられなかった。
:10/12/12 15:49
:840SH
:Pg1nhX6s
#527 [愛華]
とりあえず………
「……………クサい」
「はぁ!?なんだそれ!!」
「直純クサい。クサすぎ。
『側にいてほしいんだ』…とか
乙女ちっくなこと言うな」
「おとめ………ちっくぅ?
なんだそりゃ!!俺は自分に
正直に生きてるんだよ!!」
「セリフが似合ってない」
「死ね!!」
:10/12/12 18:00
:840SH
:Pg1nhX6s
#528 [愛華]
「あいにく、まだ死にません〜」
「………ムカつく!!」
低レベルな言い争いをしている
うちに、冷凍からあげがなくなってしまった。
明日、お腹こわさないかな……
…………なんか、疲れたなぁ。
いろいろ頑張りすぎた……。
:10/12/12 18:05
:840SH
:Pg1nhX6s
#529 [愛華]
あたしは机にうずくまった。
急に眠気が襲ってくる。
午後の授業大丈夫かな………
「………なに、眠いの?」
「………てゆか疲れた……
あたしゃねー毎日毎日まーいにちタカや那佑のこと考えてんの」
「………ふーん……」
どうしたらみんなが笑えるのか
そればっか考えて疲れて……
自分のことなんか後回しで。
:10/12/12 20:41
:840SH
:Pg1nhX6s
#530 [愛華]
「…………いんじゃないかな」
「ん?なんか言ったか?梓」
「わがままでも。自分を一番に
思うのはみんな同じだしさ……
応援はしないけど否定もしない。そのままでいんじゃない?」
それは本音だった。
:10/12/12 20:47
:840SH
:Pg1nhX6s
#531 [愛華]
誰かを大切に思う。
その気持ちは間違いじゃない。
自分の幸せを願う。
それもきっと間違いじゃない。
だから、それでいいんだ。
きっとそれが正しいんだ。
例えその先に希望がなくても
自分がわがままになっちゃうのは
止められない欲望。
:10/12/13 23:24
:840SH
:LirqFtQA
#532 [愛華]
「なんの話してるのー?」
「おわ!!白石!!
委員会終わったのかよ!!」
「那佑!!気配を断たないでよ!忍者かおまえは!!」
いつのまにか那佑は後ろにいた。
……どっから話きいてたかな…
「お腹すいた……昼休みに委員会とかひどいよねーほんと」
:10/12/13 23:30
:840SH
:LirqFtQA
#533 [愛華]
那佑はため息をついていすに
ついた。
「なんかからあげのニオイ……
からあげ食べた?」
「あーすげぇ食感いいやつ」
「お風呂あがりにぴったりの」
「……はぁ?なにいってんの」
そんなくだらないことで笑って
る那佑を見ると、安心した。
:10/12/13 23:39
:840SH
:LirqFtQA
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