その日が来る前に、2
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#612 [愛華]
うわ、すねてるし。
後ろ向いちゃったし。


「な、直純くん。大丈夫だよ。
ね?心配しないで?」

「………どーせ!!俺は!!」

「ほら、プリンあげるから」

「食いかけじゃん!!しかも
残り5分の1程度!!」

「直純ぃ、すねるなって。那佑は
あたしがちゃんと守るから!」

⏰:10/12/21 22:54 📱:840SH 🆔:yAxc/byQ


#613 [愛華]
「なんだよちくしょー!!」



5月の中盤。
いつもの楽しい日々。


限られた時間で何がしたいのか。
何度も考えたけれど…


きっと、これが正しい。
色んなことをやろう。

その日が来た時後悔したくない。

もちろん、諦めてはいない。

⏰:10/12/21 23:04 📱:840SH 🆔:yAxc/byQ


#614 [愛華]
きっと20歳の夜を越えてみせる

そう強く、願うんだ。



それまでは笑ってすごそう。


そんな毎日にあなたはいない。

慣れていくのがいいことなのか
悪いことなのかわからない。

まだこんなにも好きなのに。
側に戻って来てほしいのに。

⏰:10/12/22 01:32 📱:840SH 🆔:zdiU6mws


#615 [愛華]
傷は治らない。
たまに開いて痛むんだ。


今、あなたは
なにをして
なにを見て
なにを食べて


誰を思ってるんだろう。



私は今日もあなたを想うのに。

⏰:10/12/22 01:35 📱:840SH 🆔:zdiU6mws


#616 [愛華]
'






「………ただいまぁ」

「あ、那佑おかえりー!」

家に帰れば、優しいお母さんと
お父さんが迎えてくれる。

1年前のあたしなら絶対に
考えられなかったことだ。

⏰:10/12/22 01:37 📱:840SH 🆔:zdiU6mws


#617 [愛華]
「お母さん、あたしね梓とバイト
しようと思うんだけど……」

「いかん!!お金に困ってるならお父さんにいいなさい!」

いや、お父さんいつからいた?
びっくりしたよ今。
どっから出てきたんだよ。


「そーいうわけじゃないの!
やってみたいな、って思ったの」

「………お母さんは…うーん…」

⏰:10/12/22 22:55 📱:840SH 🆔:zdiU6mws


#618 [愛華]
「やっぱりダメかなぁ?」


さすがにお母さんも反対かな…
バイトなんて心配かけるし。

でもお母さんは。

「…まぁ梓ちゃんも一緒なら…
絶対無理はしないでね?」

「……!!ありがとう!!」

「那佑にバイトなんて……
危ない男につかまったりしたら
どうするんだ?」

⏰:10/12/22 23:00 📱:840SH 🆔:zdiU6mws


#619 [愛華]
「だいじょーぶだってば!」

「あ、ほら!!つきあってる
男性に送ってもらったら?」



ドキン


「………あー別れたんだ。
言ってなかったっけ?」

「え………そうなの?」

「まぁモテるひとだったしね!
また好きなひとつくるよ!」

⏰:10/12/22 23:21 📱:840SH 🆔:zdiU6mws


#620 [愛華]
あたしはなるべく声のトーンを
落とさないように言った。


「好きなひとなんかつくらんでいいんだ那佑は!!わかったな!」

「あーもうわかったから!
お願いだからお父さん黙って!」

「お父さんに向かってなんだ
その言い草は!!」

あたしとお父さんが言い合いを
している様子を、お母さんは
複雑そうに見ていた。

⏰:10/12/22 23:47 📱:840SH 🆔:zdiU6mws


#621 [愛華]
多分、お母さんはわかってた。
あたしが傷ついてること。

でもなにも言わなかった。


いまだに立ち直れない自分が
情けない。
自分で決めた道なんだ。
納得もしたはずなのに……

やっぱりまだ苦しい。

いつになれば忘れるのかな。



…………わかんないや。

⏰:10/12/23 00:02 📱:840SH 🆔:dtgS1Dxc


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