その日が来る前に、2
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#618 [愛華]
「やっぱりダメかなぁ?」
さすがにお母さんも反対かな…
バイトなんて心配かけるし。
でもお母さんは。
「…まぁ梓ちゃんも一緒なら…
絶対無理はしないでね?」
「……!!ありがとう!!」
「那佑にバイトなんて……
危ない男につかまったりしたら
どうするんだ?」
:10/12/22 23:00
:840SH
:zdiU6mws
#619 [愛華]
「だいじょーぶだってば!」
「あ、ほら!!つきあってる
男性に送ってもらったら?」
ドキン
「………あー別れたんだ。
言ってなかったっけ?」
「え………そうなの?」
「まぁモテるひとだったしね!
また好きなひとつくるよ!」
:10/12/22 23:21
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:zdiU6mws
#620 [愛華]
あたしはなるべく声のトーンを
落とさないように言った。
「好きなひとなんかつくらんでいいんだ那佑は!!わかったな!」
「あーもうわかったから!
お願いだからお父さん黙って!」
「お父さんに向かってなんだ
その言い草は!!」
あたしとお父さんが言い合いを
している様子を、お母さんは
複雑そうに見ていた。
:10/12/22 23:47
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:zdiU6mws
#621 [愛華]
多分、お母さんはわかってた。
あたしが傷ついてること。
でもなにも言わなかった。
いまだに立ち直れない自分が
情けない。
自分で決めた道なんだ。
納得もしたはずなのに……
やっぱりまだ苦しい。
いつになれば忘れるのかな。
…………わかんないや。
:10/12/23 00:02
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:dtgS1Dxc
#622 [愛華]
あなたと次に会うのはいつ?
あたしは笑ってる?
あなたも笑ってる?
思い出として振り返れる?
そうだといいな。
でもそんな願いは崩されて
あなたとの再会は
あたしの中のなにかを
簡単に変えてしまった。
:10/12/23 00:10
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:dtgS1Dxc
#623 [愛華]
'
「………えーと。今日から
入ってもらう白石さんと速水さんですね?よろしくお願いします」
「「よろしくお願いします!」」
:10/12/23 00:13
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#624 [愛華]
数日後。
学校から少し離れた小さな
ケーキ屋でバイトすることが
決まった。
かわいいピンクのお店。
正直、ちょっと不安はあったけど
楽しみな気持ちのほうが勝った。
帰りに、ここのケーキ買って
帰ろうかな……
:10/12/23 00:19
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#625 [愛華]
なんて思ってた。
「……ね、那佑。店長思ったより若いね!かっこよくない?」
「あんた誨さんいるくせに…」
確かに店長は20歳前半くらいで
しっかりしてそうなひと。
あたしは別に好みじゃないけど。
「……えーでは。自己紹介は
あとでしてもらうので仕事を
最初教えてもらう指導係の人を
紹介しますね」
:10/12/23 00:26
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#626 [愛華]
「あ、はい」
「もう来ると思うんだけど……」
店長が言い終わらないうちに
ドアが開く音がした。
あ、来た。
あたし人見知りするからな……
上手く話せるかなぁ……
「すいません、遅れましたー
つーか店長。裏口しまってたんすけど。入れませんでしたよ」
:10/12/23 00:30
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#627 [愛華]
'
……………………え?
「え?俺閉めてないけど……
あ、白石さんたちか。2人とも
裏口は閉めなくていーからね」
「………え、白石……?」
:10/12/23 00:32
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