その日が来る前に、3
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#105 [愛華]
「那ー佑ー!!」
バンッ!!とドアを開けて
入ってきたのは梓だった。
「あず………」
「大丈夫!?あたし話きいて
心臓止まりそうになったよ!」
「うん、わかったから……」
梓はあたしをぎゅーっと
抱きしめた。
:11/01/12 16:24
:840SH
:grMj3a42
#106 [愛華]
梓には入院してから会って
いなかったけど隆則とのことは電話で話していた。
梓は「そっか」とだけ
言ってくれた。
多分、同じこと考えてたんだ。
直純くんのこと…………。
:11/01/12 19:00
:840SH
:grMj3a42
#107 [愛華]
「あ、タカ久しぶり!!」
「あ、うん」
「結局あんたはいっつも、いい
とこ持ってっちゃうんだね〜
憎いなぁ!!この!!」
そういって首をしめる梓。
「ちょ、苦しいから!やめろ!」
「あはははは!今度こそ、那佑を傷つけたら容赦しないから!」
:11/01/13 18:45
:840SH
:1CBM2/bQ
#108 [愛華]
梓、嬉しそうだな。
心配かけて、ごめんね。
「あ、タカ」
「ん?」
「…………直純、外にいるから」
:11/01/13 18:50
:840SH
:1CBM2/bQ
#109 [愛華]
「…………ん、わかった」
………え?なに………?
直純くんが……来てるの?
隆則はそういって病室から
出ていってしまった。
「梓………どういうこと?
直純くん、来てるの?」
:11/01/13 20:59
:840SH
:1CBM2/bQ
#110 [愛華]
「うん。一緒に来たよ」
「じゃああたしも話さなきゃ。あたし、直純くんに言わなきゃ
ならないことがあるの」
「それは那佑の心配すること
じゃないから大丈夫だよ」
梓はにこっと笑った。
意味がわかんないよ。
あたし直純くんにまだ謝ってない
ひどいこといっぱいしたのに。
怖くて、連絡もしてなかった。
:11/01/13 21:03
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:1CBM2/bQ
#111 [愛華]
「……………梓、あたしね…
あの日直純くんに言うつもり
だったんだよ」
「………何を?言ってごらん」
「………つきあおう って」
そのほうが幸せになれるかもって
信じたかったから。
:11/01/13 21:07
:840SH
:1CBM2/bQ
#112 [愛華]
「でもあたし………隆則が好きで
やっぱりダメで……それで…」
「だーいじょうぶ!!
那佑はなんも気にしないで。
あとはタカと直純の問題だから」
隆則と……直純くんの?
そこにあたしはいないの?
「タカだって男だもん。
けじめくらいちゃんとするよ
もちろん、直純もね」
:11/01/13 21:22
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:1CBM2/bQ
#113 [愛華]
梓はなにもかもわかってる
みたいだけど、あたしはなにも
わからない。
…………隆則と直純くんは
何を話してるんだろ………
「ほら、そんな顔しないの。
大丈夫だよ。またみんなで
笑えるから。ねっ」
梓がそういうと、本当にそう
なる気がした。
:11/01/13 21:39
:840SH
:1CBM2/bQ
#114 [愛華]
悩んで悩んで出した答え。
後悔はしてないけれど……
できるなら誰も傷つかない
ほうがいい。
そんなの無理だって知ってても
やっぱり思ってしまうんだ。
どうかまた、みんなで
笑えますように。
涙を流さないですみますように。
:11/01/13 22:17
:840SH
:1CBM2/bQ
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