その日が来る前に、3
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#491 [愛華]
「そうだね。嬉しいね」
「うん」
「てか隆則さ、指輪交換の時
手震えてたでしょ?」
「げ、ばれてたの…?」
「うん。笑いそうになった」
「緊張してたんだよ!那佑だってヴァージンロード歩いてる時
泣きそうになってたじゃん」
「見てんじゃないわよ!!」
「えぇ!そんな無茶苦茶…」
:11/02/13 16:41
:840SH
:DGZtWYG.
#492 [愛華]
「……そろそろ参りましょうか」
牧師さんが申し訳なさそうに
微笑みながら言う。
おかしくてたまらない
といった顔をしている。
「みなさんお待ちですよ」
「………はい」
あたしは隆則の手に組まれている手に少しだけ力をいれる。
:11/02/13 16:47
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#493 [愛華]
「………んじゃ」
「行きますか」
ギィ……………
扉が開くのと同時にたくさんの
花が降ってきた。
待ちわびたと言うような歓声。
鳴り響く鐘の音。
たくさんの、笑顔。
:11/02/13 16:51
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#494 [愛華]
「那佑おめでとーっ!!」
………梓、泣きすぎじゃん。
いつもあたしの幸せを1番に
祈ってくれてた。
今度は梓も幸せになってね。
何も言わないで、ただ力一杯
拍手をおくってくれてる
直純くん。
いっぱい傷つけてごめんね。
何度もあなたの優しさに
助けられたよ。
:11/02/13 16:54
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#495 [愛華]
あなたは、大切なひとです。
これからも。
笑顔でちょっと遠慮気味に
寄り添いながら見つめる
お父さんとお母さん。
いつもあたしの意思を尊重
してくれてありがとう。
傷つけあった日々もあったけど
あたしは二人から産まれてこれて
すごくすごく、幸せです。
:11/02/13 16:57
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#496 [愛華]
「…………隆則、すごいね」
「ん?」
「あたしは、幸せものだ……」
大好きな人たちがいて
支えられて。
今のあたしがいるんだ。
そして隣にはあなたがいて。
:11/02/13 16:59
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#497 [愛華]
「そうだな。俺も。」
空が綺麗だった。
空気がスンとしてて
息をすいこむと
体の奥がひんやりとした。
「……これから頑張ろうね」
「うん。二人で頑張ろうな」
:11/02/13 17:06
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#498 [愛華]
「二人じゃないよ?」
「え?あ、そうだな。
梓や直純もみんな一緒に……」
「いや、そうじゃなくて」
「はい?」
そして、あたしたちの間には。
「3ヶ月。だそうです」
:11/02/13 17:08
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#499 [愛華]
「あ、そうですか……………
…………………ってえぇ!?」
これ以上ないってくらいの
リアクション。
「いつ!?いつわかったの!?」
「2週間くらい前かな」
「言えよその時に!」
:11/02/13 17:11
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#500 [愛華]
「だってどーせなら特別な日に
言いたいなって思ったんだもん」
「マジかよ〜……」
「あれ、嬉しくない?」
「嬉しいにきまってんじゃん!」
隆則は満面の笑顔であたしを
思い切り、でも優しく
抱きしめた。
:11/02/13 17:14
:840SH
:DGZtWYG.
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