その日が来る前に、3
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#71 [愛華]
「お母さん……二人にして」



お父さんとお母さんは病室から
でていった。




あたし、また戻ってこれた。

この場所にまた。



戻してくれたのは………。

⏰:11/01/10 18:39 📱:840SH 🆔:xC/okvn6


#72 [愛華]
「………隆則……………」


「お前心配かけてんじゃねーよ。
マジこっちが心臓止まるから」


「うん…………ありがとう」



隆則はゆっくりと椅子に腰掛けた



窓の外は少し明るかった。

夜が明ける。

⏰:11/01/10 22:09 📱:840SH 🆔:xC/okvn6


#73 [愛華]
「隆則………どうして、あたしを見つけられたの?」


「…………」


隆則は口を開こうとしない。



「隆則…………教えてよ」



隆則ははぁーっと息をはいてから
覚悟を決めたように話し始めた。

⏰:11/01/10 22:14 📱:840SH 🆔:xC/okvn6


#74 [愛華]
「……………止めに、いった」


…………止めに?あたしを?


「お前言っただろ。直純と
つきあったらどうするか、って。


俺 嬉しい なんて言ったけど。
嬉しいわけねぇじゃんか」



これは…………夢かな。
だとしたらあの夢の続き?

⏰:11/01/10 22:19 📱:840SH 🆔:xC/okvn6


#75 [愛華]
「だから…………止めにいった。
でも家に行ったらもういねーし。
探しにいったら……倒れてて」



隆則は、あたしが本当に
会いたい時いつも来てくれる。


それが叶わない時もあった。


でも………また自惚れていいの?

あたしの側にいてくれるって。
信じてもいいの?

⏰:11/01/10 22:34 📱:840SH 🆔:xC/okvn6


#76 [愛華]
苦しい夜は抱きしめてほしい。


嬉しい時は一緒に笑いたい。


悲しい時は一緒に泣いてほしい。


何度も思ったこの願いを


また、願ってみてもいいの?


もう正直になっていいの?

⏰:11/01/10 22:56 📱:840SH 🆔:xC/okvn6


#77 [愛華]
「………那佑。俺は………」

「すき」



やっぱり、大好き。
誰よりも大好き。
大好きより、もっともっとすき。




「隆則…………あたしダメだよ。やっぱりダメだ………」

⏰:11/01/10 23:05 📱:840SH 🆔:xC/okvn6


#78 [愛華]
「ダメって………」



隆則がいないと強くなれない。
隆則がいないとあたしじゃない。



「………隆則と、いたいよ」



今はそれだけでいい。

だからこの願いを、叶えて下さい

⏰:11/01/10 23:11 📱:840SH 🆔:xC/okvn6


#79 [愛華]
とめどなく溢れる涙を、
隆則は優しくぬぐってくれた。


ふわっと隆則のにおいがした。


ずっと求めていた隆則の腕。

この温もりがいつもあたしを
あたためてくれるんだよ。


隆則の腕に包まれたまま、
朝がきた。

⏰:11/01/10 23:15 📱:840SH 🆔:xC/okvn6


#80 [愛華]
「………あー…もういいや……」

「………どういう意味?」

「もう周りとかどーでもいい。
もうどっか行ったりすんな」




隆則が笑いながら言った。


だから、あたしも笑った。

⏰:11/01/10 23:48 📱:840SH 🆔:xC/okvn6


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