その日が来る前に、3
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#185 [愛華]
こんなこと話すつもりなかった。
でも溜め込みすぎた不安は
無意識にもれてしまう。
「………………那佑」
「信じたいよ。治るって。
でも、あたしが死んだあとに
苦しむのは隆則なんだよ?
『もしあたしが死んだら』って
やっぱり考えちゃうよ……」
現実と理想。
理想を夢みて現実に苦しむ。
:11/01/19 16:39
:840SH
:dBmqpBCQ
#186 [愛華]
「…………タカに言えない
不安はあたしに出して。だから
…
もうそんなこと言わないで」
「梓…………」
梓の気持ちは痛いほどわかる。
でも不安とか、そんなものだけ
じゃないんだよ。
だからあたしは…安心が欲しい。
:11/01/19 20:24
:840SH
:dBmqpBCQ
#187 [愛華]
「さて、この話は終わり!!那佑わかった?わかったら返事!」
「あ………はい」
「うん!」
こんなに側にいるのにあたしは
梓にさえ全てを吐き出せない。
心配かけたくないから?
そんなのきれいごとだ。
:11/01/19 20:38
:840SH
:dBmqpBCQ
#188 [愛華]
不安を口に出すと自分が弱い
人間になった気がして。
自己嫌悪しちゃう。
それはまた周りの人たちに
迷惑をかけてることになるの?
強くなりたい。
強くなりたいよ……
:11/01/20 01:11
:840SH
:LqmMWU32
#189 [愛華]
拳をぎゅっと握りしめる。
梓の顔が見れない。
申し訳ない気持ちでいっぱいで
また苦しくなった。
「梓……………ごめんね」
「………それは何に対して?」
「話終わりって言って戻っちゃうんだけどさ……あたし諦め
てるなんて自覚なかったんだよ」
:11/01/20 01:16
:840SH
:LqmMWU32
#190 [愛華]
「うん」
「でもどうやったらここから
抜け出せるのかわかんなかった。
受け入れちゃってたのかも。
しょうがないのかなって」
梓はゆっくりしゃがんで
ベッドに座ってるあたしに
目線を合わせた。
「……あたし那佑が大好き。
だからいなくなったら困るの」
:11/01/20 01:22
:840SH
:LqmMWU32
#191 [愛華]
「いなくなったら……?」
「困るの!でもあたしがどんなに
祈ったって那佑が諦めたら
そこで終わっちゃうよ。
闘ってるのは那佑だけじゃ
ないんだからね。わかってる?」
梓の言葉が心を潤す。
あたしと同じくらい、梓も
苦しいんだ……。
:11/01/20 01:28
:840SH
:LqmMWU32
#192 [愛華]
不謹慎かもしれないけど、
嬉しかった。温かかった。
明日はあたしにとって特別な日
になる。きっと。
その記憶があたしにとっての
光になるのなら
あたしはまた闘えるかな。
「絶対治すから」って自信を
持って言えるようになるかな。
:11/01/20 01:33
:840SH
:LqmMWU32
#193 [愛華]
今日の更新分です。
多めに更新したのですが
文章おかしいところあったら
すいません………
感想待ってます。
>>176-193
:11/01/20 01:36
:840SH
:LqmMWU32
#194 [愛華]
あるひとはいいました。
幸せとは願うことであり、
その行為の核に
他者が存在することである。
隆則。
あたしの願いの中には
いつだって隆則がいたよ。
:11/01/21 00:06
:840SH
:FLDDbvz.
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