その日が来る前に、3
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#455 [愛華]
那佑の細い肩がチョコンと
出された、キラキラと宝石が
ちりばめられたドレス。
それを着ている那佑は本当に
幸せそうだった。
今まで頑張ったねって
抱きしめてあげたかった。
でもそれはあたしの役じゃない。
たまらなく悔しかったり。
:11/02/13 11:40
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:DGZtWYG.
#456 [愛華]
「………タカは?もう見た?」
「さっきお披露目したの!!
そしたら直純くんと一緒に
顔真っ赤にして
どっかにいっちゃった。
あたしに見とれたんじゃないの?なんてねー」
…あながち、それは嘘じゃない
ような気がするな………
タカ、直純。
気持ちはわかるよ。
この那佑を見たら大抵の男は
真っ赤になっちゃいますって。
:11/02/13 11:46
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#457 [愛華]
「………タカも大変かなー
結婚してから……」
「え?なにが?」
「綺麗な奥さん持っちゃうと
気が気じゃないんじゃない?」
「まさか。むしろあたしが不安」
「はい?」
「隆則、フラフラ浮気しそう…」
タカに断じてそれはない!
そう言おうとするとドアが開いた
:11/02/13 11:50
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#458 [愛華]
ガチャッ
「てめーマジふざけんなよ!」
「いててて!冗談だろー!!」
「お前の場合、冗談に
聞こえないんだよボケ!!」
「新郎がそんなんでいいのか!」
取っ組み合いをしながら転がるようになって入ってきたのは
タカと直純だった。
:11/02/13 11:54
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#459 [愛華]
「ちょっとなにやってんのタカ」
「梓!来てくれてありがとうな」
「な・に・を・やってんの!?
直純、あんたも!!」
直純は大袈裟に痛がりながら、タカから離れると首を鳴らす。
「………俺が今からでも白石
ねらっちゃおっかなー愛人枠で。…………って言ったらコレ」
:11/02/13 11:59
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#460 [愛華]
「もう白石じゃねーし。愛人枠ってなんだよ!!」
「隆兄が与えられない温もりを
俺が補ってあげるの!」
「ふっっざけるなー!!」
タカが叫んだと同時にまた
取っ組み合いが始まった。
あー…。こんな日に……。
でもこれは直純なりの優しさ。
緊張してガチガチになってる兄をなんとかしようとしてる。
:11/02/13 12:04
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#461 [愛華]
…………多分。
ちょっとぐらい本気が入って…………………ないよね、うん。
一時期は周りを巻き込みながら
憎んで、憎まれて………
2人の間に壊せない壁があって。もう昔みたいには戻れない。
そう思い悩んだ夜もあった。
でも今は違うね。
二人の未来にはお互いの姿がある
:11/02/13 12:14
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#462 [愛華]
もう、離れたりしない。
那佑、あんたの周りには
いいひとがいっぱいだね。
幸せだね。
あたしは、幸せだよ。
那佑が幸せなら幸せなの。
:11/02/13 12:17
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#463 [愛華]
自分以外の誰かの幸せを
こんなに嬉しく思うのは
那佑に出会ってからだね。
自分にとって大事な人ができて
その人の幸せを願って
あたし、優しくなれた。
でも、願わくば……………
:11/02/13 12:19
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#464 [愛華]
「おぃーっす!!」
「おー!!誨!!」
「誨さん、ちわーっす」
誨さんは急いできたらしく、
汗でびしょびしょだ。
「……あれ、直純。お前誨と
面識あったっけ?」
「面識もなにもメル友だよ」
「はぁぁ!?」
:11/02/13 12:22
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