その日が来る前に、3
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#66 [愛華]
「那佑…………よかった……」
お母さんとお父さんは寄り添って
泣いていた。
あたし………生きてる。
まだ生きてた。
「那佑……あなた路地で
倒れててね。それで…………」
:11/01/10 17:30
:840SH
:xC/okvn6
#67 [愛華]
「隆則の声が聞こえたの……」
「え…………隆則…さん?」
隆則の声が聞こえてたんだ。
ずっと…………頭の中で。
もどってこいって言ってくれた。
:11/01/10 17:41
:840SH
:xC/okvn6
#68 [愛華]
「………………那佑?」
「…………え……」
愛しい声。
何度この声に救われただろう。
「………………隆則……?」
:11/01/10 17:51
:840SH
:xC/okvn6
#69 [愛華]
隆則は、 お母さんとお父さんの
後ろに立っていた。
すごく懐かしく感じるのは
なんでだろう。
「………隆則さんがね、那佑を
見つけて救急車を呼んでくれた
んだよ」
隆則が……………あたしを?
:11/01/10 18:14
:840SH
:xC/okvn6
#70 [愛華]
「…………那佑………」
隆則は一歩一歩あたしに
近寄ってきた。
「………………はは。また
泣いてるし…………」
「また、ってなんだよ」
隆則は涙をぬぐいながら言った。
そっか……泣いてたのは夢だった
:11/01/10 18:29
:840SH
:xC/okvn6
#71 [愛華]
「お母さん……二人にして」
お父さんとお母さんは病室から
でていった。
あたし、また戻ってこれた。
この場所にまた。
戻してくれたのは………。
:11/01/10 18:39
:840SH
:xC/okvn6
#72 [愛華]
「………隆則……………」
「お前心配かけてんじゃねーよ。
マジこっちが心臓止まるから」
「うん…………ありがとう」
隆則はゆっくりと椅子に腰掛けた
窓の外は少し明るかった。
夜が明ける。
:11/01/10 22:09
:840SH
:xC/okvn6
#73 [愛華]
「隆則………どうして、あたしを見つけられたの?」
「…………」
隆則は口を開こうとしない。
「隆則…………教えてよ」
隆則ははぁーっと息をはいてから
覚悟を決めたように話し始めた。
:11/01/10 22:14
:840SH
:xC/okvn6
#74 [愛華]
「……………止めに、いった」
…………止めに?あたしを?
「お前言っただろ。直純と
つきあったらどうするか、って。
俺 嬉しい なんて言ったけど。
嬉しいわけねぇじゃんか」
これは…………夢かな。
だとしたらあの夢の続き?
:11/01/10 22:19
:840SH
:xC/okvn6
#75 [愛華]
「だから…………止めにいった。
でも家に行ったらもういねーし。
探しにいったら……倒れてて」
隆則は、あたしが本当に
会いたい時いつも来てくれる。
それが叶わない時もあった。
でも………また自惚れていいの?
あたしの側にいてくれるって。
信じてもいいの?
:11/01/10 22:34
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