その日が来る前に、3
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#94 [愛華]
那佑がいなくなったら



いなくなったら?









那佑が いなくなる。


初めて那佑の『死』を意識した。
死にそうなほど苦しくなった。

⏰:11/01/11 14:43 📱:840SH 🆔:MVin1ViA


#95 [愛華]
いやだ。


那佑が死ぬ?

認めてたまるか、そんなもん。




俺がそんなこと、させない。





だから、那佑。

側にいて。

⏰:11/01/11 14:54 📱:840SH 🆔:MVin1ViA


#96 [愛華]
「………周りとかどーでもいい。もうどっかいったりすんな」



もう離れることのないように。

強く抱きしめた。




…………まだ好きでいてくれた。


それがなにより嬉しかったから。
今度こそ守るって誓った。


朝の光が俺達を照らしていた。

⏰:11/01/11 21:00 📱:840SH 🆔:MVin1ViA


#97 [愛華]
この日のことを後悔する日が
来るかもしれない。


それでもいい。那佑がいる。



みっともないけど、それだけが
全てだった。



涙が止まらなくなるほどに


那佑は、 あたたかったんだ。

⏰:11/01/12 15:42 📱:840SH 🆔:grMj3a42


#98 [愛華]
-那佑side-

⏰:11/01/12 15:43 📱:840SH 🆔:grMj3a42


#99 [愛華]
「隆則!!それとって!!」

「なに、これ?」

「ちーがーう!!その隣!!」



あれから2日。


隆則とはつきあっていた頃と
なんら変わりなく過ごしていた。


まぁ病院で、だけど………。

⏰:11/01/12 15:46 📱:840SH 🆔:grMj3a42


#100 [愛華]
「隆則くん、ごめんね。那佑の
わがままひどくて……」

「あー全然!慣れてますから」

「隆則そこは否定してよ!」


お母さんも相当隆則が気に入ったみたいで、隆則に母親がいない
ことを知って、まるで自分の
息子みたいに接してる。


やっぱり自分の母親と彼氏が
仲いいとうれしいもの。

⏰:11/01/12 15:51 📱:840SH 🆔:grMj3a42


#101 [愛華]
お父さんは知らないけど(笑)


でもあたしの恩人ってことも
あって感謝はしてるみたい。



「じゃあ、那佑。帰るわね。
隆則くん那佑をよろしくね」

「はい」

「まったねー」


お母さんが帰ってふたりきりに
なると、さっきまで賑やかだった病室が急に静かになる。

⏰:11/01/12 15:54 📱:840SH 🆔:grMj3a42


#102 [愛華]
誰かがいる時はいいけど、
ふたりになると………

離れていた時間があると
こうなっちゃうのかな。



「………那佑?どうした?」

「ん?なんでもないよ」



そんなことを考えてると、
隆則が心配そうにあたしの顔を
覗きこんだ。

⏰:11/01/12 15:58 📱:840SH 🆔:grMj3a42


#103 [愛華]
「まーた変なこと考えてんの?」

「…………へ?」


隆則はあたしの隣にボスッと
腰を下ろした。



「……もうどこにも行かない」



もう、どこにも。


「ほんと?」

⏰:11/01/12 16:00 📱:840SH 🆔:grMj3a42


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