有空
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#276 [y]
-幸-
『こーちゃぁん…』
槙原は9時過ぎに俺の家にやってきた。
「な、なんだよ」
『疲れたぁ』
テーブルにくたっと突っ伏している。
:12/01/01 13:45
:SH04B
:UT/envRs
#277 [y]
「それはそれはお疲れ様です。
何してたんだよ。」
本当にぐったりしてて体調が悪いんじゃないかと心配になる。
『…グラス探してたの』
顔を上げる槙原。
そっとおでこにふれてみるけれど熱はないようだ。
:12/01/01 13:49
:SH04B
:UT/envRs
#278 [y]
「グラス?」
『深い藍色なんだけど角度によって七色にきらきらひかるやつー。』
…藍色できらきら?
なんかそれしってるよ。
…たしか
食器棚の奥の方を探る。
「これか?」
:12/01/01 13:50
:SH04B
:UT/envRs
#279 [y]
俺が差し出したグラスをぼーっとしばらく見つめている槙原。
だんだん目が輝きだす。
『これ!!!!え、なんで?
どこで売ってんのこれ!』
「確か、限定のなんかで…
もう売ってないんじゃないか?」
そう言うと槙原はあからさまにがっかりした。
:12/01/01 13:52
:SH04B
:UT/envRs
#280 [y]
『売ってないんだ…』
「…これやろうか?」
『え?』
「これやるよ。
今日ずっと探してたんだろ?」
『でも、限定なんでしょ?
先生のなくなっちゃうじゃん。』
「どーせ使ってなかったし。やるよ」
コツンとテーブルの上におく。
『やったぁ、先生ありがとう、愛してる』
:12/01/01 13:58
:SH04B
:UT/envRs
#281 [y]
無邪気に笑う槙原。
このグラスがよっぽど大事だったみたいだ。
「そのかわり…新学期授業をさぼらないこと。約束だ。」
『…うーん。…わかった。』
「微妙な返事だな」
『へへっ先生ありがとう』
:12/01/01 14:00
:SH04B
:UT/envRs
#282 [y]
「飯できたぞ…」
ラーメンをもっていくと、槙原はテーブルに突っ伏したまま寝ていた。
嬉しそうにグラスにほっぺにくっつけて。
ふっ、可愛い奴。
なんとなく、こいつがモテる理由わかったかも。
顔が整っててスタイルがいいってだけじゃなくて、内面的な理由。
:12/01/01 14:04
:SH04B
:UT/envRs
#283 [y]
こいつ可愛いんだ。
癒し系っていうの?
のんびりしゃべって、人懐っこくて、ガキみたいに素直に笑ったり悲しんだりする。
母性本能くすぐられるんだろうな。
じっと見つめていると槙原の頭に異変を感じる。
髪の毛をさぐる。
:12/01/01 14:05
:SH04B
:UT/envRs
#284 [y]
『…ん?あれ…寝てたー?』
「あー、わりぃ。起こしちゃったな。
…てか、槙原、脱色した?」
『?』
眠そうに目を擦っている槙原に問う。
「髪の毛…てっぺんのほうだけ黄色い。
…お前、もしかして自毛金髪か?」
『?うん』
:12/01/01 14:08
:SH04B
:UT/envRs
#285 [y]
「自毛なら自毛って言えよ!!!」
わしゃわしゃと頭をかきあげる。
本当に均一に金髪になっていた。
『…俺言ったよ?
言ったけど信じてくれなかったじゃんー』
確かに…。
「自毛登録しろよなー…」
『なにそれ』
「自毛だよっていう登録だよ。
…とりあえず、ラーメン伸びるし食え」
:12/01/01 14:13
:SH04B
:UT/envRs
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