有空
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#338 [y]
-幸-
0時すぎ、滅多にならない俺の携帯が鳴った。
しかも、槙原からの着信。
…悪い予感しかしない。
「…?もしもし」
恐る恐る出る。
:12/01/04 22:09
:SH04B
:P9F6v3c.
#339 [y]
『こーちゃんっ!一生のお願い!
俺のお父さんになって!』
「…。は!?なんで!?」
…お、お父さん!?
『警察につかまっちゃった』
いやいや、つかまっちゃったじゃねーよ!
:12/01/04 23:10
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:P9F6v3c.
#340 [y]
「タバコか!?見つかったのか?」
『ううん、タバコじゃなくて…』
「じゃーなんだよ!」
深夜徘徊か?女遊びか?
酒か?喧嘩か?
心あたりがありすぎる。
『バイト先でトラブルが起きちゃって…』
「自分でなんとかしろよ−…」
:12/01/04 23:12
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:P9F6v3c.
#341 [y]
『だって俺のママ、電話つながんないんだもん…。
こんなことで迷惑かけたくないし−…』
だんだん声が小さくなる槙原。
「自分のせいだろ…。」
『…ごめんなさい。』
「ったく、どこの警察にいるんだよ」
とりあえず、迎えに行くことにした。
どーせ、俺が行かなくても他の人に頼むのだろうから俺が行って怒ってやろう。
:12/01/04 23:14
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:P9F6v3c.
#342 [y]
『ごめんなさい。ありがとう』
いつもみたいに『ありがとう!先生愛してる』とか言うと思っていたから少し驚いた。
珍しく反省しているようだ。
:12/01/04 23:15
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:P9F6v3c.
#343 [y]
「すいませーん、うちの息子が迷惑をかけて…」
高槻幸、29歳。
まさかこの歳でこの台詞を言うことになるとは思わなかった。
「いや、息子さんは男らしい行動しましたよ。」
「…は?」
何もわからない俺に細い警察官は今回の事件の内容を説明してくれた。
:12/01/04 23:16
:SH04B
:P9F6v3c.
#344 [y]
どうやら、ナイフをもった男から女の子を守ったらしい…。
やるじゃん。
「まぁ…あの時間帯にバイトしていたことは悪いことですし、また後日連絡します。
今日の所はもう遅いですし帰っていただいて結構ですよ。」
警察官に一礼をしてから槙原を連れて警察所をでる。
:12/01/04 23:19
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:P9F6v3c.
#345 [y]
すっかり季節は秋にかわっていて、この時間になると肌寒かった。
車に乗り込み、エンジンをつける。
「…ったく、なにしてんだよお前は」
『…えへ』
「えへっじゃねーよ…。
怪我は?してないか?」
:12/01/04 23:21
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#346 [y]
『うん。それは大丈夫』
「もー、びっくりさせんなよ」
『ごめん。』
槙原に元気がなかったので怒るに怒れない。
「…女の子守ったんだって?…えらいじゃん」
『…。』
:12/01/04 23:22
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#347 [y]
『…達也さん、大丈夫かな?』
「あぁ…オーナーさんか?」
『うん。…刺されたら痛いよね』
「そりゃ、痛いだろうけど…大丈夫だろ。」
根拠はないけれど、へこんでいる槙原をみたらそういうしかなかった。
:12/01/04 23:37
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