有空
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#377 [y]
「槙原になにか用事があったんですか?」
「用事というか…連絡がつかなかったんで会いにきたんですが出掛けているみたいで…。学校には来てますか?」
「ここ3日間くらい来てないですね。」
「ったく、あいつは」
「あ、でも、2学期入ってからはこの前まで1日も休まずに来てたんですよ」
「へぇ、珍しい」
山本さんはすこし嬉しそうに笑った。
その一瞬の表情で、山本さんが槙原に愛をもって接している人なんだということが読み取れた。
:12/07/24 18:01
:SH04B
:znGfcp.M
#378 [y]
「…山本さんは、槙原が学生だった事をご存知だったんですか?」
「…知ってました。」
「知っていてどうして、働かせようと思ったんですか?」
「…。有空を守るつもりでした。」
「守る?」
「あいつをひとりで放っておいたら、落ちていくしかないでしょう。だから、俺の側において、あの子が生活に困らない程度のお金を渡していました。」
:12/07/24 18:03
:SH04B
:znGfcp.M
#379 [y]
確かに槙原は放っておいたら、どうしようもない人間になってしまうだろう。
でも、槙原には母親がいる。
ひとりじゃない。
「…槙原の母親は槙原に生活費を渡してないんですか?」
「…渡しているでしょうね。
でも、はやくあの女から自立してほしいかったんです。」
:12/07/24 18:11
:SH04B
:znGfcp.M
#380 [y]
あの女という怒りの篭ったような呼び方が妙にひっかかる。
そのまま山本さんは続ける。
「先生、きっとあいつは悪い事してます。あいつのこと見ててやって下さい。」
山本さんの必死な様子と、今までの槙原の様子からして、酒やタバコレベルの悪いことではないと分かる。
窃盗?売春?ドラッグ?
悪い予感が頭を過ぎる。
:12/07/24 18:12
:SH04B
:znGfcp.M
#381 [y]
「お願いします…。」
床に頭がくっつくんじゃないかっていうくらい頭を下げられる。
「頭をあげてください!
…僕としても槙原は大切な生徒です。
槙原のことは絶対守ります。」
そういうしかなかった。
槙原のためにも山本さんのためにも絶対守らなきゃだめだと感じた。
:12/07/24 18:13
:SH04B
:znGfcp.M
#382 [○○&◆.x/9qDRof2]
(´∀`∩)↑age
:22/10/04 04:03
:Android
:nH.OoPsQ
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