有空
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#51 [y]
『あー。担任の先生。』
「先生?…あ、そっかマキまだ中学生だもんね。」
『忘れないでよー。まだ僕お子ちゃまなんだから』
鈴鹿さんのとなりにすわってもたれかかる。
「じゃあそろそろおねむの時間かな?」
頭をなでられる。
頭なでられるの好き。
:11/02/20 07:28
:SH04B
:6vV5dJI6
#52 [y]
『そうかも。お風呂はいってせっくすしたらすぐに寝るー。』
あー…、いいにおい。
「子供がせっくすなんてしちゃだめだぞー?」
たまに天然鈴嘉さん。
今もガオーって襲いかかる怪獣に成り切ってるつもりらしい。こんなんでも俺と一回り違う26才。いつもはクールビューティーなんだけど…酔ってんのかな?
:11/02/20 07:30
:SH04B
:6vV5dJI6
#53 [y]
『じゃー鈴嘉さんのために大人になる』
ちゅっとキスをする。ゆっくりゆっくり深いキスへ。
「…まきぃ…」
とろんとした目。
そのままソファーに押し倒した。
…んー、お風呂の前に1回せっくすかな?
:11/02/20 07:31
:SH04B
:6vV5dJI6
#54 [y]
-幸-
槙原は俺が想像していたのとは違った。
もっと大人を舐めて、おらおらしている小汚いやんちゃ坊主かと思っていた。
例を挙げるならジャイアンみたいな奴。
実際、槙原は細身の喜捨な身体付きに外国人のような整った顔には上品さがあった。
:11/02/23 23:02
:SH04B
:GrgoWq86
#55 [y]
そんな見た目からかだれにでもふにゃんとして優しい性格からか女の子からモテていた。
しかも来るもの拒まず。
だからあの子ともいちゃいちゃ
この子ともいちゃいちゃ…
「槙原…お前さあ、だらし無い。」
:11/02/23 23:04
:SH04B
:GrgoWq86
#56 [y]
『えー?』
放課後、槙原と月城を呼んでいた。
「こーちゃん、マキがだらし無いのは生れつきだよ」
月城は俺の事をこーちゃんと呼ぶ。
…注意したほうがいいのか?
こういうの内心嬉しいかったりする。
:11/02/23 23:05
:SH04B
:GrgoWq86
#57 [y]
『ちょっと待て、俺にだらしない要素ないじゃん』
「嘘。部屋ちょーーー汚いくせに」
『つかさちゃんがこの間来た時、汚したんじゃん』
「えー、そうだっけ?」
槙原は膝の上に月城を座わらせていちゃこらしだす。
:11/02/23 23:06
:SH04B
:GrgoWq86
#58 [y]
『…てか先生、用って何?』
「お、そうだった…あのな、お前ら髪の毛明るすぎ」
本題を思い出して、持ってきた袋から黒染め液をとりだす。
「もうすぐ修学旅行だし黒染め「いやーーーーーー!!!!!こーちゃん嫌い!!!!!!」
俺が言葉を全部言い終わる前に月城は猛ダッシュで廊下に飛び出た。
:11/02/23 23:10
:SH04B
:GrgoWq86
#59 [y]
「こらぁ!!!!」
追いかけて廊下に飛び出たものの、遠くで足音が響いているだけですでに姿はみえなかった。
…はえぇ…
しぶしぶ槙原がいる教室へ戻ると槙原は窓に足を掛けていた。
:11/02/23 23:11
:SH04B
:GrgoWq86
#60 [y]
「まーきーはーらー!どこにいくのかな?」
お前まで逃がすわけにはいかない。
槙原の腕をしっかり掴み睨みを飛ばす。
『ちょっと3丁目のエジプトショップに用事が…』
「槙原?とりあえず、エジプトより先にそめよっか」
:11/02/23 23:12
:SH04B
:GrgoWq86
#61 [y]
-マキ-
俺の腕を掴んでにたにたと笑う先生はSだと思った。
:11/02/23 23:15
:SH04B
:GrgoWq86
#62 [y]
「きゃはははははっ何その頭!!まじうけるんですけど!!」
『そんなギャルみたいな笑い方しないで下さいよ』
笑い方は可愛くても顔がオッサンだから可愛くない。
…顔がってかすべてがオッサンなんだけど。
「大変だなー、学生って奴はよう。」
このオッサンは元ホストでこのバーの店長の達也さん。
俺が中学生ってしってて雇ってくれてる。
:11/02/26 15:02
:SH04B
:bUGUpI5E
#63 [y]
「お前、髪の毛黒いの似合わねーははは。てか、初めて見たよ。いつから染めてた?」
『んー?生まれた頃かな』
「そうなの?」
『そうなの』
カランカラン―…
「お店、もうあいてる?」
:11/03/01 18:15
:SH04B
:7TBGj1FA
#64 [y]
ふんわりとしたワンピース姿の未央さんが入ってきた。
「未央ちゃん、いらっしゃっい!あいてるよ」
達也さんはニヤつきながら返事をする。
『未央さんいらっしゃっい。』
カウンター席に座った未央さんに挨拶をする。
:11/03/04 15:54
:SH04B
:MPvbvpJ2
#65 [y]
「あれ、マキちゃん髪の毛染めたの?綺麗な色だったのにもったいない」
未央さんがいつも注文するカシスオレンジを作りながら受け答えする。
「こいつねー、学校で染められたらしいんっすよ。まじどんくせー」
達也さんが話に入ってくる。
:11/03/04 15:55
:SH04B
:MPvbvpJ2
#66 [y]
『もー達也さん、ほっといてくださいよ』
「あはは、そうなんだ。ほんと真っ黒だねぇ…。マキちゃん、髪の毛黒くしたらまだまだ幼い顔してるよね」
『そうですか?』
幼いって言われたの初めてかも…
「お前もまだまだがきんちょってことだな…」
:11/03/04 15:59
:SH04B
:MPvbvpJ2
#67 [y]
…どっちかっていうと達也さんのほうががきんちょっぽいと思うよ?
なんて言ったら、後が怖いから言わないけど
:11/03/04 16:00
:SH04B
:MPvbvpJ2
#68 [y]
「マキ!!!!!!」
突然、愛理ちゃんが興奮気味に乱入してきた。
『ど、どうしたの?』
どたばたと未央さんの横に座った。
「聞いて聞いて聞いて…あ!!未央ちゃんじゃん、久しぶり」
未央さんに気付いて笑顔だった顔が更に輝いた。
:11/03/04 16:04
:SH04B
:MPvbvpJ2
#69 [y]
「ほんとだね、久々。それよりもどうしたの?」
未央さんも嬉しそうに微笑む。
「未央さんも聞いて!あのね、あたし、昼間の仕事決まったんだ!」
『まじで!?』
「まじ!!…やっと、キャバから卒業出来るよ…」
うるうる涙目の愛理ちゃん。よっぽど嬉しかったんだろうな…。
:11/03/04 16:26
:SH04B
:MPvbvpJ2
#70 [y]
「じゃーぁ、これは俺からのお祝い。1980年ワインで俺のお気に入りでめちゃめちゃ高いんだけど、…空けようか!」
達也さんはとっておきのお酒が並んでいる棚から1本のワインを取り出した。
『やったー』
「達也さん最高!」
:11/03/04 16:34
:SH04B
:MPvbvpJ2
#71 [y]
このバーはお客さん同士も仲良しが多いんだ。いつもみんなでわいわい会話する。達也さんの明るい性格がそのままお店になった感じ。
「じゃあ、愛理ちゃんにかんぱーい!」
達也さんの音頭で乾杯をする。
俺はこの職場が結構気に入ってる。
居心地がとてもいいんだ。
:11/03/04 16:36
:SH04B
:MPvbvpJ2
#72 [y]
第三話
:11/03/11 22:44
:SH04B
:Q5SNdNTU
#73 [y]
わざとらしいくらいきゅっきゅっと音をならしてコップを磨く。
この作業嫌いじゃない。
物を綺麗にすることはすきだ。
「全然、客こねぇな」
達也さんが呟いた。
今日のお客さんは愛理ちゃん一人。
『平日だしねー』
余り広い店内ではないけれど、人がすくないとやっぱり寂しく感じる。
:11/03/11 23:19
:SH04B
:Q5SNdNTU
#74 [y]
「そういえばさぁ、小百合さん髪の毛のこと怒んなかった?
気に入ってたじゃん、髪色。」
黒染めをされてから1週間ほどたった。なんとなく馴染んできたかな?
『あー…まだ見せてない』
「なんで?」
『小百合さん今ねー、出張で北海道行ってんの』
毎日2.3通だけどメールをくれる。お仕事だけど何だか楽しそう。
:11/03/11 23:20
:SH04B
:Q5SNdNTU
#75 [y]
「へぇー…じゃあ、小百合さんいなくて寂しいだろー」
からかうようにけらけら笑ってくる。
『…うん。』
寂しくて何が悪い。
「俺があっためてやろうか」
『うん、あっためてよ』
:11/03/11 23:25
:SH04B
:Q5SNdNTU
#76 [y]
「お前、まじマザコンだよな」
笑っている達也さんにぎゅうと抱き着く。
香水くさい。
『…達也さん』
「…マキ」
ぎゅうぎゅうされるとちょっと痛い。
:11/03/11 23:28
:SH04B
:Q5SNdNTU
#77 [y]
『…』
「…」
「男同士で抱き合って楽しいの?」
俺らを見てた愛理ちゃんが烏龍ハイをカラカラ回しながら呟く。
:11/03/11 23:30
:SH04B
:Q5SNdNTU
#78 [y]
『楽しいよ。ね、達也さん?』
俺より少しだけ背の高い達也さんを見上げてキスを求めると達也さんのスイッチも入る。
口の中にタバコの苦い味が広がる。美味しくない。
こういう悪ノリが通じる達也さんが好きだ。
LoveじゃなくてLikeの方。
言っておくけど、俺は消してホモじゃない。
:11/03/11 23:31
:SH04B
:Q5SNdNTU
#79 [y]
「…もう良いって。」
半ば飽きれ気味の愛理ちゃん。
「つれないなぁ…。そういえば、仕事は?順調?」
達也さんは俺を離して愛理ちゃんに微笑む。
「うん、順調!雑用ばっかしてるけど楽しいよ。」
:11/03/11 23:32
:SH04B
:Q5SNdNTU
#80 [y]
『たまには、俺とも遊んでよ』
愛理ちゃんは昼の仕事を始めるようになって、見た目が別人のように変わった。清楚な感じ?
中身は全然変わってないんだけど。
「マキには達也さんがいるじゃん〜」
なんとなくさみしいよね。
『俺は女の子がいいの!』
そのうち俺の相手なんてしてくれなくなるんだろうなって思う。
幸せそうに微笑む愛理ちゃんが眩しいかった。
:11/03/11 23:36
:SH04B
:Q5SNdNTU
#81 [y]
仕事を終えて携帯を開くと1件の着信。
『もすしもすし』
かけ直すと、何そのあいさつーって笑う声が聞こえる。
『電話したー?』
:11/03/12 07:47
:SH04B
:Fk2RvAQA
#82 [y]
「うん、今から暇?相手してよー」
『暇。どこいったらいい?』
「ホテルー」
『わかった。今からいくね』
「まってるー」
俺を必要としてくれるひとはいっぱいいるんだ。
:11/03/12 07:48
:SH04B
:Fk2RvAQA
#83 [y]
ホテルから出てうろうろしていると、いつのまにか夕方になっていた。
ぽつぽつ降っていた雨がだんだん強くなってくる。
…あれ?
俺鍵どこに入れたっけ。
マンションの前で鍵を探す。
キーホルダーにはほかの鍵は着いているものの、家の鍵だけがない。落としたかな?
:11/03/15 08:27
:SH04B
:TAiN1Cb6
#84 [y]
まぁいっか…
誰かに泊めてもらおう
そう思って携帯を開く。
『…。』
ぷーぷーぷーと音をたてて画面に大きなバッテンがついている。
充電きれた。
…ついてない。
:11/03/15 08:28
:SH04B
:TAiN1Cb6
#85 [y]
今日バーも休みだしなー
どうしよっかなー
『ずぶ濡れー』
空を見上げても、雨がふってくるだけだから、下を見る。
…と、マンションの茂みに子猫を発見した。
『もしかして、お腹すいてる?俺今、ハイチュウしかもってないけど』
:11/03/15 08:30
:SH04B
:TAiN1Cb6
#86 [y]
ポケットに入っていたハイチュウを開く。
ヨーグルト味だから大丈夫だよなー?
子猫はゆっくり起き上がるとハイチュウの匂いを嗅いでいた。
やっぱり食べれないの?
子猫は細くてちいさくてぶるぶる震えてて守ってあげなきゃ生きていけなさそうだった。
:11/03/15 08:37
:SH04B
:TAiN1Cb6
#87 [y]
『?』
突然、俺にかかる雨がなくなった。
振り返ると傘を差した先生がいた。
「…おまえ、何してんの?」
『ねこ』
「え?」
『お腹すいてるらしいからハイチュウ上げてたの』
にゃーおって猫がなく。
:11/03/15 08:39
:SH04B
:TAiN1Cb6
#88 [y]
「じゃなくて!なんでお前ずぶ濡れなんだよ!」
カバンからハンカチをだして頭をふいてくれる。
『マンションの鍵どっかいっちゃったー』
「はぁ?」
:11/03/15 08:41
:SH04B
:TAiN1Cb6
#89 [y]
半ば強引に先生の家に入れられた。
2階の角部屋。
なんか生活感あふれてる。
『ぶへっく…ちゅん』
うー…、寒い。
:11/03/15 08:44
:SH04B
:TAiN1Cb6
#90 [y]
「ったく『ねこ』じゃねーよお前!とりあえず風呂!風呂いってこいよ。風邪ひいてもしらないからな」
タオルとパンツを渡されて、お風呂に押し込まれる。
「言っとくけどパンツ新品だから!あとで1000円な」
…買えって事かよ
:11/03/15 08:46
:SH04B
:TAiN1Cb6
#91 [y]
同じマンションなだけあって風呂の形も一緒だった。
でも、俺の部屋の風呂とは違ってこちゃこちゃとした小物が多かった。
蛇口をひねってシャワーをだす。冷めた身体がじんわりと温まってくる。
:11/03/18 17:28
:SH04B
:pX/CtHMU
#92 [y]
風呂から上がると先生の姿がなかった。
どっかいった?
さっき一緒に拾ってきたにゃんこ1匹がソファーでくつろいでいる。
洗ってもらったのか石鹸のいいにおいがする。
俺からも石鹸のにおい。
『お揃いだねー』
:11/03/18 17:30
:SH04B
:pX/CtHMU
#93 [y]
テーブルに置いてあるタバコを拝借。子猫を撫でながら火を付ける。
『まずい。』
苦い煙りの味が口いっぱいに広がる。
うん、俺の銘柄のほうがおいしいよ。
「こら、未成年タバコ禁止」
後ろから蹴りが入れられる。
:11/03/18 17:32
:SH04B
:pX/CtHMU
#94 [y]
『大丈夫だよ』
買い物袋を持った先生がいた。
どうやら買い物にいってたらしい。
「なにが大丈夫なんだよ」
『1本だけー』
苦いなー、これ
達也さんの銘柄と一緒かな?
:11/03/18 17:33
:SH04B
:pX/CtHMU
#95 [y]
「たく、…この傷どうした?」
先生は俺の背中に触れる。
『ちょっとね』
「ちょっとってなんだよ」
『ふふふー』
「笑ってごまかすな!…あまりやんちゃするなよ」
:11/03/18 17:36
:SH04B
:pX/CtHMU
#96 [y]
『うん、大丈夫だよ。てかパンツだけじゃなくてジャージかなんか貸してよ』
他人の家でパン1ってなんか抵抗ある。意外と常識あるよ俺。
「おー、ちょっとまてよ」
タンスから緑色のスウェットを取り出した。
:11/03/18 17:38
:SH04B
:pX/CtHMU
#97 [y]
『先生ってメタボ?』
ウエストゆるゆる。紐ないし。
「お前が長細いんだよ。身長何cm?」
『計ってないからわかんない』
新学期入ってすぐに身体測定あったらしいけどサボってたみたい。
「170は余裕であるよな…ったく、タバコ吸ってんのになんでこんなに成長してんだよ」
:11/03/18 17:39
:SH04B
:pX/CtHMU
#98 [y]
『成長期だからまだまだのびるよ』
「うぜー…」
『教師もうぜーとか言うんだ』
「教師だって人間なんだよ。」
じゃあ、菊地もうぜーとか言うのかな?
:11/03/22 10:05
:SH04B
:zroSQxR2
#99 [y]
『…。』
…そんな菊地はみたくない。
「…晩飯たべた?食べてないんだったら作るけど」
『食べてない』
そういえばお腹がくーくー言ってる気がする。
「そっか、ちょっと待ってろ」
:11/03/22 10:05
:SH04B
:zroSQxR2
#100 [y]
-幸-
『わ、うまそう!いただきます!』
有り合わせの具材で適当に作ったオムライスを槙原はにこにこしながらほうばる。
:11/03/22 17:26
:SH04B
:zroSQxR2
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