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#142 [愛華]
きらめき出した日々は幸せで
あたしをいつも知らないところへ連れていってくれる。
初めてのことばかりで
そのどれもが嬉しかったけど。
1番嬉しかったのは
そこに天宮がいてくれたこと。
なんだよ。
:11/02/27 10:16
:840SH
:liply4fo
#143 [愛華]
「じゃーん!!」
「…………なにこれ……」
とあるいつもの日曜日の朝。
目の前には女子用の制服。
と、天宮の満面の笑顔。
これは………。
「……天宮、そーゆー趣味
あったなんて知らなかった…」
:11/02/27 10:24
:840SH
:liply4fo
#144 [愛華]
「はい?」
「コスプレとかそういう…」
「ち・が・い・ます!!これは俺じゃなくて陽向さんが着るの!」
そういってもう一度バッと制服を見せる天宮。
よく見ると胸のところに天宮の
制服と同じ校章がついている。
「学校……行きましょう!」
「はぁぁぁ!?」
:11/02/27 10:31
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:liply4fo
#145 [愛華]
「俺と同じ高校ですよ!不安なら俺がずっと側にいますし」
「いやいや…そんな問題じゃ
ないでしょ!あたし家出して
きてるんだよ?
保護者だっていないし
身分証明書だってないし……」
「それなら問題ないですから」
「問題ありまくりだってば!」
「陽向さん………」
う……なぜ悲しそうな顔をする!
:11/02/27 13:55
:840SH
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#146 [愛華]
「………俺を信じて?」
「う………あ……」
天宮は汚くなった。
こんなウルウル顔でこんなこと
言われて……断れるわけない。
それを天宮はよーく知ってる。
「で……でもなんで今さら?
あたし中学もまともに行って
ないのに………」
:11/02/27 13:58
:840SH
:liply4fo
#147 [愛華]
「それでも陽向さん、勉強
できるじゃないですか。よく
俺の宿題手伝ってくれるし…」
確かにあたしは前の家にいた頃
中学校には行かずずっと家にいた
それでも勉強はしたかったので
家事の合間をぬって一人で
勉強していた。そのおかげか、
それなりに勉強はできる。
「で………でも…」
「学校行きたいでしょ……?」
:11/02/27 16:23
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:liply4fo
#148 [愛華]
学校。友達。
それはいつだってあたしの
夢で、憧れで………。
「………うん…行きたい…」
「……じゃあ行きましょう!」
あたしがそう言うと
天宮はにっと笑った。
本当に嬉しそうだなぁ……。
天宮が嬉しそうだとあたしも
嬉しくなってくるから不思議。
:11/02/27 16:49
:840SH
:liply4fo
#149 [愛華]
それにしても学校かぁ……。
なんか緊張するなぁ……
でも天宮がつくってくれた機会
を無駄にするわけにはいかない。
「天宮ありがとうね。学校にまでいかせてくれて………」
あたしは自分の制服をぎゅっと
胸に抱きながら言った。
「……半分は、俺の為なんで」
「え?」
:11/02/27 16:56
:840SH
:liply4fo
#150 [愛華]
「……昼間、さびしいでしょ!」
さびしい?誰が?
………あ、あたしか!
昼間淋しがってるあたしを
気遣ってくれたんだ……。
天宮、やっぱり優しいな。
「……うん、昼間ひとりで
寂しいんだよね。だから
学校行けて嬉しい!!」
:11/02/27 17:04
:840SH
:liply4fo
#151 [愛華]
「……………」
「…?天宮どうしたの?」
「陽向さん、わかってない…」
「え?わかってるよ!気遣って
くれたんだよね?
……………違うの?」
「いや、いいですいいです!!
さ、朝ご飯にしましょう!」
天宮は何かをふっ切るように
凄まじいスピードで朝ごはんを
作り始めた。
:11/02/27 17:08
:840SH
:liply4fo
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