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#7 [愛華]
「……うぁー……どうすりゃ
いいってんだよ……ってか
家出る時、気付けよ自分…」



家を出てから3日。
持っているのは少しの荷物と
バイトで稼いだそれなりのお金


若いころのお母さんの写真。




のみ。

⏰:11/02/16 20:48 📱:840SH 🆔:30baR7.c


#8 [愛華]
3日間なにをすればいいか
わからないまま過ぎてしまった。


そんな自分が情けなくて、
あたしはひとり公園のベンチで
うなだれていた。


ジリジリと焼け付くような日差し
子供の笑い声 自転車のベルの音


その全てがあたしを焦らせる。

⏰:11/02/16 20:54 📱:840SH 🆔:30baR7.c


#9 [愛華]
「あー…ホテル探さなきゃ…」


未成年のあたしが何日間も
同じホテルに泊まればさすがに
怪しまれる。警察なんかに
連絡されたらかなり困るので、
毎日違うホテルに泊まっていた。


今日も何もできないままか……


あたしはホテル探しのため
立ち上がろうとした。

その瞬間強烈な眠気に襲われた。

⏰:11/02/16 21:00 📱:840SH 🆔:30baR7.c


#10 [愛華]
「うわ…………っと」


反射的にベンチにまた座りこむ。


あー…最近あまり寝れてないし…
てゆーか……寝てる場合じゃ…


必死に起き上がろうとするが
体が言うことをきかない。


どんどん夢の中に引き込まれる。

⏰:11/02/16 21:13 📱:840SH 🆔:30baR7.c


#11 [愛華]
気がつくと眠りについていた。


相当疲れていたらしく、
あたしは夢を見なかった。
ぐっすりと眠れるのは
本当に久しぶりで。




夢を見ないことはありがたい。



お母………さん。


今、どこにいますか………?

⏰:11/02/16 21:39 📱:840SH 🆔:30baR7.c


#12 [愛華]
'







触らないで。

お願いだからあたしに触らないで


あたしの心に入ってこないで。


あたしは一人で…大丈夫だから。

⏰:11/02/16 21:50 📱:840SH 🆔:30baR7.c


#13 [愛華]
'









「………大丈夫、ですか?」

………うるさいな。

「風邪ひきますよ……」

わかってるよ。今起きるから。

⏰:11/02/16 21:56 📱:840SH 🆔:30baR7.c


#14 [愛華]
「あの…………」


「だーっ!!うるっさいな!!
起きるって言ってんでしょ!?」


飛び起きると周りは真っ暗。

………あれ?
子供もいない。
耳障りな自転車のベルも。


いつのまにか太陽も沈んでいた。

⏰:11/02/16 22:00 📱:840SH 🆔:30baR7.c


#15 [愛華]
あたしどのくらい寝てた…?
寝不足って怖いな………。




「……あの、すいませんでした」

「へ?」


隣を見ると見知らぬ男が。
いや、知ってるわけないけど…

けっこう背が高い。
余裕で185はあるんじゃないか。

⏰:11/02/16 22:13 📱:840SH 🆔:30baR7.c


#16 [愛華]
暗くてよく見えないけれど、
心配そうな顔をしている。


「あ、お兄さんが起こして
くれたの?ありがとね」

「いえ。余計なことをしたかと
思ったんですが………」


あ、そうか。怒鳴っちゃった…
でも怒ってないみたいだ。


よく見ると、制服を着ている。
高校生……?
それにしては口調が………

⏰:11/02/16 22:45 📱:840SH 🆔:30baR7.c


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