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#261 [愛華]
あたしの言葉と同時に、天宮の
顔があたしの顔に近づく。


………え、これって……。


「天宮、あの………!?」

「……………」


天宮の息がすぐそこに近づく。
え!?え!?なに!?

パニックのまま、なんとなく
そうした方がいい気がして
目をぎゅっとつぶった。

⏰:11/03/19 20:34 📱:840SH 🆔:6u.1D6jM


#262 [愛華]
するとすぐ目の前に近づいていた息はあたしの耳元に移動した。


「………ひやっ……」

ゾクリとする感覚。

温かい風を耳に感じて反射的に
目を開けると、目の前には
意地悪そうに笑っている
天宮の顔があった。




「………キスされると思った?」

⏰:11/03/19 20:46 📱:840SH 🆔:6u.1D6jM


#263 [愛華]
「……はっ……なっ!?」

言葉にならない声。
顔に熱が帯びてゆくのがわかる。


してやったり、と微笑む天宮を
見てやっと、からかわれていた
ことに気づいた。


「さいってい!!」

「あはは、顔真っ赤ですよ」

「黙れ、馬鹿やろー!!」

⏰:11/03/19 20:52 📱:840SH 🆔:6u.1D6jM


#264 [愛華]
ポカポカと天宮の頭を叩こうと
するけれど、それをことごとく
避けられてしまう。


「ちょっとした罰です、罰」

「なにそれ!!」

「約束を破った罰ですよ」


こいつ、意外と根に持つタイプ
だな………。
天宮との約束は破らないほうが
身のためだ、とあたしの心に
新しくインプットされる。

⏰:11/03/19 20:56 📱:840SH 🆔:6u.1D6jM


#265 [愛華]
バクバクする心臓に手を当てて
必死に落ち着こうとする。


……あたし、さっき何を
考えてたんだろうか………。


2歩先を歩く天宮の背中を
見つめて、胸が痛くなる。


ほんと、何考えてたんだろ……


顔の熱が下がらない。
頭がぼーっとする。なのに。


嫌いじゃない。この気持ち。

⏰:11/03/19 21:16 📱:840SH 🆔:6u.1D6jM


#266 [愛華]
第6章 -勝負始発-

⏰:11/03/19 21:25 📱:840SH 🆔:6u.1D6jM


#267 [愛華]
「羽田さんっ」

「羽田さんいる?」

「羽田さん呼んでくれる?」



学校にも大分慣れてきた頃。
隣の不機嫌絶好調の天宮が
黒いオーラを放っています。

このところほぼ毎日のように。


多分、あいつが私に妙に
かまってくるようになってから。

⏰:11/03/19 23:14 📱:840SH 🆔:6u.1D6jM


#268 [愛華]
「松矢君、おはよう」

「あ、羽田さんここにいた!
おはよう。さっき先生が
探してたよ、羽田さんを」

「ほんと?ありがとう」


あたしがそういうと
松矢くんは本当に嬉しそうに
笑った。それと反比例するように
隣の黒いオーラは深さを増した。


「えっと……天宮も、来る?」

⏰:11/03/19 23:31 📱:840SH 🆔:6u.1D6jM


#269 [愛華]
「呼ばれたのは陽向さん
でしょう?なんで俺まで
行かなきゃいけないんですか」

「う……そうなんだけ、ど…」

「先に教室行ってますね」

天宮はにっこり笑ってあたしを
残し教室に入っていった。


うーんと……今日は……


「……30点……ってとこかな」

「え、なにそれ?」

⏰:11/03/19 23:35 📱:840SH 🆔:6u.1D6jM


#270 [愛華]
あたしの呟きに疑問を感じた
松矢君が、聞き返す。

「いや、最近ずっと天宮の機嫌
悪いからさ。毎日天宮の機嫌点数つけてるの。100点満点で」

「ふーん。今日は30点か」

「平均して20点くらいだから
今日はいいほうかな。」

「うーん。……ごめんね。
多分それ、俺のせいだよね」

「何が?確かに天宮の機嫌が
悪くなりだしたのは、松矢君と
話すようになってからだけど
別に松矢君のせいじゃないよ。」

⏰:11/03/19 23:42 📱:840SH 🆔:6u.1D6jM


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