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#350 [愛華]
学校に行くようになってからも
早起きは本当に苦手。
あたしは朝がめっぽう弱い。
朝はあたしと天宮の意地の戦い。
「……陽向さん。最後です。
起・き・て・ください」
「いーやーだ!ってば!」
「そうですか……」
…あれ?いつもならここらへんで布団を天宮が引っ張るのに。
今日は来ないな………。
:11/03/24 21:27
:840SH
:nJH7gHns
#351 [愛華]
不思議に思って布団から
頭を出そうとした瞬間。
のしっ
「ぎゃぁぁ!!天宮!!
重い!重いからどいて!」
「最後だっていったでしょ」
布団の上に天宮が座っている
らしく、天宮の全体重が
あたしにのしかかる。
:11/03/24 21:37
:840SH
:nJH7gHns
#352 [愛華]
おまけに布団の両端を押さえて
いるようで、顔が布団から出せず息が出来ない!!
「バカバカバカバカ天宮!!
どけこのやろー!息できない!」
「そんな口のききかたで
いいんですか〜?」
必死に暴れてもやはり男と女。
力の差は歴然。
面白そうに天宮が笑っているのが聞こえてくる。
……絶対こいつドSだ!!
:11/03/24 21:49
:840SH
:nJH7gHns
#353 [愛華]
「ごめんなさい〜!ギブ!!
ギブアップだってば!!
ギブアンドテイク………」
訳のわからない英単語が
出てきた途端、布団がガバッと
引っぱがされた。
あたしは水を得た魚のように
酸素をめいっぱい吸い込む。
………こ、殺されるとこだった…
ぜぇぜぇ息をしていると、
頬に天宮のひんやりした手が
添えられた。
:11/03/24 21:55
:840SH
:nJH7gHns
#354 [愛華]
ふと横を見ると、そこには
天宮のドアップの笑顔。
「………ちょ、な……に…」
「息苦しいんでしょ?
人工呼吸してあげようかと。」
「なっ………にを……!!」
天宮はあたしの言葉を
聞いてもいないような様子で、顔を近づけると優しく
額にキスを落とした。
:11/03/24 22:01
:840SH
:nJH7gHns
#355 [愛華]
額が少しだけひんやりした。
でもそれは一瞬のことで
すぐに全身が熱くなってゆく。
「………はい、陽向さん。
おはようございます!」
にーっと満足したように
微笑む天宮。
それも超至近距離。
でもそれを突っ込む気力もない。
……あたし一生
天宮には勝てない気がする……。
:11/03/24 22:09
:840SH
:nJH7gHns
#356 [愛華]
そんなことを真剣に考えながら
脱力して俯く。
「……卑怯だ、あんなの……」
「作戦ですよ、作戦!!
まぁちょっと楽しみましたけど」
「楽しむな馬鹿!!てゆーか
最後のキスは必要ないだろ!」
「そういえばそうですね」
「絶対わざとじゃん!」
:11/03/24 22:18
:840SH
:nJH7gHns
#357 [愛華]
あたしがどんなに怒鳴っても
天宮はそれをスルリとかわす。
今日の朝の勝負、完敗。
これで8連敗………。
最近天宮は優しくなった。
けれどそれと比例するように
すごく意地悪になった。
まぁ意地悪なのは前からだけど…
最近は度を越してひどい。
:11/03/24 22:23
:840SH
:nJH7gHns
#358 [愛華]
さっきみたいにキスをしたり。
不意に顔を近づけたり。
(↑これは前からだけど……。)
あたしをからかうのを
楽しんでいるみたいだ。
それに素直に反応してしまう
自分がすっごく悔しい。
いつか絶対ぎゃふんと
言わせてやる。
と、たくらんでいる今日この頃。
なかなか上手くいかないけど。
:11/03/24 22:37
:840SH
:nJH7gHns
#359 [愛華]
「おはよう陽向にタッキー♪」
「皐月、おはよう!」
「タッキーはよせ、皐月」
学校に着くと、ブカブカの
学ランを着てはちまきを巻いた
皐月がお迎えをしてくれた。
「どう?似合う?」
「うん、かわいーよ皐月!」
「やっぱり?でっしょー!」
:11/03/25 15:50
:840SH
:gyuZj19U
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