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#39 [愛華]
おいおい何いってんの?
つーかこの状況なに?
誰よ、夏子って。
「この子ね、お母さん捜しに
色んな施設まわってるんだって。お兄さん知ってた?」
「あー…知りませんでした。
うちは母子家庭なもので、母が
家を空けがちでして…………。
寂しかったんだと思います」
「お兄さんならしっかり妹さんの世話してあげないと。」
:11/02/18 22:33
:840SH
:5o3u9M7Y
#40 [愛華]
「はい、すいませんでした。
ほら夏子。お前も。」
だから夏子って誰。
でも天宮があたしを助けようと
してくれてるのはわかった。
警官たちも天宮の登場によって
今は1歩下がっている。
今はのっかったほうがいい。
「……すいませんでした」
:11/02/18 22:38
:840SH
:5o3u9M7Y
#41 [愛華]
あたしは頭を下げる。
あれ、あたしなんで謝ってんの?別に悪いことしてないのに。
それでもあたしが謝ると、警官は満足そうな顔をしていた。
「それじゃ帰るぞ、夏子」
「あ、はい!!」
天宮はあたしの手を引っ張る
ようにして歩いていく。
:11/02/19 14:21
:840SH
:VlElYrtI
#42 [愛華]
何も言わず歩き続ける天宮。
それに何も言えずついてくあたし
行き着いた先は公園だった。
天宮と出会った公園。
「…………ぶはっ!!」
あたしは緊張の糸が切れたことでたまらず吹き出してしまった。
:11/02/19 14:49
:840SH
:VlElYrtI
#43 [愛華]
「!なに笑ってんですか!!」
「だって!!夏子って誰!!
はははは!!お腹痛い!!」
「だって名前出すと困るかと…」
「ちょ、息できない……」
あたしがひーひー言ってる横で
怒ったような顔をしてる天宮。
こうしてはっきりと面とむかって話すのは初めてだ。
:11/02/19 14:54
:840SH
:VlElYrtI
#44 [愛華]
「…天宮はなんであそこに?」
「たまたま通りかかったら、
外から警官と女の子がもめてる
のが見えまして。よく見たら
陽向さんだったので………」
「そっか。助けてくれて
ありがとう。助かったよ」
あたしがそう言うと、天宮は
初めて会った時のように
ゆっくり微笑んだ。
よく見たらちゃんと男だ。
(当たり前だけど…。)
:11/02/19 15:06
:840SH
:VlElYrtI
#45 [愛華]
大人っぽくて……
幸せそうなひと。
「それじゃ、あたし行くね」
「行くってどこにですか?」
「それは天宮には関係ない」
「関係ないとかそういう問題
じゃないで…………しょっ」
「…………いった!」
:11/02/19 16:21
:840SH
:VlElYrtI
#46 [愛華]
天宮に持ち上げられたあたしの腕に激痛が走る。
長袖のTシャツからは血が
じんわりとにじんでいた。
「この暑いのに長袖なんか変
だと思ったんですよ。
どうしたんですか、これ?」
「だから関係ないってば…」
「家で手当してあげますから。
来てください」
「余計なお世話」
:11/02/19 16:25
:840SH
:VlElYrtI
#47 [愛華]
あたしがそう言うと、天宮は
悲しそうな目であたしを見る。
べ、別にあたし間違ったことは
言ってないし…………
そんな目で見ないでよ。
「………だ、だいたいなんで
あたしにそんなかまうの?
赤の他人でしょ?あたしたち」
「……………」
:11/02/19 16:41
:840SH
:VlElYrtI
#48 [愛華]
「家出娘がめずらしい?
なんかいやらしいことしようとか考えてんじゃないのー?」
「……………」
笑えよ、馬鹿。
天宮の無言の圧力が重い……。
「………手当だけですから。
させてもらえますか?」
「……………やだ」
:11/02/19 16:49
:840SH
:VlElYrtI
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