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#126 [愛華]
「……そうです。天宮ですよ」
天宮は微笑んだ。
「……はぁっはぁっはぁっ」
「大丈夫ですか!?」
呼吸が上手くできない。
やば………………まただ。
天宮はあたしを抱きかかえると
丁寧にリビングにつれてゆく。
:11/02/26 00:13
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#127 [愛華]
天宮はあたしをソファに下ろすと
コップに水を汲んであたしの
もとに持ってくる。
「………飲めますか?」
「はっ……や……薬………」
「薬?薬があるんですか!?」
「部屋………」
意識が朦朧とする中で必死に
天宮に伝える。
:11/02/26 12:17
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#128 [愛華]
'
あたし、なにやってんだろ。
一人で勝手に苦しんで……
天宮は…………
こんなあたしは嫌い……?
:11/02/26 12:19
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#129 [愛華]
そこにいるのは誰?
お母さんなの?
違う………この匂い……
甘くてあたたかいにおい。
この知らない町であたしに
安らぎをあたえてくれた。
:11/02/26 12:26
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#130 [愛華]
誰でもよかったわけじゃない。
優しそうに笑うあなただから
抱きしめてくれたあなただから
「わがままを言ってもいい」
そう言ってくれたあなただから。
あたしは………
:11/02/26 12:30
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#131 [愛華]
「……………ん…」
「陽向さん…俺ですよ。
わかりますか………」
目を開けるとそこには天宮の顔。
「天宮……だよね…」
「はい」
「ひざ枕……恥ずかしい…」
「今さら何言ってんですか」
:11/02/26 12:36
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#132 [愛華]
安心したように笑う天宮。
それがあたしを安心させる。
時計を見ると2時半。
30分しか経っていなかった。
「薬……いつから飲んでたの?」
「半年くらい前………から
たまに。こうなった時に…」
「そうですか………」
「黙っててごめん………」
:11/02/26 12:44
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#133 [愛華]
あたしは天宮の頬についた傷に
ゆっくりと触れる。
触れた瞬間、天宮が少しだけ
ピクッと反応した。
「………引っ掻いてごめん…」
「こんなのどーでもいいです」
握られるあたしの手。
近くで見る天宮はすごく綺麗な
顔をしていて不謹慎にも
かっこいいと思ってしまった。
あたし………は。
:11/02/26 12:51
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#134 [愛華]
「天宮………?」
「なんですか?」
「あたしのこと、変だって
思った?おかしいやつだって」
「思うわけないでしょ」
「よかった………」
涙が自然に流れていく。
安心したのか、嬉しかったのか
自分でもわからないけれど……
:11/02/26 12:56
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#135 [愛華]
「……陽向さん………」
天宮のおでことあたしのおでこがくっつく。
いつもなら怒るけれど、今は
それが嬉しい。
「………どっか行ったり
しないでくださいね……」
「はい…………」
天宮がいるという安心感から
だんだん眠くなってくる。
:11/02/26 15:21
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