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#221 [愛華]
「はいはい」

「はは、なんか二人とも
兄妹みたいでいいねー!」

要君が白い歯を見せながら笑う。茶色の髪が光に透けて光っていたのが綺麗だった。


……兄妹かぁ……そう見てもらえるのなんか嬉しいなぁ。


「天宮、兄妹だって!!」

そう言って天宮を見ると、
なんか面白くなさそーな顔。

⏰:11/03/06 14:04 📱:840SH 🆔:l62WpSoY


#222 [愛華]
「あ、天宮どうしたの?」

「ん?いやなんでも!ほら、
はやくご飯食べましょう」


な、なんか………あたしと
兄妹に見られるの嫌なのかな。
それはつまり、あたしをまだ
家族としては認めていない、
という意味なわけで……。


『家族になりたい』って言った
のはあたしなんだから。
あたしが頑張らなきゃ。

ちょっとだけ傷ついた心に
言い聞かせるように心で呟く。

⏰:11/03/06 14:08 📱:840SH 🆔:l62WpSoY


#223 [愛華]
「ねぇ要!あたしと要も
兄妹みたいに見えるかなぁ?」

「いや、『兄妹』じゃなくて
『兄弟』だろ?」

「要ひどっ!」

「間違いは正さなきゃな!」


プゥと頬を膨らませる皐月ちゃんの頭を笑いながらなでる要くん


二人は兄妹というよりも……

⏰:11/03/06 14:16 📱:840SH 🆔:l62WpSoY


#224 [愛華]
「……ね、天宮」

「どうしたんですか?
そんな小さい声で………」

「皐月ちゃんと要君ってさ、
もしかして恋人どおし?」

「はぁ?まさか。いい友達って
だけですよ」

「そうなんだ……なぁんだ…」

「急にどうしたんですか?」

「いや、仲良さそうにする二人が恋人みたいに見えたから…」

⏰:11/03/06 14:20 📱:840SH 🆔:l62WpSoY


#225 [愛華]
ちょっとガッカリしながら
天宮お手製のコロッケを頬張る。
次の卵焼きに箸を伸ばそう
とした時。


「………自分のことには鈍感な
くせに周りには敏感に反応する
んですね………チッ」


………ん?


「天宮、今のどういう意味?
しかも舌打ちしたでしょ」

⏰:11/03/06 14:27 📱:840SH 🆔:l62WpSoY


#226 [愛華]
「なんのことですか?」

「……いや、ばっちり聞こえて
たから。アンタたまに性格
変わるよね……なんで?」

「さーぁね」


ぷいと顔を背けてお昼ご飯を
再開する天宮。
後ろでは要君と皐月ちゃんが
楽しそうに話している。



………あんな風になりたいな。
ていうか本当に恋人みたいだ。

⏰:11/03/06 14:32 📱:840SH 🆔:l62WpSoY


#227 [愛華]
天宮は………どうなんだろう?
学校での天宮を知らないから…。


好きなひとはいるのかな?
彼女がいたりするのかな?


あたしにしてくれたみたいに


強く、抱きしめたりするのかな。



胸がキュッと締まった気がした。

⏰:11/03/06 14:35 📱:840SH 🆔:l62WpSoY


#228 [愛華]
「あ、陽向!あたしたち次
家庭科だよ。早く行かなきゃ」

「え?あ、うん!」


あたしは最後のひとくちを
口に入れると、慌ててお弁当を
包みはじめた。


「次家庭科なんですか?」

「うん、ケーキつくるんだ」

「つくったやつ、下さいね」

「へ?」

⏰:11/03/08 21:52 📱:840SH 🆔:Cm3N/Fw6


#229 [愛華]
「甘いの好きなんで」

「へぇー知らなかった。
いいよ。天宮にあげるよ」

「期待してます」



「陽向ー!はやくー!」

「はぁい!」


急かす皐月ちゃんに返事をして
扉に走り出した。

⏰:11/03/08 21:56 📱:840SH 🆔:Cm3N/Fw6


#230 [愛華]
'







甘くていいにおいが調理室に
立ち込める。
こんがりと焼けたケーキに
甘さ控えめの生クリームを絞り
仕上げにイチゴを飾る。


「ふわぁー陽向上手だねぇ」

「料理は慣れてるんだー」

⏰:11/03/08 21:59 📱:840SH 🆔:Cm3N/Fw6


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