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#447 [愛華]
あいつのことを考えている時に
来たから、ちょっと焦る。
でも大丈夫。上手く笑える。
「天宮の応援は?」
「うん、これから行くんだ」
「そっか」
大丈夫。 笑、える……
:11/05/15 09:32
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#448 [愛華]
「………その前にね、
松矢君に言いたいことがあって」
「俺に?えーなになに?
愛の告白?だったら嬉しいな」
「真面目に聞いてよね」
あぁ………なんで君は。
こんなにあいつに似てるんだ。
茶化す俺をあしらったり
優しく諭すように笑ったり
:11/05/15 09:35
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#449 [愛華]
いなくなった君がそこにいる。
それが少し嬉しかった。
ちょっとずつ、ちょっとずつ、
心を開いていってくれた。
『友達』と言ってくれるように
なった。
笑ってくれるだけで
心が救われた気がした。
:11/05/15 09:40
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#450 [愛華]
’
「………無理に笑わないで」
「え………?」
「あたしは松矢君の友達でしょ。友達の前では作り笑いとか
しないものなんじゃないの?」
:11/05/15 09:42
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#451 [愛華]
そして、どこまでも真っ直ぐ。
大事なことには鈍感で
でも痛みには敏感で
あいつとは正反対のはずなのに。
「なんか、丸くなったね陽向」
「え…あたし太った!?」
:11/05/15 09:46
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#452 [愛華]
「いや、そーじゃないよ。
なんか雰囲気がさ」
「そうかな…」
「うん。だって最初のころは
『あんたとは仲良くしたくない』みたいなこと言われたし」
「えっ……そうだっけ」
「うん。めちゃ傷ついた」
「ご、ごめん………でも今は
友達だからね!」
:11/05/15 09:50
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#453 [愛華]
友達か。
「……うん、ありがとう」
俺は小さな声で呟いた。
ちょっと泣きそうだったから。
どんだけ弱ってんだ、俺。
「あ、あとね」
「うん」
そこから先の言葉は出ずに、
陽向はもじもじとしている。
:11/05/15 09:55
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#454 [愛華]
「なに、言ってよ」
俺がそう言って微笑むと、
陽向はたっぷり間をとって
俺を見つめた。
「あたしは、松矢君の大切だった人にはなれないから。
あたしはあたしとして
松矢君に接するからね!」
「は?」
:11/05/15 10:02
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#455 [愛華]
「それだけっ」
「え、それだけ?」
「それだけだよ!」
陽向は恥ずかしそうに言う。
なんだ、言いたいことって
それかよ………。
なんか、笑えてきた。
:11/05/15 10:07
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#456 [愛華]
「はははっ」
「な、なんで笑うの!」
だって、だってさ。
多分陽向のことだから
きっとこのことでいっぱい
悩んでたんだろうな。
ちょっとでも俺のこと
考えてくれてた。
なんでこんなに嬉しいんだ。
そんなのもう決まってる。
:11/05/15 10:12
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