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#449 [愛華]
いなくなった君がそこにいる。
それが少し嬉しかった。



ちょっとずつ、ちょっとずつ、


心を開いていってくれた。
『友達』と言ってくれるように
なった。




笑ってくれるだけで
心が救われた気がした。

⏰:11/05/15 09:40 📱:840SH 🆔:XXvk60PI


#450 [愛華]







「………無理に笑わないで」

「え………?」





「あたしは松矢君の友達でしょ。友達の前では作り笑いとか
しないものなんじゃないの?」

⏰:11/05/15 09:42 📱:840SH 🆔:XXvk60PI


#451 [愛華]
そして、どこまでも真っ直ぐ。


大事なことには鈍感で
でも痛みには敏感で



あいつとは正反対のはずなのに。




「なんか、丸くなったね陽向」

「え…あたし太った!?」

⏰:11/05/15 09:46 📱:840SH 🆔:XXvk60PI


#452 [愛華]
「いや、そーじゃないよ。
なんか雰囲気がさ」

「そうかな…」

「うん。だって最初のころは
『あんたとは仲良くしたくない』みたいなこと言われたし」

「えっ……そうだっけ」

「うん。めちゃ傷ついた」

「ご、ごめん………でも今は
友達だからね!」

⏰:11/05/15 09:50 📱:840SH 🆔:XXvk60PI


#453 [愛華]
友達か。



「……うん、ありがとう」


俺は小さな声で呟いた。
ちょっと泣きそうだったから。
どんだけ弱ってんだ、俺。



「あ、あとね」

「うん」


そこから先の言葉は出ずに、
陽向はもじもじとしている。

⏰:11/05/15 09:55 📱:840SH 🆔:XXvk60PI


#454 [愛華]
「なに、言ってよ」


俺がそう言って微笑むと、
陽向はたっぷり間をとって
俺を見つめた。





「あたしは、松矢君の大切だった人にはなれないから。

あたしはあたしとして
松矢君に接するからね!」

「は?」

⏰:11/05/15 10:02 📱:840SH 🆔:XXvk60PI


#455 [愛華]
「それだけっ」

「え、それだけ?」

「それだけだよ!」



陽向は恥ずかしそうに言う。



なんだ、言いたいことって
それかよ………。



なんか、笑えてきた。

⏰:11/05/15 10:07 📱:840SH 🆔:XXvk60PI


#456 [愛華]
「はははっ」

「な、なんで笑うの!」



だって、だってさ。
多分陽向のことだから
きっとこのことでいっぱい
悩んでたんだろうな。


ちょっとでも俺のこと
考えてくれてた。


なんでこんなに嬉しいんだ。


そんなのもう決まってる。

⏰:11/05/15 10:12 📱:840SH 🆔:XXvk60PI


#457 [愛華]
「………陽向」

「はい?」

「好きだよ」

「え?」


風に押されるように手を伸ばし
ゆっくりと抱きしめ、
罪悪感の中で温もりを確かめる。



もう、どっちでもいいや。

⏰:11/05/19 07:36 📱:840SH 🆔:GO.aHjsg


#458 [愛華]
「ま…………つやくん」

「嘘。冗談だよ。でも
ちょっとだけこのままでいい?
疲れて少し具合悪いんだ」



そう言って力を腕にこめる。


きっと陽向は困った顔してる。
それがわかっていながらも
離そうとは考えない。


我ながらひどい男だ。


それでも。

⏰:11/05/19 07:41 📱:840SH 🆔:GO.aHjsg


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