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#460 [愛華]
あいつに似ているのか
似ていないのか


もう、どうでもいい。






ただ君が欲しいんだ。




心の中に浮かぶのはあいつでは
なくて全部陽向の笑顔だった。

⏰:11/05/20 19:50 📱:840SH 🆔:wuKfRNF2


#461 [愛華]












結局、陽向さんは応援には
来なかった。
皐月の話によると、いつのまにかいなくなったらしい。

まぁ陽向さんが急にいなくなる
のは今に始まったことじゃない。

⏰:11/05/20 19:53 📱:840SH 🆔:wuKfRNF2


#462 [愛華]
でもやっぱり心配だ。
松矢の話を聞いてから……。


もしかして陽向さん、
松矢に会いにいったのかも。



ふいに階段を上る足が止まる。
同時に心に広がるモヤモヤした
黒くて重いなにか。



「………重症だな俺……」

⏰:11/05/20 19:56 📱:840SH 🆔:wuKfRNF2


#463 [愛華]
自分の独占欲の強さに少し
呆れながら、頭を抱えてまた
階段を上り始める。


………ん?誰だ?



人の気配を側に感じ、顔を上げる

松矢と俺って、階段に縁が
あるのかもしれないと思った。



「……松矢……」

⏰:11/05/25 07:19 📱:840SH 🆔:UzPnpCiE


#464 [愛華]
怠そうにどこか一点を見つめ、
階段に座ったまま動かない。

でも俺の声で我にかえったのか、
ゆっくりと視線だけをこっちに
向けた。


真っすぐで曇りのない。
まるで何かを決心したかのような

そんな目。



「陽向なら、庭にいるよ」

⏰:11/05/25 21:09 📱:840SH 🆔:UzPnpCiE


#465 [愛華]
「……なんでんなこと……」

「さっきまで一緒だったから」


そう言って微笑む松矢。


色々言いたいことあるけど
一言で言えば……


ムカつく。




「あ、そう。ありがとう」

「どーいたしまして」

⏰:11/05/25 21:12 📱:840SH 🆔:UzPnpCiE


#466 [愛華]
「…………」

「なに、まだなにか?」

「いや、てゆーかさ。


お前になにがあったかなんて
知らないしどーでもいいけど。

お前が陽向さんを陽向さんとして見てないなら。

俺は負ける気しないから」


松矢の目が少しだけ、
ほんの少しだけ鋭くなった。

⏰:11/05/25 21:19 📱:840SH 🆔:UzPnpCiE


#467 [愛華]
「負けるってなに?なんの話?」

「しらばっくれんなよ」


「あぁ、そうか。天宮は
勝負のつもりなんだね。

だとしたら何?
陽向は勝った時の景品って訳?」

「………なんだと?」


陽向さんが景品………?
んなわけないだろうが。

⏰:11/05/25 21:24 📱:840SH 🆔:UzPnpCiE


#468 [愛華]
そう言いたかったけど、
言葉にならなかった。


松矢が勝ち誇ったような目で
俺を見つめていたから。



「俺は勝負してるつもりない。
ただ欲しいものの為に頑張る。

俺なりのやり方で」



松矢はそれだけ言うと
やっぱり怠そうにしながら
階段を下りていった。

⏰:11/05/25 21:27 📱:840SH 🆔:UzPnpCiE


#469 [愛華]
「…………天宮……?」


沈黙を破る小さな声。顔を
上げると、階段の上から不安そうに俺を見る陽向さんがいた。



……嘘つきやがったな松矢。



「陽向さん、こんなとこで
何してるんですか?みんな
ソフトの決勝見にいってますよ」

「そっか、だから校内に誰も
いないんだ……忘れ物を教室に
取りに来たんだ。

⏰:11/05/25 21:33 📱:840SH 🆔:UzPnpCiE


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