*トワイライト・ゾーン*
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#91 [スピーディー]
「どれくらい体重が減った?」

「ユ―タ、痩せることとお金持ちになることは、どこまで行っても行きすぎってことはないのよ」

そう言って、ユ―タに笑いかけた。

⏰:11/02/22 02:46 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#92 [スピーディー]
その弱々しい、歪んだような笑いが、ユ―タの知りたかった真実を、如実に物語っていた。

⏰:11/02/22 02:47 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#93 [スピーディー]
「ママ― 」

「もうその話はなし。 大丈夫だといったら、大丈夫なの。」

「でも― 」

「それよりFMでジャズでもしてないかしら」

⏰:11/02/22 02:49 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#94 [スピーディー]
やがて夜空に、ローラー・コ―スタ―の巨大な骨格が見えてきて、つぎには四方にひろがる少し古びたホテルがあらわれた。

これでも家と呼ぶことができるとするなら、二人は家に着いたのだった。

⏰:11/02/22 02:51 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#95 [スピーディー]
トニ―はペンキが剥げかかったア―ケ―ドの建物の外で、桟橋に膝をついていた。

ふといコ―ドに絶縁テ―プを巻きつけていたのだが、頭がほとんど桟橋にくっつきそうなくらい前屈みになっているので、

⏰:11/02/22 13:09 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#96 [スピーディー]
痩せた尻をつつんでいるグリーンの作業ズボンの、擦り切れた尻当ての部分がうしろに突き出している。

ユ―タはそのトニ―を見たとたん、いったい何を話したらよいのか、そもそも何か話す気でここへきたのかどうかさえ、わからなくなってしまった。

⏰:11/02/22 13:12 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#97 [スピーディー]
トニ―は黒い絶縁テ―プを、コ―ドのまわりにもう一回りさせてから、よし、というように頷くと、作業シャツのポケットからナイフを取り出し、外科医のようにあざやかに、テ―プをスパっと切った。

⏰:11/02/22 13:14 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#98 [スピーディー]
ユ―タはできればいますぐここから逃げだしたい、という気持ちに駆られた。

トニ―の仕事の邪魔になるだけじゃなく、トニ―がかりにも力になってくれるだろうと考えたことだけでも、ばかげていると思った。

⏰:11/02/22 13:16 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#99 [スピーディー]
古びたいつ稼働するかわからない遊園地の雑役をしている年老いた黒人に、いったい何ができるというのか。

そのとき、トニ―が振り向き、ユ―タの姿をみると、笑うというのではなくて、いかにも、よくきた、という温かい表情をしてみせた。

⏰:11/02/22 13:19 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


#100 [スピーディー]
それでユ―タは、少なくとも邪魔ではないのだ、ということを知った。

「やあ、風来坊」

と、トニ―は言った。

「もうここへは来ないつもりかと思ってたところだぜ。 おたがい友だちになったばかりなのにな。

また会えてよかった」

「ええ。ぼくも」

⏰:11/02/22 13:23 📱:SH07B 🆔:☆☆☆


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