*トワイライト・ゾーン*
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#491 [スピーディ]
どうにか膝をつき、やっとの思いで立ち上がる。
荷馬車が一台、ガラガラと音を立てながら、ほこりっぽい道をこちらに向ってやってきた。
:11/04/07 23:32
:SH07B
:☆☆☆
#492 [スピーディ]
その御者がじろじろと彼のほうを見ている。
顎ひげを生やし、体形も大きな男だった。
ユ―タはかるく会釈しながら、相手をできるだけよく観察しようとした。
:11/04/07 23:34
:SH07B
:☆☆☆
#493 [スピーディ]
まっすぐ体を伸ばすと、もう気分は悪くなかった。
それどころか、東京を離れて以来、こんなにいい気分になったのははじめてだった。
:11/04/07 23:36
:SH07B
:☆☆☆
#494 [スピーディ]
心も不思議なくらい体と調和して、バランスがとれている感じがした。
テリトリーの暖かいそよ風が、やさしく頬をなでる。
:11/04/07 23:37
:SH07B
:☆☆☆
#495 [スピーディ]
ユ―タは両手で顔をおおって、初めて目にするテリトリーの住人を指の間からのぞいて見た。
御者が話しかけてきたら、なんと答えればよいのだろう。
:11/04/07 23:39
:SH07B
:☆☆☆
#496 [スピーディ]
御者はユ―タから目を離し、馬に鞭をいれ、ユ―タの目の前を通りすぎていった。
荷台には生の肉塊やチ―ズの山が積まれていた。
それらが混じった強烈な臭気がユ―タの鼻を襲った。
:11/04/07 23:44
:SH07B
:☆☆☆
#497 [スピーディ]
そして、荷馬車が通り過ぎていった道のまんなかに立って、ユ―タは荷馬車が坂を登ってゆくのを見送った。
それからそのあとを追って、北へと歩きだした。
:11/04/07 23:46
:SH07B
:☆☆☆
#498 [スピーディ]
坂道を途中まで行ったころ、大きなテントのてっぺんがそびえているのが見えてきた。
あれがめざす場所なのだろう、と思った。
:11/04/07 23:51
:SH07B
:☆☆☆
#499 [スピーディ]
この前の時に足を止めたクロイチゴの茂みを通すぎた。
さらに先へ進むと、テントの全体が見えてきた。
:11/04/07 23:53
:SH07B
:☆☆☆
#500 [スピーディ]
それは四方に広がった、まさに巨大な天幕で、左右に長い翼が伸び、門と中庭まであった。
まるでちょっとした小さな宮殿だと思った。
:11/04/07 23:55
:SH07B
:☆☆☆
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